おでかけ部

【40.50代の韓国旅行】女友達と2泊3日でソウルへ(おいしいもの編)

  • あき

2025.07.22 更新日:2025.07.25

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先月のこと。
友人たちと3人で韓国に旅行に出かけました。
今回ご一緒したのはLEE DAYS eringoちゃん、100人隊OGみみんちゃん。
二人とは、料理や器をはじめ好きなことが近く、住まいは離れているけれどずっと仲良くさせていただいています。
旅をご一緒するのは今回がはじめて。
年が明けた2月ごろから、韓国に行きたいね〜、と話しはじめて、具体化したのは春先、
そこから旅が始まるまでの予約や計画、調べたり相談したり、そんな時間も込みでとても楽しい期間でした。

今回の旅のテーマは、「骨董とうつわとおいしいもの」

待ち合わせは仁川空港、2人は中部国際空港から、わたしは福岡国際空港からそれぞれ出発。
出会えた時にはキャーキャー騒いで喜びました。
まずはリムジンバスでホテルまで向かって、荷物を預けて街へ。
今回は「骨董とうつわとおいしいもの」をテーマに、3人でいろいろ計画を立てました。
旅の参考にしたのはなかしましほさんの『ソウルのおいしいごはんとおやつ』、前田エマさんの『アニョハセヨ韓国』、崔 智恩『韓国 美・味 案内』の3冊。

こちらで紹介されているお店やエリアなどを参考にしつつ、巡るお店やエリアを相談しあいました。
楽しかった旅の様子を、おいしいもの編、お買い物編と2回に分けてまとめてみようと思います。
まずはおいしいもの編。

おしゃれなローカルにも人気!cafe MAA

楽しみにしていたcafe MAA。
こちらは延禧洞(ヨニドン)というエリアの坂の上にある、地元の方にも人気のカフェです。
ソウルといえばカフェ。
行ってみたいカフェは数多くあったけれど、なにせ時間も予定もぎゅうぎゅうにひしめき合っていたわたしたち。
3人が最も行ってみたかったのがこちらのお店でした。
北欧家具で統一されたインテリアは居心地が良くて、ゆったりした席の配置も人気の秘訣なんだろうと窺えます。
デザートやドリンクも種類が豊富。
カウンターで注文をして、自分で席に持っていくシステムでした。

cafe MAAのシグネチャーでもあるソフトアイスクリーム、そして同じくザッハトルテ。
この2つはどちらも絶対に食べてみたい!と鼻息も荒くやってきたわたしたち、夕食の時間が迫ったタイミングではありましたが、誰1人躊躇することもなく2品ずつオーダーしました。

ビジュアルがどちらも最高にかわいくて、テーブルに並べてしばらくみんなでうっとり→写真をたくさん撮るの繰り返し、その間にクリームが溶け始めたのであわてていただきます。

流れるような流線のクリームは、ぱくりと食べたらラベンダーの香りがふわんと気体のように立ちのぼる、
中にはブルーベリーのソースが内包されていて、とてもとてもおいしい。
美しい曲線のソフトクリームの中にこんな世界が待っていたなんて、と一口ごとの刹那に感動します。
洗練されているけれどきゅんとなるノスタルジックなソフトクリームにしばし呆然となりながら、とろとろ溶けていくスピードに追いつくべくせっせと食べました。

ザッハトルテの特徴的な美しさにもうっとり。
まるでピアノのような気品高い艶を覗き込んだら、自分までもが写ってしまいそう、
ハーブのリキュールとアプリコットの爽やかさもあいまって心地いい軽やかさがこのザッハトルテにはありました。
添えられているナミナミのクリームがまるで芸術作品のようで、手で触れたくなる。
食べながら、いろんな角度から見つめてはまた食べる。
合間におしゃべりももちろん、大きなガラス窓からの空間も気持ちが良くて、ゆっくり楽しめたティータイムでした。
季節を変えてまた行ってみたい。

1日目の夕食は「アンドク」で

1日目の夜ごはん、どこにしようか、と計画していた時に、満場一致でここ!と決まったのがこちら。
なかしましほさんの本で最初に紹介されていたお店、景福宮の西側のエリアにありました。
オーナーシェフとその奥様が、平壌出身のおばあさまの味にアレンジを加えた以北(北朝鮮)式のお料理が食べられるお店です。
オープンして間もない時間帯に伺ったのですが、すでにたくさんの人が並んでいます。
アプリで予約をして30分ほどで入ることができました。

本の中で紹介されていて食べてみたかった「おからのチヂミ」は売り切れでしたが、マンドゥスープ、青唐辛子の肉詰めの天ぷら、ポッサム、冷麺などを注文。
思いの外、どんどんお料理が運ばれてきます。
人気のマンドゥスープは牛肉だしの優しくてどこか懐かしい味わい。
ボリュームのある餃子がいくつも入っているのですが、つるんと食べれてしまいます。
中でも印象的なほどおいしかったのが青唐辛子の肉詰めの天ぷら。
日本で見るよりもずっと大きな青唐辛子は辛さがなくてとてもおいしかったです。
酢醤油みたいなタレをつけて、熱々をハフハフ言いながら3人で食べました。
お通しみたいな小皿のマカロニサラダと大根の和え物もとってもおいしかった!



