【ソーイング】小さなレディの発表会ドレスづくり。黒のシースルーとやわらかなピンクで親子の“いま”を一枚に。
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050 むらゆか
2025.07.31 更新日:2025.08.01
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こんにちは。むらゆかです。
今年も、娘のピアノ発表会の季節がやってきました。
1年に1度の舞台。
少し緊張して、でもワクワクして、背伸びをしたくなるようなそんな日のために、今年もドレスを仕立てました。
毎回違う成長や好みを感じながら、生地を選び、ミシンを走らせる時間が、今では私にとって大切な季節の行事になっています。
今年のテーマは「すこしお姉さん」
この1年で一段と成長した娘。
身長は10センチ近く伸び、話していると子どもだということを忘れてしまうほどしっかりと自分の意見を伝えられるようになってきました。
そんな娘に選んだ布地は、黒のチェック柄のシースルー生地。
去年だったらしなかったチョイスだけど、透け感と繊細なチェック模様が上品で、子どもっぽくなりすぎない感じが今の娘に合っている気がして選びました。
こんな生地が似合うようになるほど成長したんだなぁとしみじみ。
でも、そのままだと透けすぎてしまうので、裏地にはくすみがかったやさしいピンク色を合わせることにしました。
この色合わせによって、黒の大人っぽさとピンクの可愛らしさが、ちょうどいいバランスに。

ふんわりとピンクがのぞく感じが理想通りの組み合わせとなりました。
デザインはすっきりとしたノースリーブ。後ろ姿のリボンがポイント。
デザインはすっきりとしたノースリーブに。

スカート部分はタックを入れてやや広がりのあるAラインにして、座ったときにも美しく、舞台で演奏する姿が映えるように仕立てました。
首まわりと袖ぐりは黒のバイアステープでアクセントになるように。
そして、今回のポイントは、後ろのリボン。

背中に開きを作って、そこに共布のリボンを結ぶデザインにしてみました。
結び方ひとつで印象がガラッと変わるので、ちょっとだけ緊張しながらも「この位置かな?」と微調整。
甘すぎず、それでいて可愛さはしっかり残る、そんな後ろ姿に仕上がったと思います。
制作時間はトータルで約4時間ほど。
前日に型紙から縫製まで一気に進めました。
手作りだからこそ、布は無駄にしたくない。余った生地でお揃いのバッグ作り。
そして、今年はちょっとしたおまけ付き。
余った生地で、小さなおそろいバッグも作ってみました。

巾着タイプで、中にはハンカチとティッシュを入れられるくらいのサイズ感です。
発表会当日、ドレスと同じ生地のバッグを大事そうに腕にかけている姿が、なんとも愛らしくて。
「このバッグおきにいり~!」と、にこにこ顔の娘にこちらまで嬉しくなりました。
ステージの上での演奏はほんの数分。
けれど、そこに向けた準備や、小さな達成の積み重ねがあっての一瞬です。
その時間をドレスづくりというかたちで寄り添えたこと、そして娘が喜んでくれたことが、何よりのご褒美でした。
次はどんなドレスが似合うようになっているのか。
今から楽しみです。
050 - むらゆか
主婦 / 東京都 / LEE100人隊
37歳/夫・娘(6歳)・息子(2歳)/手づくり部・料理部・美容部/三度の飯より料理好き。日々、家族の「おいしい!」のために時に手を掛け、また時には手を抜きつつ楽しみながら作っています。毎日の献立や子どもたちと作る工作、また趣味の洋裁について書くことが多いです。気負わず自分らしくゆるっと丁寧な暮らしを実践中。
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