先月出かけた、友人たちとの韓国旅行。
前回はおいしいもの編として綴りましたが今回はお買い物編。
今回の旅のテーマは「骨董とうつわとおいしいもの」でしたが、骨董とうつわをはじめ韓国の素敵なものたち、たくさん見てきました。
最初に向かったのは素敵なうつわのギャラリー「mosi」
今回の旅が決まってから、「韓国でどこを巡るか作戦会議」を3人でたびたび開きました。(オンラインで)
その際に、eringoちゃんが最初に候補としてあげてくれたのがこちらのmosi。


韓国の作家さんはもちろん日本の作家さんの作品も扱っているお店とのことで、とても楽しみに伺いました。
西村エリア(景福宮の西側のエリア。おしゃれなお店が立ち並ぶ人気のエリアです)にあります。
この時は、韓国の作家さんhee ceramicさんの展示会が行われていました。
白の美しいうつわがたくさん、ここでeringoちゃんがとても素敵なうつわをさっそく購入。
みみんちゃんとわたしは、eringoちゃんが作るお菓子にぴったり〜!などと盛んに購入を後押し(笑)。こうやってキャイキャイ言いながらお買い物するのもとても楽しい!
店主の女性は日本に10数年住んでいたとのことで日本語がとてもお上手、日本の作家さんをゲストに招いてのイベントのお話や、このあたりのおいしいお店なども親切に教えてくださりました。
「日常餘百/イルサンヨベック」は日常に使いたくなるようなうつわや道具がたくさん
こちらも同じ西村エリアにあるうつわのお店、
前田エマさんの本にも紹介されていて、行ってみたかったのです。
一面ガラス張りのお店のディスプレイがとても美しくて、入る前からうっとりします。



こちらのお店では、熟練のベテラン作家さんから新進気鋭の若手作家さんまで、幅広い作家さんの作品を扱っておられて、お店オリジナルのうつわもあります。
日常使いを提案されていることもあって、価格帯も高すぎないように設定されているとのことでした。
店名の日常餘百は日本語に訳すと「日常の余白」なのだそう。
うつわ以外にも、スッカラやかごの小物、ソバンと呼ばれる脚付きの台などさまざまな暮らしにまつわる道具もありました。

夕食の時間が迫っていたので、ゆっくり見れなかったのが心残り。
次回は心ゆくまでみたい。
憧れの骨董街へ。「香美堂/ヒャンミダン」で素敵な出会い
韓国に行きたいと思った理由の一つが、骨董街である「踏十里古美術商街」に行ってみたい!ということでした。
中でも、前述の『アニョハセヨ韓国』、『韓国 美・味 案内』にも掲載されていた「香美堂/ヒャンミダン」というお店に行ってみたかったのです。
こちらのお店はLEEでもお馴染みのインテリアスタイリスト・石井佳苗さんもたびたび紹介されていたので、ますます行きたい気持ちが募っていました。
踏十里駅からすぐ近くに古美術商街のビルがあります。

駅に着いて地上に上がったらものすごいゲリラ豪雨!しばらく駅の付近で雨宿りをして、小降りになった瞬間にいざ!と駆け込みました。
ビルの中にはたくさんのお店がひしめき合っていて、その中に「香美堂/ヒャンミダン」がありました。


今回、こちらのお店でなんと3つのミラクルが起こったのです。。。
店内にはうつわや木製の高台、ポシャギや壺、金属製のうつわや仏像、盆、スッカラなどさまざまな品物が所狭しと並んでいます。
店主のチェ・チュンヒさんは気さくで温かいお人柄で、どんな質問にもにこにこ笑顔で(そして日本語で)優しく答えてくださるので、わたしたちは安心してゆっくり選ぶことができました。