豆腐料理の名店「黄金コンパッ」へ

2日目の夜ごはんはこちらで。
毎日お店で作る手作り豆腐がおいしいと人気のこのお店はミシュランガイドソウルにも掲載されたこともあるそうです。

お腹が減りすぎて、勢いあまって一気に頼みすぎたわたしたちの目の前に、豆腐料理が次々に並びました。(ソウルでは毎回注文してから運ばれてくるのがとても早かった印象)
ざる豆腐、豆腐チゲ鍋、豆腐のジョンを注文しました。
(お通しで出てきた料理もボリュームがあってどれもこれもおいしかった!)
まずいただいたのがざる豆腐。
イメージよりもかなり大きかったです。
豆腐の甘みのおいしいこと!チーズのような濃厚でまったりした食感と豆のしっかりした味が、自分の知っているざる豆腐ではないようで、本当に感激しました。
豆腐のジョンはどっしり分厚く香ばしい。タレをつけていただくのですが、このタレも絶品でした。

そしてチゲ鍋。
テーブルでぐつぐつ煮えたらいただきます。
とびきり辛い、というのではないけれど熱々なのでヒーヒー言いながらお水を飲みながら味わいました。こちらもボリュームがあります。

本の中で紹介されていたポッサムにたどり着く前に3人ともの胃袋が満腹に。
もう少し強靭で大きな胃袋があればいいのに、と本気で語りながらお店を後にしました。
アンドクもでしたが、こちらの黄金コンパッでもお店の方が本当に親切でうれしかった。

昼はCafe、夜はBar 素敵な空間 FUGLEN SEOUL

大人の女子旅らしく(?)夜の街にも繰り出しました。
eringoちゃんのだんなさんが大ファンだという「FUGLEN SEOUL」、コーヒーショップのイメージで伺ったのですがお店の様子がまるでおしゃれなBarのよう。
夜遅い時間だったこともあり、店内の照明もムーディーでどこを切り取っても素敵!
メニューも、コーヒーはもちろん、お酒の種類もたくさんありました。
北欧ビンテージのかっこいいインテリアの店内は、洗練とリラックスが良いバランス、
とてもくつろげる大人の空間でした。
時間を忘れてゆったりとおしゃべりを楽しんでいたら、あっという間に終電の時間!(終電ギリギリ!しかしお店にも、街中にも、お客さんはまだまだたくさんいて、皆一様にゆったりしていました。まさに眠らない街ソウル)

市場で楽しい食べ歩き!クァベギとホットクがおいしい!

韓国といえば市場も楽しみなスポットです。
行ってみたい市場はたくさんあれど、こちらも時間の都合でたくさんは巡れず、南大門市場と広蔵市場に行きました。
南大門市場で是非とも食べてみたかったのは、「南大門野菜ホットク」。

ふわふわの発酵生地にチャプチェがたっぷり入っています。たっぷりの油であげながらヘラでプレスして焼き上げます。
最後に醤油ベースのタレをひと塗りしてくれるのですが、このタレがおいしくて!

ひと塗りと言わず、ドボンと漬けたくなるほどにおいしい。
熱々をハフハフしながら市場の片隅で3人で食べたのも楽しい思い出になりました。

広蔵市場では行列のクァベギを。
もち米の揚げたてツイストドーナツにじゃりじゃりした砂糖がたっぷりまぶされています。
もち米のもちっとした生地がおいしくてクセになる、いくつでも食べれそうなおやつでした。

広蔵市場では細巻のキンパもテイクアウトしました。
細くて美しいキンパが7本入って400ウォンとお手頃ですが、しみじみおいしい。

キンパといえば、cafe MAAの近くのキンパ屋さんでも買いました。
ずっと飲まず食わずで(笑)こんなにおいしいもので溢れているソウルにいるのにお腹と背中がくっつきそうなくらい空腹で、「とにかくキンパを食べたい!」と3人で見つけて駆け込んだお店。
こちらのキンパは優しくてしみじみおいしかったなあ。
薄焼き卵が入っていたのが印象的で

いずれのキンパも日本で食べるものよりもずっとあっさり薄味で滋味深く優しいおいしさでした。
いつか、韓国で料理を習ってみたいなあ。
夢ができました。

ざっと振り返って綴った韓国旅行 おいしいもの編。
食べること、作ることが好きな3人で巡って食べて楽しめたのは本当に至福の時間でした。
これは何が入っているんだろう?とか、こういう組み合わせは新鮮!とか興味津々に食べながらおしゃべりできたのは、とても良い思い出。
街の変化のスピードが速い印象のソウルですが、今回伺ったお店はどこも、この先もきっと何度も行きたいと思えるお店ばかり。
違う季節にまた行ってみたい。

かなり長くなってしまいましたが、こうして綴りながら旅を振り返るのはとても楽しく幸せな時間でした。
次回は「お買い物編」。

※撮影許可いただいています

あき

会社員・料理教室主宰 / 福岡県 /

49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。

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