おでかけ部

【夏休み】トーハクキッズデー@東京国立博物館に行ってきました!

  • 053 ブルー

2025.08.01

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こんにちは!
053 ブルーです。

子どもの夏休み真っ只中ということで、皆さんいかがお過ごしですか?
私は子どもの予定、宿題、自分のやるべきことを、パズルのように組み合わせながら
毎日を過ごしているところです…!

そんな夏休みのある日、
私が大好きな東京国立博物館(@上野)で、子ども向けのイベント「トーハクキッズデー」が開催されていたので、5歳の娘と一緒に行ってきました♪

※写真撮影可の展示のみ、撮影・掲載しています。

「トーハクキッズデー」とは?

東京国立博物館(以下「トーハク」)で夏休みに毎年開催されている「トーハクキッズデー」!
展示品を子どもにもわかるように解説をしてくれたり、
親子向けの特別展やワークショップが開催されていたり、
子どもたちが日本美術に気軽に触れられるイベントです!

毎年行われているようですが、開催年によって時期も回数も異なっているようです。

開催日数日前にそのイベントの存在を知り、急遽5歳の娘と一緒に行ってみることにしました。

大人も勉強になる「ギャラリートーク」

展示されている作品を学芸員さんが子ども向けに解説してくれる「ギャラリートーク」が、
1日の間に何度も実施されていました。
娘が参加したのは、
「金工動物園」と
「仁王像をみてみよう」の2つのギャラリートーク。

5歳の子どもにもわかるように易しい言葉で丁寧に解説してくださるのですが、
内容は大人の私も「へ~!」と勉強になることばかりでした!

「金工動物園」では金属で作られた動物にまつわる展示品がずらり。
鋳造・鍛造の違いや、
作品のモデルとなっている動物について解説してくださったり

これは何の動物…?(よく見ると顔が!)

本館入口近くに展示されている、迫力満点の仁王像。
そもそも仁王像とは誰の姿なのか、
どのような道のりを経てトーハクに展示されるようになったか、などを解説してくださいました。

写真下の娘は仁王像の〇と同じポーズをしているところ

私も知らなかったことをたくさん学べた、とても貴重な機会になりました!

今後も金属で作られた工芸品や、お寺で仁王像を見るたびに、
「トーハクでこんな説明聞いたよね!」と娘と盛り上がりそうです♪

親子特別展示「仏さまのかたち」

博物館敷地内にある平成館では「親と子のギャラリー 仏さまのかたち」が
夏休み中開催されています。

威厳に満ちた仏さまの姿は、
子どもにとっては少しとっつきにくさを感じてしまうかもしれません。

ただこの展示ではまず、「この仏さまをどのように描いたのか」という点に着目。
お手本の上に透ける油紙を重ねて、線をなぞって描いていたということで、
娘も「私もたまにするよね!」と急に親近感がわいた様子。

ここに展示されている仏さまや、仏さまがのっている孔雀が
本館の常設展やぬり絵コーナーでも登場。
娘は「さっき見たよね!」と点と点がつながったような、ひらめいたような表情をしていました。

教科書で見た、あの土偶!

また平成館の常設展示も観て回ったのですが、
ちょうど重要文化財「遮光器土偶」も展示されていたので私は大興奮!(※2025年9月1日まで展示予定とのこと)

こちらは本館に展示されてあった手に取れるレプリカ。平成館には本物が展示されていました!!

娘はイマイチピンときていませんでしたが、
こういった「教科書で見たことのある」本物の作品にたくさん出会え、
ミーハー気分で楽しめるのがトーハクのすごいところ!



まるで謎解き!作品を自然とじっくり観賞できる「これな~んだ」

一番娘と盛り上がったのは展示室18で行われていた「キッズ18室へ、これな~んだ!」

まず職員さんの持っている袋から「くじ」を引きます。
くじとは、「ある作品の一部」が写った小さな紙。
展示室18内にある作品たちの中から、自分の引き当てた「くじ(作品の一部)」がどの作品のものなのか
歩いて観て探す、という内容です。

引いた時、職員さんから「一番難しいカード!」と言われた1枚

くじに写る作品の一部から特徴を捉え「絵画か?陶器か?銅像か?」「カエルの脚らしきものが見えるね」と推測しながら探す作業は、まるで謎解きゲーム!
自ずと答えではない作品もじっくり観賞できます。

