こんにちは!
053 ブルーです。
『西洋絵画、どこから見るか?』を観に行ったことをお伝えしましたが、
その足でもう一つ、上野で開催されている展覧会に行ってきました。
それは…
『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』!

上野の東京国立博物館の平成館で開催されているこちら。
蔦屋重三郎といえば、現在大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(以下「べらぼう」と呼ばせてもらいます)で、横浜流星さんが演じる主人公!
『鎌倉殿の13人』をきっかけに大河ドラマにハマった私は、今年も『べらぼう』を毎週見ているのですが、これがまあ面白くて!蔦屋重三郎という人物や、江戸時代の出版を中心としたメディアの在り方がとても興味深く、毎週楽しみに視聴しています。
なので、この展覧会は絶対観に行こうと心に決めていました。
平日昼間でも入場まで40分待ち…!けれどありがたいサービスも
国立西洋美術館をあとにし、そのまま国立東京博物館敷地内の平成館に向かったところ…

長い待機列ができており、なんと入場まで40分待ちとのアナウンスが!
平日の昼間だというのに…大河ドラマ人気恐るべし!と思いつつ列に並んで待ち、
アナウンス通り40分ほど待機後、会場に入ることができました。
下調べ不足でこの待機時間には少し面喰いましたが、感動したサービスがありました。
それは晴雨兼用傘が貸し出されていたこと!
この日は日差しが強い日。私は日傘を持ってきていたのですが、借りた傘を差している方をたくさんお見掛けしました。ありがたいサービスに心が温まりました。
べらぼうファン興奮まいちがいなし!実物が目の前に…!
『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』は、一部を除いて写真撮影NG。
なのでしっかりと目に焼き付けてきました!

第一会場に入ると、江戸時代の吉原を模した大門が出迎えてくれ、去年訪れた『大吉原展』を思い出しました。
ドラマの撮影で使用した灯篭も会場内にありました。
入って驚いたのが、作品の展示数!
なんと全部で226点!
会場はすごく広いわけではないのですが、見どころは満載でした。
ドラマに登場する書物が目の前に!
第一会場はおもに、蔦屋重三郎やその関係者が手掛けた書物が並んでいました。
『吉原細見』『一目千本』『雛形若菜初模様』などなど…
「べらぼう」に登場した本物の書物が、ショーケース越しとはいえ目の前に並んでいるのです!
ドラマでお馴染みの劇作家、狂歌師、絵師の名前が次々出てくるので、頭の中は興奮状態!
蔦重たちが書物を世に出すために奔走している「べらぼう」のシーンを思い浮かべながら、見て回りました。
喜多川歌麿や東洲斎写楽の作品がずらり
第二会場では、喜多川歌麿などの絵師の作品などが展示されていました。
ドラマの影響で、勝手に喜多川歌麿に親近感を抱いているので、
感慨深い気持ちで観賞していました。
歌麿と蔦重のさまざまな挑戦が計り知れるのですが、
今放送中(6月上旬時点)の「べらぼう」の、史実上の先の展開を知ることになるので、
ドラマを見ている方はそこだけ心して観賞する必要があります。
謎の多い東洲斎写楽の作品もたくさん拝むことができました!
私が行ったのは後期だったため、残念ながら有名な『三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛』は観賞できなかったのですが(前期では展示あり)、『市川鰕蔵の竹村定之進』を目にすることができ、これまた興奮!解説で東洲斎写楽がなぜ人気を博したか、ということも知ることができ、好奇心をかきたてられました。

没入体験ゾーンは撮影OK!
最後は写真撮影OKのエリア!
新吉原の町並みがセットや映像を使って再現されていて、ドラマの世界に没入体験ができるエリアになっていました。

「べらぼう」の撮影で実際に使われた小物なども飾られていました♬


その先にはグッズショップもあったのですが、
私は子どものお迎えの時間が迫っていたので、名残惜しくもそそくさと退散しました。
想像を遥かに超える展示物の充実ぶりに、圧倒されてしまいました!
本当だったらもう少し時間を割きたかった(滞在時間1時間ほどでした)ところですが、
それでも会期中に行けて大満足です♬
書物の文字&挿絵をじっくり見るには「単眼鏡」が必要だったかも…!
時間以外に悔やむ点があるとすれば、
展示物を拡大して見る「単眼鏡」などを持って行けばよかった!ということ。
(双眼鏡は対象物を拡大させた状態を両目で見るものですが、単眼鏡はその片目用。そのため一つの筒状になっています)

展示されている書物は大きな絵画などとは違い、近づかないと文字や絵の細部が見えません。
人気の美術展などで絵画を観賞する時、私は人だかりのの隙間からすっと観て列に並ぶ時間をカットするのですが、書物は「隙間からすっと」では満足のいくように見えないのです…!
もちろん多くの人が見やすいように一部拡大して展示もしてくれているのですが、
やはり本物がそこにあるなら本物を見たいですよね。
そんな中、ルーペや双眼鏡、単眼鏡を持ってきている方を見かけて、「なるほど!」と感心しました。
もしもこれから行く方がいらっしゃれば、単眼鏡など拡大して見えるものを持参することをオススメします。
私も今後美術展に行く時は、カバンに忍ばせておこうと思いました…!
(※使用の可否に関してはそれぞれの美術館にご確認ください。)
会期は6/15(日)まで!ミーハー気分で江戸文化の知識を深められます♪

「べらぼう」視聴者であれば楽しめること間違いなしの展覧会
『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』でした!
これから「べらぼう」を見るのがさらに楽しみになり、
展覧会で実物を目にしたことにより、江戸時代の文化への関心が高まりました。
それにしても「あ~春町先生!」「源内先生!」なんて心の中で叫びながら、江戸時代の書物を嬉々としながら眺める日がくるとは思いませんでした…!
できたらドラマが進むたびにまた観に行きたいところですが、
会期は6/15(日)まで。
もし会期最後となるこの週末に行かれる方は、お時間に余裕をもっていくことと、
お持ちであれば単眼鏡などを持って行くことをお忘れなく♪
「行けなかった~!」という方もご安心を!展示品の多くは東京国立博物館所蔵なのでまた見える機会はあるでしょうし、上野の森美術館で『五大浮世絵師展』が7/6まで開催中だったりと、江戸の文化作品に触れる機会はまだまだあります♪
ミーハーに江戸時代の歴史や文化を楽しんで、推しの劇作家や絵師の作品を目に焼き付けましょう!

053 - ブルー
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊
38歳/夫・息子(9歳)・娘(5歳)/料理部・美容部/岡山県出身・神奈川県在住。パン屋さんめぐり、旅行&お土産を買うこと、美術鑑賞(特にゴッホの作品)が趣味。きれいめカジュアルを軸に「自分にとって心地いいファッション」を模索中。子どもたちとのお出かけ&旅行、おいしいもの、ファッション、自分の心が動いた出来事。丁寧な生活とはほど遠いバタバタな毎日の中で見つけた「あ、これいいな」と感じたものを、皆さんと共有したいと思います。3年目もどうぞよろしくお願いします!身長156cm&イエベ秋。
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