何百年も前に作られたうつわや高台が時を経て、人の手を経て、今目の前にあることがなんだかとても不思議で尊い気分。(まさにエモいです)
北朝鮮で作られたというポシャギのお話や、200年前に作られた白磁の小さな壺のお話など、ひとつ一つに商品にもストーリーがあって、それを丁寧に説明してくださるのが本当にうれしいのです。
ここで1つ目のミラクルが。
お店の奥のお部屋に、『韓国 美・味 案内』の著者、崔 智恩(チェ・ジウン)さんがいらっしゃったのです。今回の旅のバイブルとして何度も繰り返し熟読した本の著者の方に会えるなんて!と3人で大興奮!
お話をさせていただき(とっても優しい方で、わたしたちがまだお昼を食べていないというと、近くのおすすめのお店を調べて空いているか電話までしてくださったり(泣))、記念撮影もご一緒できて感無量でした。
お買い物もできて、さあ、そろそろ帰ろうか(この時点で1時間以上経過していた)としたとき、お店に入ってきた日本人の方が、なんと一昨年前に熊本の細川亜衣さんの料理教室でご一緒した方だったのです。
この料理教室にはわたしたち3人ともが参加していたのですが、あの日のたった1回ご一緒した方とここで再会できたことにみんなで大感激!鳥肌が立つね!と言いながら大笑い。
そして3つ目のミラクルは、その方の息子さんとわたしの息子が、中高一貫校で6年間同級生だったこと。。。!こんなことある?という偶然に鳥肌再び。
男子校(当時)で1学年150人くらい、尚且つ中高一貫校だったので、ほぼ全員の名前をなんとなく記憶していたこともあって、ええー!!⚪︎⚪︎くんのお母さん!?とお互いに確認しつつ大騒ぎしたのでした。
ゲリラ豪雨で足止めされていなければタイミングが違って会えなかったかもしれない、この一期一会すぎる出会いに感激しながら、(そしてお店で購入した素敵なものたちと一緒に)骨董街を後にしました。ああ、今思い出しても胸がいっぱいになります。
「TOUT Y EST(トゥティエ)」のフラッグショップで
念願のバッグに出会う
「TOUT Y EST(トゥティエ)」は、LEE Webでも福田真琴さんをはじめおしゃれな方々が注目されている韓国発のバッグブランドです。
わたしもかねてより気になっており、オンラインショップを見てはうっとりしていたのですが、今回路面店に行くことができました。


ちょうどセールを行なっているタイミングで、店内のバッグや靴などたくさんセール価格になっていました。
わたしが欲しかったのは「ポメル ミニバッグ」、白がセール価格になっていたのですが、わたしが欲しかった黒はプロパー価格。とはいえオンラインで買うよりも安く、即決で購入しました。
こちらのバッグはeringoちゃんがすでに持っていて、素敵なコーデを見てますます憧れたわたしです。
お揃いなのもうれしい。
韓国の食材を求めて 韓国の生協「ハンサルリム」へ
なかしましほさんの本で紹介されていて行きたかった食材のお店です。
いわゆる日本の生協のようなお店です。
安心、安全でおいしい食材を扱っているオーガニックスーパーマーケット、いろんな場所に店舗があるそうですが、わたしたちは阿峴店に伺いました。

本で紹介されていたカムテ、という焼き海苔のような乾燥した海藻、えごま油、海苔のふりかけなどを購入しました。
店員さんもとても親切、
日本語は通じませんでしたが、翻訳アプリを駆使して尋ねるたび丁寧に答えてくださったので、安心して買い物ができました。(一度、eringoちゃんが翻訳アプリで尋ねてくれた際に、変換の仕方を間違えてコノヤローとか翻訳されたのがおもしろすぎて、のたうち回りながら笑ったのもいい思い出。)
OLIVE YOUNG でコスメとお土産おやつを購入

OLIVE YOUNGは言わずと知れた韓国の人気のドラッグストア、コスメはもちろん気の利いたお菓子や雑貨もあってお土産を購入するのにもピッタリ。
コスメはありすぎて正直どれがどういいのか下調べ必須、という印象ですが、シートパックの種類が多岐にわたっていて(そして安くてデザインも素敵なものが多い)お土産に最適、自分用も含めてたくさん買いました。
そして忘れてはならない、お菓子のコーナー。
以前友人にお土産でいただいて以来大好きなプレッツェルのスナック、こちらも自宅用とお土産用に。
時間があれば永遠に見ていられる品揃えの豊富さ(とディスプレイのすごさ!)に人気の理由を再確認したのでした。

