暮らし発見

誌面のアナザーサイド[このままじゃ終われない私のもがき話]【LEE7月号特集】

  • 031 accha

2025.06.11 更新日:2025.06.12

  • 22

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こんばんは。031acchaです。

今月のLEE7月号の読み物
『私、このままじゃ終われない』、
家庭仕事を優先しがちなLEE世代が、
学びや趣味などの”自分の人生を取り戻す”
ためのヒントをまとめた特集で、
その先輩の一人として取材・掲載いただきました。

まさか私が、と言うのが正直なところで。
素敵な記事にまとめてくださって、
本当に嬉しく、ありがたく思っています。

誌面では、私が2人の娘の出産・復職後、
企業勤めを辞めてからの8年間、
何と出会って、どう過ごしてきたか、を
学び・趣味・仕事の面で書いていただきました。

実際は、もがきにもがいた8年間でした。

私自身がアクティブに切り拓いていったというより、
周りの方々や環境に背中を押された結果、
このようになった、という方が正しいのかも
しれません。
それも含め、そのリアルを私自身の言葉でも
お伝えできればと、クリップを書いています。

未練を残しながらの退職

まず、退職。

2度の産休・育休を経て復職しましたが、
夫はほぼ単身赴任のような状態で。
ワンオペで仕事と育児を回していましたが、
娘が保育園から併設の幼稚園に進級し、
お弁当生活に加え、保護者の参加する行事なども増えると、
仕事との両立生活がとうとう回らなくなり。
悩みに悩んで、退職を決意しました。

決意はしたものの、仕事でこれまで
積み重ねてきたものがなくなる喪失感。
両立しやすいと言われる職場のはずなのに、
もっと頑張れたのではという後悔の気持ちが
なかなか拭えませんでした。

専業主婦の幼稚園ママたちの前向きなパワーに圧倒される

退職後は、14時園お迎えの新たな生活に。

そこで、専業主婦の幼稚園ママのパワフルさに
圧倒されました。

元々保護者の活動が活発な幼稚園というのは
知っていましたが、
園での保護者の活動、サークル活動に積極的に
貢献されている方の多いこと。

話してみると、退職のタイミングは違えど、
様々なキャリアを持っているママたちでした。
そのキャリアや特技を惜しみなく、保護者の
活動やサークル活動に生かして貢献し、
子どもとの時間を前向きに楽しんでいる
ママたちの存在は、本当に輝いていて。
勇気をもらい、私もこうなりたいと思いました。

そんなママたちの姿に背中を押されて、
近くに住んでいて子どもを同じ幼稚園に
通わせていた姉と話す中で、誘われたのもあり、
ママ向けのワークショップを始めることと
なったのでした。

習い事つまみぐいのワークショップで思い出した「私の好き」

ワークショップは、お花、ハーブ、ヨガなど
いろんな講師を招いて、習い事をつまみぐいしたり、
みんなで手しごとをしたり、という内容で
開催していきました。

その一つ「カラーコンサルティング」の回を
を開催したときに、私の好きはこれだ!と思い出しました。

大学時代、好きが高じて色彩検定をかじり、
新卒ではアパレル関係の仕事に就き、
とにかくファッションが大好きだった私。

けれど、
産後は育児に仕事にいっぱいいっぱいで
好きだったファッションはいつの間にか
二の次に埋もれてしまっていました。

そんななか受講したカラーの
ワークショップやコンサルティングが、
自分の軸でファッションを楽しむこと、
自分の「好き」を思い出させてくれました。

専業主婦の生活も落ち着いてきて、
楽しくなり、いよいよ次女の卒園も間近。
自分の時間がこれから増えるかなぁと思っていた矢先ででした。



夫の転勤発令。帯同or単身赴任?

発令された時点でも夫は単身赴任中。

片道1時間半かけて通勤していた時期も
あったのですが、毎日、朝早くて夜も遅い
夫の勤務スタイルだと、通勤が難しいことが
度々あり、途中から単身赴任に。

新しい勤務地は、横浜みなとみらい。

それまでと似た、微妙な距離での転勤発令。
ただ、相変わらずの勤務スタイルを考えると
自宅通いの選択は取れそうになく、
話し合った結果、あとは私が、単身赴任か
帯同を選ぶことに。

ちょうど、次女の小学校入学のタイミング。
2年近くパパと離れた生活によって、
夫にあまり懐かない状態になっていたことを
考えると、更に単身赴任が続くとどうなるのだろう。
そして、長女が小3という年齢も考えると、
帯同できるのもこのタイミングしかないと、
帯同することを決意しました。

みなとみらい
横浜、みなとみらい、すっかり大好きな街になりました。
物心ついて初めて朝晩パパと会える生活、家族の思い出がたくさんできた3年間になりました。
娘たちは、周りの影響で地元球団ベイスターズが大好きになり、
今では家族全員が大ファンに。家族共通の趣味です。

