【大人のアウトドア】はじめての山登り

6月の初めの週末、友人たちに連れられて山登りに出かけました。
山登り、登山。
ここ最近はキャンプ同様とても人気。
まわりの友人も続々登山デビューを楽しんでいる様子を横目に、ほとんど興味はなかったわたし。
昔から運動が苦手で、小中高と体育は捨てて生きてきた。
しかし大人になったら不思議と、少しは体を動かしたい、と思うようになり、ジムやらヨガやらピラティスに通ってみたり、ウォーキングもときどき。
歳を重ねるに連れ、地層のように増えていく不調や不具合とうまく付き合うには、日頃の運動がいちばん！と折に触れ感じ、そろそろもうちょっと運動やろか、、、という気持ちになったのは50歳になった頃。

ちょうどその頃、まわりの友人たちが何人も（本当に何人も！です）山登りをはじめていたのでした。
皆一様に、山は楽しいよ！とか、気持ちがいいよ！と口々に言う。
すこし歳上の友人や先輩がたも、どういうわけか、50前後から？判で押したように登山をはじめていました。

ひと月ほど前、ウォーキング仲間の友人から、今度一緒に登山行こう、と誘われて、いい機会！とばかりに乗りました。
誘ってくれた友人は登山経験がとても豊富。
もう1人、仲良しの登山フリークな友人にも声をかけ3人で山登り計画となりました。

今回登ったのは福岡市内にある油山

油山は、福岡の中心地からでも車で30分程度、
2年前にリニューアルをして、複合体験型アウトドア施設「ABURAYAMA FUKUOKA」としてグランドオープンされました。
アスレチックエリアやグランピング、キャンプエリア、スノーピークのショップやおしゃれなレストランなども併設されていて、家族連れを中心にいつもにぎわっている人気の施設です。

登山エリアもレベルに応じたコースが設定されており、初心者にはもってこいの山。
当日は朝から晴天、
暑くもなく寒くもないちょうどいい気候に、ビギナーの胸も高鳴ります。

当然ながら？ウエアなどを持っていないわたし。
友人からは、
今回は手持ちのもので、今後続けられそうと思ったら買いそろえたらいいのでは？と言われたので手持ちの中で最もカジュアルな服を選びました。
トップスはボーダーのクルーネックのロンT、カーゴパンツ、羽織りはリネンのシャツを持参。
靴はナイキのウォーキング用に履いているものを
帽子はノースフェイスのハイクハットがあったのでそれを、
リュックは昔に息子が何度か使ってそのままクローゼットに置き去りになっていたノースフェイスを使用しました。

いざ、山へ！

朝早くに集合し、車で登山口まで。
そこからいざ、登ります！（大袈裟。あくまでビギナー向けの登山です。）
山の中に入ると、空気が澄んでいるな、と体じゅうが感じていました。
自然やマイナスイオン的なものにさほど関心が薄いわたしですら心地よさを感じる。
階段のような道を進みながら、少しずつ上がっていきます。
途中小川が流れていたり、珍しい鳥を見かけたり、これぞ自然と触れ合っている感覚。
途中、友人がルートを確認しつつ、たまに休憩しつつ、のんびりペースで登ります。

6月のはじめで、まだ涼しかったこともあって、そこまで汗だくにもならず（それでも普通に汗はかいた）ときどきさーっと気持ちのいい風が吹いたりして、気候的にはとてもいい時期だなと感じました。
友人たちとずっとおしゃべりしながらだったので、そこまでしんどいと思わないまま、山頂に辿り着きました。

山頂へ

山頂からひらけた景色を見ると、こんなに高いところまで歩いてきたんだ！と無条件にうれしくなりました。
遠くに見える街や海の景色を眺めながら、ベンチに座って友人が用意してくれたコーヒーとドーナツを食べて、ああ楽しい！
帰り道は行きよりも少し楽でしたが、途中気を抜くと滑り落ちそうになるので気を引き締めながらも、相変わらずずっとおしゃべりしながら歩きます。
降りたところにあったレストランで軽くランチをいただきながら疲れを癒し、帰路につきました。

はじめての登山は本当に、意外なくらいに楽しかった！
親切丁寧な友人達のおかげで楽しめたのだと思いますが、運動苦手、アウトドア苦手だと思っていた自分が、ここまで心地いいと思えたことに自分でも驚きました。（そして自分のブログの中で山登りついて書いていることも不思議！）
何より、気の合う仲間と楽しく延々とおしゃべりしながらなのが良かったのかなと思います。
この先、歳を重ねる中で新しい趣味が増えた気がします。

まずはゆっくり登山用の靴を探してみようかな、と思う。