【 群馬県・館林 / 彫刻家 はしもとみお木彫展 】美しい命の形にふれてきました

8月になりましたね。

息子は小学校最後の夏休みになるので、せっかくだから何か特別な体験をさせてあげたいと思っていたのに、連日の猛暑に負けてしまい気づけば家でのんびり過ごす日が多くなっています。

それでも涼しい美術館や博物館などで今さまざまな展示も開催されているので、興味がある展示にはできるだけ連れて行きたいと、先日群馬まで家族で見に行ってきました。

群馬県立館林美術館

はじめて訪れたのですが、「水面に浮かび上がる島」をイメージされいるそうで水と緑が美しく、美術館の建物へのアプローチはカーブを描いていてとっても美しかったです。

館内からもこのカーブが美しい。

今回の「はしもとみお木彫展」での撮影は可能でしたが、館内一部撮影が制限されているところもありましたので、訪れる際はご注意されながらお楽しみください（入館の際にスタッフの方からもお話があります）

彫刻家、はしもとみおさん

はしもとみおさんは、生きものたちの姿を木彫り作品で表現されている彫刻家です。

その生きものたちは「どこかにいる生きもの」ではありません。

命を持つ者たちはいろんな顔をしていて、いろんな姿形、誰一人同じではなく、それぞれの美しさを持ったこの地球に生きていた(いる)命の形で、たくさんの人に知ってもらいたい命の形を届けたいという想いから続けているそうです。

はしもとみおさんの愛犬の月くん

その１つ１つが本当に今にも動き出しそうなくらいリアルで、同じ犬や猫でも色んな表情をしていて、とても細かに彫られ表現されていることに感動しました。

本物にしか見えなかったカメさん

写真に写っている肉球のマークがある展示には実際に触れることもできるので、子ども達とそっと手を伸ばし触れてみると、木の温もりがじんわりと伝わってきて本物の命にふれているような錯覚に。

私たちに寄り添ってくれるような、とても愛らしい生きものたちに心癒されました。
みおさんの愛情が感じられた気がします。

福岡県にある猫の島といわれる相島で出会った猫ちゃんたち。（写真は2匹ですがまだまだいます）

多摩動物園に住むオラウータンのキューさん。
もし行かれる方がいましたら、このキューさんの裏側もよく見てくださいね！(ある生きものが…！）

まだまだ他にも大きなものから小さいものまで、たくさんの生きもの達の彫刻が暮らす様々な風景ともに展示されていて、もっと写真とともにご紹介したいくらいです。

楽しみにしていた新作の彫刻

今回１番見たかった新作の彫刻があったんです。
それは昨年の家族旅行の際に訪れた三重県の鳥羽水族館にいる、ラッコのメイちゃん＆キラちゃん！

まわりには海の生きものの彫刻もたくさんありました

実際に自分の目でも見たことがあるモデルとなったその生きものの彫刻を見られたのはまた感動！
２匹並んだ姿がとーっても可愛かったです＾＾

メイちゃん＆キラちゃんの後ろで同じポースをとって記念撮影されている方もいらっしゃいました＾＾

みおさんが実際に鳥羽水族館へ足を運んで、ラッコの水槽の前でスケッチをしている時の動画も見ることができます。あんなに動き回るラッコさんのスケッチをしていたみおさん、凄い！！

この彫刻は日本各地を巡回するそうなので、お近くの際には皆さんぜひ見に行ってみてださい♩

おかえり、クドリャフカ

これはクドリャフカ（ライカ犬）の彫刻です。

1957年11月3日、ソビエト連邦が史上初めて宇宙に送った犬、それがこのワンちゃんでした。

そして地球には帰ってきませんでした。

高校生の娘は学校の授業で知っていたと言ってたのですが、私はこの展示で初めて知りました。

この空を見つめるクドリャフカの瞳が忘れられず、帰宅してから当時のことを調べてみると、想像していたよりもとても可哀想で苦しかったです。

この絵にも心奪われてしまいました

宇宙から帰ってきたクドリャフカに「おかえり」と声を掛けてあげたいという、みおさんの願いが込められているそう。

私はこの空間がとても印象に残り、会期中にチャンスがあればまた会いにいきたい、そう思える特別な作品でした。

このドンくんのお顔がなんとも愛くるしい
私はこのドンくんにも魅了されてしまいました

展覧会最後のお部屋には、はしもとみおさんが23才の時に親友に送ったペン画の絵日記「明日幸せになれますように」の原画も飾られていて、それについては会場で購入した書籍とともに（他に購入したものも）また次のクリップでご紹介したいと思います。

記念にスタンプを押せる場所もあったよ

9月23日まで群馬県立館林美術館にて開催されていますので（なんと小中学生は無料で、大人830円・大高生410円！）ぜひ夏休みにおすすめしたいです＾＾

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