【甲状腺乳頭がん】術前と術後１ヵ月検診までの記録 -5-

仕事はいつからできる？

休みの期間のお給料は？

不安で調べたことなど

わたしの場合は甲状腺の半分を切除する手術でした。
１月の通院から５月の術前外来まで通院がなかったので
ネットで調べて復帰の目処をおおよそで勤め先と派遣会社に伝えました。

◾️職場復帰は退院後1週間（事務作業の場合）◾️
事務作業であれば退院後
1週間とのことでしたので
2週間のお休みをいただき
休みが延長になる場合もある旨を伝えてお休みの段取りを取りました。

■休みの期間のお給料■
３日以上のお休みをしたら４日目以降から休んだ期間までの傷病手当が適用になります。
満額は出ないけれどないよりはいいですよね。
書類の取り寄せと病院側の記入などが必要になるので
入院までに準備して
入院日に書類を預けました。
※保険会社の書類も調べて揃えて一緒に預けました。

入院前に

揃えて良かったもの

無印良品とセリアで準備しました

病院が遠方だったので
すべてリースにすることは決まっていましたが
それでも自分で用意しなければいけないものがあります。
※病院はリースの方が多く
みんな同じパジャマを着ていました。

院内では使わなかったけど
念のため購入した前開きのパジャマ
※自宅で大活躍でした

薄手ガーゼ 七分丈パジャマ

長かった

だんだん戻っていく実感があった

術後１ヵ月検診の記録

■退院後３日で病院に電話
切った部分ではなく少し上が鈍痛
飲み込みずらさと違和感が入院期間より増して
こどもにも心配され
「何かあれば連絡してください」の言葉を鵜吞みにし、病院に電話しました。

医師が対応してくれました。
切ったところだけでなく
全身麻酔の影響ではないこと
傷口の上のリンパ節なども取っているため
傷のところだけではなくその周りへの影響はあるということ
喉の違和感は個人差はあるが１年続く人もいるということ
傷口の赤みや腫れ、発熱などがなければ緊急性は少ないから様子見でいいということ。

聞いて安心しました。
まず、全身麻酔の影響ではないこと
傷口だけが問題ではなく
その周りの違和感は当たり前だということ
１年は続くということを知ることができて
不安がなくなりました。

退院後、１週間で予定通り職場復帰
術後、１ヵ月強で診察がありました。

傷はすごく綺麗。
テープの継続は任せます。
テープを外したら保湿をしてください。

切除した部位を写真で見せてくれました。
確定診断は乳頭がんで間違いありません。
半分切除した甲状腺の中に白い丸い石のようなものがありました。
わたし：「これが癌ですか？」
医師：「そう！これが癌の部分です。」
大きな丸の横に小さな丸がふたつありました。
医師：「画像診断の結果でもお伝えしたように、リンパ節への転移もありません」

医師：「一時的に甲状腺ホルモンの値が上がっていますが、時期に下がるので問題ありません。
　　　投薬もありません。制限もありません。元の生活に戻っていいです。」
※術後、重たい荷物は持たない、車の運転、美容室や歯医者さんも控える、プールも控える
など制限がありました。傷口がきちんとくっついて首を左右に動かしても違和感がなくなるまでの
制限です。
わたし：「ありがとうございます。」

笑顔で普通に暮らしてくださいという医師の言葉に
「ありがとうございます」この言葉しか見つからなかったです。

何か質問はあるかと聞かれ
飲み込みづらさについて聞くと
「それはしばらくは続く。でも問題ありません。」
とのことでした。

今後も定期検診はあるものの
これにてわたしのガンのお話は終了です。

お付き合いいただきありがとうございました。

腫瘍のことを打ち明けると
周りも腫瘍摘出を経験したという話を打ち明けてくれました。
制限なく暮らしている方
投薬や通院を続けている方
昔ほど、がんは怖くない病気になってきているのかもしれません。

早期に発見できて
逃げずにきちんと治療と向き合えば

全身麻酔や手術も経験する前は怖くて仕方なかったけど
今はあの頃の自分に大丈夫だよと言ってあげられます。

見えない敵は怖いけど
敵を知れば、怖くない。
そんな風に感じています。

だからこそ、不安で押しつぶされそうな
あなたの背中を良い方向へと押してあげたくて
自らの体験をこの場で綴ることにしました。

１年に１度の健康診断を受けましょう。
見て見ぬふりはやめましょう。
選択を間違えずに
自分を信じて進みましょう。

睡眠をとる。
ストレスを貯めない。
これが一番大事なことかもしれません。

072 かね