暮らし発見

【甲状腺乳頭がん】入院、手術までの記録 -3-

  • TB かね

2025.07.17

  • 0

この記事をクリップする

いよいよ

入院

病院に向かう電車の中で

いつも会社に行く時間の電車に乗るが
目的地はいつもと違う。

■電車で思った事
どんなに準備しても全ての条件が整うことも
コンディションが整うこともなくて
ギリギリまで仕事の連絡や
少年野球のママの連絡を取り合って
ただ、その日常に試みだされることなく
それを受け入れてやるべきことをやるしかない
病院までの電車が今まで感じた事がないほどとても長く感じた。

こんなはずじゃなかった

人生4度目の

入院

入院

◼️1度目は学生時代
突然、腎臓病を患い
4ヶ月の投薬治療のための入院
入学したばかりの大学を休学して治療に専念。
ステロイド治療で、ムーンフェイスも経験。
副作用による顔がまんまるでプツプツ細かいニキビ顔も19歳。
何回、同じ病室の方の退院を見送ったかわからない。
薬を飲むだけの4か月。
入院生活は地獄を通り越して廃人だった。
資格の勉強に専念した。

◼️2、3度目の入院は出産
長男の時は緊急帝王切開
次男の時は計画帝王切開
今回の術後と同じく血栓防止の足のフットポンプがあった。
長男の時は夕方から翌朝まで安静
次男の時は午前中にオペだったため
そこから翌朝まで安静
ベッドに固定され動かせない。
天井を見るのが嫌になる。
苦痛。しんどい。
この時、長男にも寂しい思いをさせたこともあり
1人目と2人目の出産の違いを感じた。
退院までが長すぎた。
もう入院したくない。
子供も産まない。
と決意する。

が、その決意も虚しく
時は経ち
突然その時はやってきます。

◼️4度目の入院
今回の乳頭がんの手術のための入院。
まず、入院して感じたことは
甲状腺の病院は内科の産婦人科とも違う。
入院直後から、入院や手術に向けての準備を着々とこなす。

今までの入院とは異なり忙しい印象
スケジュールを渡され
それ通りにこなしていく。
何を質問したかは忘れたが
最初に案内された看護助手さんに質問したら
あまりよくわかっていない感じで
「ここの病院はそうみたいですね」
と返され
えっここの病院?
この方はタイミーですか?
令和の時代看護助手タイミーあるあるだなと
妙に納得する自分がいた。

手術の予習動画視聴。
病院スタッフが患者になりきり
明日の手術について
動画で教えてくれる。
それがリアルで
いや、リアルしかもうないけど
余計緊張するよ〜という内容。
笑顔で緊張を緩和するよう工夫はされているが…。無理あるよ。

その後、明日担当のオペ看とまた確認。
オペにて伴う可能性のあるものも確認。
※自分で調べるが怖くなって中断。
「明日はわたしが横にずっといますので」
と言われ、妙に安心感。

「堅苦しいこと書いてあるけど形式上で
そんな危ない手術ではないから」
と言われ、渡された書類は

身体が不自由になっても生きていきたいか
どの程度の障害なら受け入れられるか
それを家族に伝えられているかなど
選択式の意思表示の署名式の用紙

頭の片隅ではわかっていても
こういう可能性もあるってことね
と重い気分を一層に誘う内容。

手術

前日21時まで食事可能
手術予定時刻の3時間前まで飲水可能(ココ珍しいなと思った)
手術の事を考えて
なるべく多く、最低ペットボトル500mlの水を飲んでと言われる。
乳製飲料や果実の入った飲み物は不可。(全身麻酔に影響のある飲み物らしい。)

手術開始時刻は前の前の手術が遅れているとのことで予定より1時間半以上押す。
その間が更に不安を煽る。
家族にも待ってもらわなきゃいけない。
(うちの旦那はスタバで仕事していたみたい)

待ちの間は
旦那とLINEしたり
歴史漫画を読んで待つ。
(読んでいたのが鎌倉時代で心の平和が余計保てず…それでもSNSは見る気になれなかった)
ほんとに点滴の管ぶち抜いて
逃げ出したくなるくらい緊張していた。
術前の
血圧Max140。

手術

上記のイラストのような手術着に着替えてからも
待たされ
その間に歯磨きとトイレを促され
この日起床してから手術までに
3回も歯磨き(泣)

