【マルタ親子留学】映画「ねこしま」の奇跡。サルヴュジルソンさんと過ごした忘れられない午後

こんにちは、082ひでみんです。

前回のブログでは、映画「ねこしま」のロケ地、
セントジュリアンにあるオーストラリア料理店へ向かったお話を綴りました。

そして今回は…
まさかの“映画に登場したご本人”に出会えるという、奇跡のような出来事を記録したいと思います。

※ブログに登場する方には、掲載の許可をいただいております。映画の内容や登場された方々とのやりとりについては、私自身の記憶や解釈に基づいて綴っています。もし事実と異なる点や解釈の相違などがありましたら、どうかご容赦くださいませ。

アポなしの訪問から始まった、思いがけない出会い

映画「ねこしま」に登場していた漁師（！？）・サルヴュジルソンさん。
映画の中でインタビューを受けながら、猫たちのことを語っていた姿がとても印象的でした。

ロケ地めぐりを終え、満ち足りた気持ちで道路に向かっていたそのとき——
地元の漁師さんらしき方に、ダメ元で声をかけてみたのです。
「映画に出ていた、サルヴュジルソンさんをご存知ですか？」

すると、まさかの「知り合いだよ」とのお返事！
さらにその場でサルヴュジルソンさんに電話をかけてくださって…

数分後、サルヴュジルソンさんが実際に来てくれることに！
待ち合わせ場所に現れた彼は、私たち親子に笑顔でハグをしてくれました。

アポなしの訪問だったのに、こんなにも温かく迎えてくれるなんて。
繋いでくれた漁師さんの親切さにも、感謝してもしきれません。

猫と彼との絆、そして連鎖する優しさ

その後、サルヴュジルソンさんは猫たちに餌をあげる様子を見せてくれました。
私たちにはそっぽを向いていた猫たちが、
彼が声をかけると一斉に彼の元へ寄っていく姿に、胸がじんとしました。

猫たちとの信頼関係。
長年お世話をしてきた彼だからこそ築ける絆に、映画では描ききれないリアルを感じました。

映画に出ていた3本足の猫・ナーヌには会えませんでしたが、片目の猫にはこの場で再会できました。
ナーヌは、今は別の場所で仲間と一緒に暮らしているそう。
その様子をスマホの動画で見せてくれたのも、彼のやさしさでした。

画面越しの出会いに感激。ローザさんとの特別なひととき

そのあとサルヴュジルソンさんはなんと、映画にも登場した“猫の村”のおそらく現在の姿を見せてくれたのです。

「どこにあるんだろう…」と探していた場所。
しかもそこで、猫の村を守っていたローザさんともテレビ電話で繋いでくださり、
画面越しに言葉を交わすことができました。

次々と起こる親切と奇跡に、心が追いつかない——
それほどに、温かい時間でした。

最後のひとときに、そっと注がれた優しさ

サルヴュジルソンさんは最後に「何か飲もう」と
行きつけの小さなバーのようなお店に立ち寄ってくれ、私や息子と乾杯。

彼はアルコールを「これは僕の薬なんだよ」と笑いながら、
マルタの炭酸飲料Kinnie（キニー）で割って飲んでいました。

案内までしていただいて「せめて飲み物代くらいは、サルヴュジルソンさんの分も払わせてください」と申し出ても、

彼はしずかに首を横に振り、
「（僕がもてなすから）飲むものを持っておいで」と何度も優しく言ってくださいました。

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サルヴュジルソンさん。
一緒に飲んだあのソーダの味、そしてあなたの優しさを
私たち親子は一生忘れません。

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今日も、優しさに出会える日でありますように☀️

082ひでみん

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