引越しによって繋がれた、思いがけない学びの縁

次女も小学生になり、自分の時間が
増えそうだったので、
何かできることはないかと思ったときに、
ふと「カラーコーディネーター」のことが
頭をよぎりました。

ワークショップを受けて以降、
いつか自分ももっと深く学んでみたいと
ぼんやり思っていたからです。

私の志望していたコーディネーター養成の
スクールは、都内でしたが、
都内の私の自宅からは交通アクセスが悪く、
平日の授業の際、子どもの放課後預かりの
時間内に間に合わないことから、諦めていました。

横浜からの方がむしろアクセスが良く、
預かりの時間内に通えることが分かり、
スクーリングの期間もちょうど、
横浜で生活する3年間だったので、
これは今やるしかない、と通学を決意。

引越しによって繋がれた、思いがけない縁でした。

「学び」がコロナ禍の新生活の支えに。

時はコロナ禍、気軽に人と会えない状況での、
見知らぬ土地への引越し。

何度も、気持ちが塞がりそうになりましたが、
課題があったおかげで、空いた一人時間を
課題に費やすことができ、救われました。

スクールでは、母や妻の立場でなく、
好きを同じくした共に学ぶ仲間として
同期と付き合うことができたのも、
本当に嬉しかった。

私は専業主婦としてでしたが、
仕事の傍ら学ぶ同期も多数。
アクティブな同期に刺激を受けながら、
資格を取得することができました。

昨年独立し、今は月に2度程度の仕事で、
今はまだ育児や家のこともあってゆっくりペースで、
そのバランスに悩むこともありますが、
ゆくゆく子どもの手が離れてきたら、
仕事をメインにできるように、
今は「続けていく」ことを目標に、
マイペースでやれたらと思っています。

コロナ禍、慣れない土地での生活の支えになってくれた学びの相棒たち。

気づいたら息抜きになっていたバイオリン

バイオリンに関しても、前向きに学ぶぞ!
と思ったわけでは全くないのです。

もともとは、
キッズ向けのクラシックコンサートを
観に行き、バイオリンを習いたいと言った
当時4歳の次女のサポート目的でした。

なんせ未経験で、先生の言っていることも
理解できそうになかったので、
「とりあえずイロハが分かる程度に」
くらいに思って、一緒に習い始めました。

まず音を出すのに苦労する楽器とは知らず、
もうこれは一生弾けるようにならないな、
と思いながら最初はやっていました笑

そして横浜に引っ越すタイミングで、
新しい教室・先生に変わることに。

最低限のイロハは分かったので、
私はもう辞めるつもりでいたのですが、
娘が、一緒じゃないなら辞める、と。
仕方なくとりあえず一緒に習うことに。

そこで出会った先生との出会いが
バイオリン生活のターニングポイントに。

バイオリンだけでなく、音楽の基礎から
教えていただき、そのおもしろさ・奥深さに
引き込まれました。

コロナ禍での引きこもり生活が
バイオリンを黙々と練習するのにちょうどよく
フィットし、引きこもり生活の寂しさを
紛らわす救いにもなっていきました。

そこから少しずつですが
上達も実感できるようになり、現在6年目。

今でもその先生に習っていて、ようやく、
バイオリンを弾く時間が息抜き、楽しみと
思えるようになりました。

年に一度の発表会。
昨年は長女の受験もありお休みしました。
緊張で本当に手足が震えます…子どもから、もっと歳上の先輩まで。また頑張ろうという気になれます。

気軽な出会いが、その後につながった

私の場合、そのような、
その場その場での気軽な出会いが、
ゆくゆくその後のことにつながった感覚で。

なにより、まだ踏み出したばかりのスタート地点にいます。

なので、この企画の「先輩」ではなく、
興味を持って読んでくださった方の
「同級生」のような気持ちで、
私もこれから頑張っていきたいと思います。

私のような、普通のアラフォー女性の
ほんのちょっとのチャレンジ話が
少しでも、一歩をためらっている方の
後押しになれば嬉しいです。

それにしても、一緒に登場させていただいた
野口真紀さん、100人隊OGのgumiさん、
100人隊のみなさまのチャレンジ、
本当に前向きでパワフルで!
ものすごく力をもらえました。
ぜひ7月号、お手に取ってご覧いただければ^^

そして、最後に100人隊のこのブログ。
私は子どもが小さい頃は、興味があっても、
できっこないなと諦めている一読者で、
子どもが大きくなって、ようやくチャレンジできた。
けれど、小さなお子さんがいても、
仕事をしていても、チャレンジして、
好きを諦めず、発信もしているパワフルな
100人隊のみなさま、このブログの存在にも、
いつも励まされています。 

…と、長くなり過ぎてしまいました…!!

長文に最後までお付き合いいただき、
本当にありがとうございました。

031 accha

031 - accha

カラーコーディネーター / 東京都 / LEE100人隊

41歳/夫・娘(13歳・11歳)/手づくり部・料理部・美容部/福岡出身。ファッション、雑誌を読むこと、読書、インテリア、お茶……日々の暮らしを彩るモノやコト、そして暮らしを快適にすることが大好きです。156cmの身長、ベーシックとトレンド、差し色、バランスのよいファッションができたらと心がけています。日々のストレスは野球観戦とバイオリンで発散。。子どもたちの手が少しずつ離れはじめた今、「丁寧な暮らし」に近づくため、時間・モノと上手に付き合いたい隊員2年目です。

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