正解の作品を見つけゴールに持って行くと、その作品の説明カードがもらえます。
全部で5種類あり、2種類以上正解するとカードをまとめるリングももらえました♪

おそらくこういったワークショップ(?)がなければ
我が子はこの展示室18の作品を「行こうよー!」とろくに観賞せずに進んでいたと思います。
時間の関係上くじは2枚しか引けなかったのですが、娘は「もっとくじ引いて探したかったー!」とクレームが出るくらい楽しんだようです♡
帰りの電車の中でも、嬉しそうに解説カードを読んでいました。

子連れにありがたい…!休憩&飲食スペース

本館地下1階は休憩スペースがあり、この日はキッズスペースとして開放されていました。
持ち込みの食事ができるようにテーブル&椅子、またスペース近くにはゴミ箱まで(※個人的にここはすごくありがたい!)設置されています。
キッズデーということで、この日は少し遊べるスペースも準備してくれていました。

私とも娘も、休憩スペースで上野駅で購入したパンなどをいただきました♪

上野駅構内はお弁当やパン、おにぎりなどテイクアウトグルメが大充実!
駅で購入したものを博物館内の飲食スペースで食べれば、気兼ねなく上野グルメを堪能できるので、幼い子連れにはかなりありがたいサービスでした♡

ふらっと参加で楽しめる!トーハクキッズデー

初めて参加した「トーハクキッズデー」。
5歳の娘も楽しめるかな…?と少々不安ではあったのですが、
親子ともども無理せず、最後まで興味を持って参加できる仕組みになっていました!

振り返ってみて、トーハクキッズデーは、
「もっと知りたいな」という好奇心を芽生えさせる最適なボリュームだったと実感しています。

たくさん催しがあるとつい欲張って疲れてしまうし、
イベント時間が長いと幼い子はぐずってしまいがちですが、
わかりやすいギャラリートークは基本15分間!

同じギャラリートークが1日に2度開催されていたり、
「いつ来てもOK」型の謎解きやぬり絵のような催しのおかげで、
イベント参加のために早くから来たり、長時間並ぶということは一切ありませんでした。

上でも掲載している遮光器土偶のレプリカ。中身はどうなっているか?を説明してくれました

事前準備は特に必要なくふらっと参加できるのに
内容一つ一つが濃くてとても充実しているので、
帰りの疲労感は暑さによる(それも移動中のみ)ものだけで、親子ともども「楽しかったね!面白かったね!」と満足感いっぱいのイベントでした。

キッズデーとはいえ、もちろん子連れ以外の他のお客さんも入ることができます。
通常のトーハクに溶け込むように開催することで、「聞いた話をきっかけに他の作品に触れて、日本美術や歴史に興味がもてますように」というメッセージが感じられました。

通常展も一部まわったのですが、キッズデーイベントで聞いたお話のおかげで、5月に来た時よりもはるかに娘は関心をもって観賞していました!

デジタルツールでアートに触れられる「日本美術のとびら」は通常展!

好奇心をくすぐられる「トーハクキッズデー2025」は
子どもの美術への興味有無に関わらず親子で楽しめる、そして「もっと知りたい」という気持ちを引き出してくれるイベントでした!
「美術とか興味ないし…」と思っているであろう息子は今回不参加だったので、もったいなかったなぁと改めて痛感中。トーハクではキッズデーでなくとも、頻繁に子ども向けのイベントを開催しているようなので、ぜひ次は息子も一緒に行ってみたいと思います♪

053 - ブルー

主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊

38歳/夫・息子(9歳)・娘(5歳)/料理部・美容部/岡山県出身・神奈川県在住。パン屋さんめぐり、旅行&お土産を買うこと、美術鑑賞(特にゴッホの作品)が趣味。きれいめカジュアルを軸に「自分にとって心地いいファッション」を模索中。子どもたちとのお出かけ&旅行、おいしいもの、ファッション、自分の心が動いた出来事。丁寧な生活とはほど遠いバタバタな毎日の中で見つけた「あ、これいいな」と感じたものを、皆さんと共有したいと思います。3年目もどうぞよろしくお願いします!身長156cm&イエベ秋。

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