【益田ミリさん】「すーちゃん」に教わる、誰かと自分を比べすぎない生き方。《読書記録》

こんにちは。

099 aimiです♩

最近、益田ミリさんの「すーちゃん」シリーズを読みました。

独身で働く女性・すーちゃんの日常が、静かに、丁寧に描かれている作品です。

益田ミリ　すーちゃん

登場人物たちはみんな等身大。

結婚している人、子育て中の人、独身で働き続ける人…

年齢も立場もバラバラだけど、それぞれの暮らしに、それぞれの悩みがある。

誰が正解ということもなくて、どの人生にも「これでいいんだよ」って言ってくれている気がしました。

「どうしても嫌いな人　すーちゃんの決心」は、あぁ、こういう人いるよなぁ…って、読みながら胸が痛くなりました。

「すーちゃん」が40歳になった。

「わたしを支えるもの　すーちゃんの人生」で完結なのですが、すーちゃんが40歳になりました。

最初に出会った頃は35歳だったすーちゃん。

恋愛、仕事、家族、老い… いろんな出来事を経て、気づけば40代へ。

あの頃感じていた迷いや焦りが、少しずつやわらいで今のすーちゃんは、相変わらず悩みながらも、自分のペースを大事にしてる。

ふとしたセリフに胸がギュッとなって、気づけば涙がぽろり。

年齢を重ねるって、こういうことなのかもしれないな…と、感じました。

どの年代の自分にも、きっと意味があって、愛おしい。

そんな風に思わせてくれるすーちゃんシリーズ、やっぱり名作です。

余談ですけど…

別シリーズの『週末、森で』に出てくる、マユミちゃんとせっちゃんも、「どうしても嫌いな人　すーちゃんの決心」でチラリと登場しています。

『きみの隣りで』にはすーちゃんが登場しています。

こんな風にさりげない夢のコラボって大好きです。

_{『週末、森で』と『きみの隣りで』はまた別のクリップでご紹介させてください。どちらも本当に良いお話です。}

書店員の土田くんが主人公のスピンオフ作品も面白い！

「オレの宇宙はまだまだ遠い」

「世界は終わらない」

こちらは「すーちゃん」に登場する土田くんの物語です。

なんと！益田ミリ先生も登場してますよ〜！これぞまさに夢の豪華コラボ！！

すーちゃんに登場する土田くんは、なんか煮え切らないな〜と思っていましたが、土田くん目線で読むとまた違った考えになります。

益田ミリ先生の物語は、あっという間に読めてしまうので、気軽に読書を楽しみたい人にもぴったりです。