20分ぐらいしてから
オペ室から呼ばれ
看護師さんと一緒に徒歩で
エレベーターに乗り手術室へ向かう。
※昨日の動画で予習済みの流れ

エレベーターを降りると
シルバーの自動ドアが開き
椅子に座り
名前や血液型、術式の確認の後
オペ室へ移動
歩いて自分で手術台に乗る 
多分心拍数Max
出産の時とはまた違う。
天井のオペ室特有のライトが怖さを倍増。
麻酔科の先生は頭上
両脇にオペ看
その奥に医師
オペ台に上がり
オペ着を脱がされる
足元からじんわり暖かい
電気毛布かな?
心地よい
点滴の針が痛くないか聞かれると
すぐ眠気が
さよなら

起きると廊下に移動されていて
深呼吸してとか
いろいろ言われる
覚えてない
えっ?気持ちよく寝てたのにもう終わったの?という感じ。
と同時に
喉痛い(喉の大きさが半分になった感じ、明らかに何かが邪魔をしている不快感)
違和感半端ないけど
声出る!(声帯は無事?)

病室に戻ってきて
旦那に会えて少しだけ話して
点滴やら呼吸器やらの姿に笑われて
一緒に笑って
あっという間のバイバイ

そこから

3時間

安静時間のはじまり

血栓防止の為のフットポンプをつけ
首を冷やしながら
傷の確認も定期的にされる
ポンプをつけたままの足も動かして良い!
帝王切開の時の安静時間より
遥かにマシで
慌ただしく過ぎていきました。

術後から3時間の安静時間
頭の中のバックミュージックは
安室ちゃんの「Get Myself Back」

3時間の安静時間が終わると
予習しておいた首に負担のかからない
起き上がり方で
起きあがるよう促され
トイレに行くよう言われる。
起き上がった瞬間
2日酔いの感覚
気持ち悪過ぎて
起き上がれない。

「頑張ってトイレに行って欲しいのと
最初に歩くのは必ず看護師と」と言われ
少し落ち着いたら
ナースコールを鳴らし
無事トイレに行く事ができる。

そのあとは点滴をしながら
明日の朝まで禁食
「水分はたくさん摂り
麻酔を体の外に出して」と言われる
真面目なわたしは
水分を摂取してトイレへ通う
点滴の痛み止めが切れると
激しい頭痛がする。

わたしの場合は
こめかみをグーっと押されたような痛みで
気持ち悪さを伴う痛み

この痛みが翌朝まで続き
「頭痛持ち?」と聞かれ
最後の点滴にも痛み止めと吐き気止めを入れてもらう
翌朝の朝食前までに点滴が終わり
その後も吐き気を伴う頭痛があるが
無理をしてでも朝食は食べるよう促される
胃と腸を動かすためにも
口から食べることは大切なことだと説明を受ける。

その後頭痛と吐き気は
処方された痛み止めを一度しか服用することなく消失。
治っていきました。良かった。
本当に辛かったから。
甲状腺の手術は首を後ろに逸らした体勢のため
肩や首に負荷がかかり
術後肩や首の緊張感から
頭痛が起こる事があると術前の動画で学ぶ。

生理前は頭痛持ちだし
首への緊張感がものすごく強かったので
出た模様。
※主治医にも肩の力抜いてガチガチと言われる。

長くなったので、つづく

※術前、術後の症状には個人差があります。
皆に同じ症状が出るわけではありません。

072 かね

TB - かね

派遣社員 / 千葉県 / LEE100人隊トップブロガー

42歳/夫・息子(11歳・8歳)・犬(ヨーキー15歳)/料理部・美容部/2人の男の子を育てる派遣ワーママです。子育て、家事、育児、少年野球ママ経験中。元仮面ライダーゼロワン国宝級イケメン高橋文哉君をゆるく応援しています。面白い人と、面白いことが大好きです。ファッション、インテリア、街ブラ。取り組んでいることは週末の野球飯を含む料理全般(苦手だけど)頑張ります。観葉植物にも興味が出てきて増やしたいと思っています。どんどんおうちにいる時間が好きになっていて自分なりの、家を心地よくすることを常に考えています。みなさんの素敵な生活、日々勉強になります。身長154㎝。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

Category

  • 今日のお買い物
  • 今日なに着てる?
  • 美容部
  • 手づくり部
  • 料理部
  • おでかけ部
  • 暮らし発見
  • 今月のお題
  • まとめNEWS

LEE100人隊の広告に関するお問い合わせはこちら

お問い合わせ

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる