ずっと書きたいけど書けなくて、書かなきゃと思うほど気が重くて、それが私がおよそ13年前に患った「子宮頸がん」のこと。たくさんの方の目に触れるこの場所で いつもは15人くらいの方に読まれてるかしら？と思って書いているが！笑 ラストイヤーの今、書かなきゃきっと後悔する。どうしても伝えたい事があるから。伝えたいと思うあなたに、届きますように。
病気の発覚
一番初めにちょっとおかしかったのは出産をしておよそ1年後、30歳だった2011年12月。前回の生理が終わってまだ２週間くらいなのに、少し出血した。
「あれ？」って思った。
けど、出産後の母乳育児で生理周期も定まっていなかったから、そんなに気にならなかった。
次に異変が訪れたのはクリスマスの一週間くらい前。毎日、朝起きた時だけ生理が来る。次の生理まで１０日くらい時間があったけど「あ、早目に生理きたんだな」としか思ってなかった。でも朝しか出血しない。すぐにまた止まる。でも朝になると出血する。
それが三日間続いた。
夫は「病院行った方がいいんじゃないの？」って言ってくれたけど、当時まだ1歳の娘チビうさがいる。風邪を引こうが、どこか痛かろうが気軽に病院に行ける状態でない。
本当に悪化した時だけ土日にが夫がいる時に病院に行くくらい。忙しさを言い訳にして、病院は先延ばしになった。
突然の大量出血
2011年12月25日。
その日はずっと延期してたチビうさの一歳記念の写真撮りの日。号泣するチビうさをなだめながら、お昼で写真撮りが終了。
車で疲れて寝てしまったチビうさに配慮してご飯はドライブスルー。その後夫が洗車したいと言うから洗車場に移動。そして洗車してる音で娘が目覚めたので、助手席から娘の横にうつった時だった…
今まで経験したことがない、大量の出血する感じ。
「え？え？え？」
すごい焦った。ドッドッドッって出るのがわかった。
あり得ない！何！？
血の気が引いてトイレに駆け込んだ。そして更にトイレでドン引き。
ゴロンとした血のカタマリが４つ連なって出てきてた…それを見て卒倒しそうになる…
なにこれ、出産後に出るおろ！？こんなの出るなんて絶対おかしい。
トイレから戻って夫に「これから病院行っていい？たしか日曜でも普通に外来やってる病院あったよね？」
この時ようやく「何かの病気かも…」という実感が沸いた。
病院までの道のり、スマホで思い当たる病状を入力して検索した。
そして子宮体がんの人のブログに辿り着く。
なのにその時はまだ
「うわーがんなんて…大変」ってめちゃくちゃ人ごと。
まさか自分が「がん」だなんて思いもよらなかった。根拠の一つはこの年の１月に子宮頸がん検診を受けてたから。この時は何も引っかからず陰性だった事で私はそこまで不安に思わなかった。
産婦人科へ
30分ほど車を走らせて病院に着いた。そこは地域でも大きな産婦人科。
大量出血したものの、その後に出血は続く感じはなく、問診票に答えながら項目に「がん検診」があったので「ついでにやってもらおう」と気軽に丸をつけた。
不安な気持ちが募る中、出産を経て「もしかしたら産後にこういう事もあるのかもしれない」と自分を精一杯落ち着かせた。
先生に呼ばれ、診察室に入る。
先生は私から状況の説明を聞き、産後1年ほどの経過などを問診を確認し「不正出血じゃないの？」と軽く言う。「ひとまず内診してみよう」となり、診察台へ。
それまで軽い感じだった先生の様子が、診察が始まった途端に一変した。
落ち着いていたと思っていた出血が、内診した事で更なる大出血に。焦る先生と看護師さん。
なんとか内診を終え、再び診察室へ。
「これ、なんなんですかね」
「うーん…ちょっとわからないから詳しく検査してみよう」
この時先生は「わからない」と言ったけど、状況からはなんとなくわかっていたと思う。どうしてかと言えば、この後の採血で「腫瘍マーカー」のオーダーをされたから。そして翌日以降CTやMRIなどこれまでの人生で経験した事のない沢山の検査をすることになる。
時期は年末。なんとか検査予約を入れてもらい、検査中はチビうさを義実家に預かってもらい検査をすることに。
そして内診の刺激で出血が多くなり、毎日止血の処置もしなければいけなくなった。自宅から離れた病院へ小さな娘を連れて実家に寄り、病院へ通う日々が始まった。
言いようのない不安が心を巣食っていく。
いったい私の人生に何が起こっているんだろう。
―――つづく
私は病気に関して、基本的に聞かれてNGな事は無しです。周囲にもずっと隠さず闘病をして、病歴に関しても今でも誰にでも普通に答えてる。ここから数回この話題が続く予定。デリケートな話だからもしかしたら気を遣わせてしまうかもしれないけれど、全然普通に話を振ってもらって大丈夫です♡病気も含めてまるっと全部私なんだなぁ🐰
005＊おふざけ無しでむずむずしてますうさこ
TB - うさこ
パート事務員 / 北海道 / LEE100人隊トップブロガー
44歳／夫・娘（15歳）／料理部・美容部／ゴルフ大好き激務夫と、部活に燃えたアイドルオタクな娘と自然豊かな道央圏在住。子宮頸がん、抗がん剤経験者。数々の人生の修羅場をユーモアで潜り抜け、LEEを愛してここに辿り着く。自称明るい人見知り。カスタムした軽自動車で、推しのキンプリやJUMPを流しながら車中泊やドライブを楽しみ、カフェに行って読書や手帳を書くぼっち時間が幸せ。趣味はダイエット、特技はリバウンド。痩せた時だけ会える“幻の私”を日々追い求めている。週末おいしいビールを飲む為に働くマイペースな4年目隊員。160㎝に憧れるも、身長は何度測っても159㎝。
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