プチプラアクセ&ファッション「nyunyu」で
ナイトショッピングを楽しむ
プチプラアクセで若者に人気のnyunyuにも行ってみました。

ちょっと覗いてみよう、くらいの気持ちで入ったのですが、壁一面にディスプレイされているアクセサリーの数!
ヘアアクセやキーホルダー、帽子や服もあって、見応えがすごいのです。
黒の細いビーズのブレスレット(3000W)、キャップ(確か10000wくらい?)を購入。
ちょっとのつもりが3人とも意外と見入ってしまい、閉店時間近くまでしっかり楽しみました。
こちらのお店も店舗がいくつもありますが、どこも深夜まで営業しているので夜のショッピングルートに入れるのがおすすめです。
まだまだ見たいお店は尽きないけれど
その他、時間があればTAMBURINSやNONFICTIONにも行きたかったのですが、時間が足らず、
路面店は諦めて、ロッテデパートでまとめてお買い物をしました。
行きたいところがあちこちのエリアにあって、特に今回は初めての渡韓だったため土地勘を掴むのに時間がかかり、行けるお店に限りがありました。
しかし3日間で帰る頃にはようやくなんとなくの場所とエリアが分かりかけてきた感じ、
次回はもう少し効率的に巡れる気がします。(記憶が新しいうちにまた来たい。)
購入したもの、あれこれ
今回の旅で購入したものたち、やはりダントツでおやつや食べ物が多かったのですが、
中でも思い出深いものをいくつかご紹介させてください。
TOUT Y ESTのポメル ミニバック

帰国して包みを開けたところ、包装が丁寧で美しいのに驚きました。

ポメル ミニバックはトゥティエの代表的なモデルとのこと、クラシカルでシンプルなデザインがとても好みでした。
艶のあるレザーの質感、内側のレザーがピンクなのもかわいい。
両側が開くフラップ構造になっています。


今は暑すぎてレザーの気分ではないので(汗まみれになってしまいそうで)、実際に使うのは秋頃かなあ。
トレンチに合わせるのが素敵な気がしていて、今から楽しみです。
時代を超えて我が家にやってきた骨董
香美堂で購入した高台はさっそくサイドボードに飾っています。
何もおかなくても、何かをのせてもどちらも絵になる。
スッカラは大きなサイズと、デザート用の小さなサイズを買いました。
さっそく愛用しています。

おいしいものたち
ハンサルリムで買ったカムテ、なかしましほさんのレシピに倣って、さっそくおにぎりにしました。
海苔のように見えて、ふわっと柔らかくておぼろ昆布のような食感のカムテ、とてもおいしい。
えごま油はフレッシュで、ドレッシングなどに使うとおいしいと聞いたので、さっそく使ってみたい。


NONFICTIONではハンドクリームを
香りの種類がさまざまあって、どれも強すぎず、だけれどもとても記憶に残る香りが好きです。
ラッピングはもちろん、パッケージデザインもすべてが素敵。

あっという間の2泊3日
ソウルで購入したものを日常の暮らしの中で使うたび、楽しい時間を思い出します。
今回の旅は、人との出会いに恵まれた旅でもありました。
お店やホテルのスタッフの方、タクシーの運転手さん、街中で道案内をしてくれた方々、
地下鉄の中で行き先が分からなくなり焦ってお尋ねした時に優しく案内してくれた方も。
みなさん本当に親切で、今思い出しても胸が温かくなります。
同時に、わたしは普段旅行者の方にこれほど親切にできているかな、と改めて自問しました。
最後に、今回の宿泊先は
最後に、今回の宿泊先について。
立地やホスピタリティ、もちろんグレードやお値段等々、こちらもかなり悩んで3人で相談しました。
いくつか候補がある中で選んだのは、ロイネットホテルソウル麻浦でした。
いろいろ調べる中で、日系で新しくてサービス、立地、ホスピタリティ、アメニティなどがとても良さそう、ということで何度となくあがってきたのがロイネットホテル、
なかしましほさんのInstagramの投稿で、
高級なホテルからリーズナブルなホテルまでたくさん利用した中で一番良いと思った、と書いておられたのを見て、やっぱり良さそうだなぁと全員一致で決定。
実際に泊まってみて、本当に良かったです。
サービス、立地、ホスピタリティはもちろん、まだ新しいので隅々まで本当に清潔なこと、日系ということもあり細やかな気遣いがありがたく、たびたびフロントで尋ねたりお願いしたりしましたが、どの瞬間も素晴らしいサービスでした。
特筆すべきはお風呂、スペースもゆったりしていてガラスの扉でトイレエリアとは仕切られています。浴槽で足をぐーんと伸ばしてリラックスできたのがよかった!
次もぜひお世話になりたいと感じたホテルでした。

本当に、またすぐにでも訪れたいソウル。
いつか釜山にも行ってみたいな。
長い、長いブログにお付き合いくださり、ありがとうございました。
わたしがそうだったように、少しでもどなたかの旅の参考になれたら幸いです。

(夜の景福宮。ライトアップされている様子が幻想的で美しかったです。)
※すべてのお店に撮影許可・掲載許可をいただいております。
あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 /
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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あき