ごきげんでいるための時間|北浜『菊壽堂義信』の美味しいお餅と、小説『風待荘へようこそ』
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088 いちこ
2025.05.30 更新日:2025.05.31
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こんにちは。いちこです。
ご機嫌になるためには
今週はちょっと疲れております。仕事がうまく進まず、焦りばかりがふくらむ。魔の3歳児は全てのことに反抗してくる。雨が降ったり、急に寒くなったりするので体の調子もいまいち……といった感じ。
肩も背中も凝り固まってゴリゴリです。そんな時もありますよね。
これはいかん!週末は、何か自分がご機嫌になることをしなくちゃ!電車の中で何をしたいのか考えました。
- 湯船にゆーっくりつかりながら読書
- おもしろい小説に没頭する
- 夜な夜なドラマを一気見
- 美味しい和菓子を食べる
- お菓子を作る
- 家事の細かなタスクをサクサク片付ける
今、思いつくのはこのくらいかしら。
北浜『菊壽堂義信』の高麗餅
まずは和菓子を買ってきました。
大阪、北浜にある『菊壽堂義信(きくじゅどうよしのぶ)』の高麗餅。
ビジネス街にひっそりとあるお店です。ひっそりすぎて一度通り過ぎました。開けていいのかとちょっと心配になりながら引き戸を開けると、店主の方に笑顔で声をかけていただけてほっとしました。店内でも食べられるようですが私はお持ち帰り。お目当ての高麗餅、5個入り800円を購入しました。

左から、ごま、こし餡、抹茶餡、白餡、つぶ餡です。

お餅はふわっふわ。あんこは、なめらかで上品な甘さ。口に入れると、お餅とあんこが一体になって、どこからがお餅で、どこからが餡か分からなくなって、溶けるようになくなっていきました。
特に、こし餡と抹茶餡が美味しかったです。
小ぶりで軽いので、1人でぺろっと食べ切ってしまいました。
今読んでいる小説はこれ
美味しい和菓子の次は、おもしろい小説。

『風待荘へようこそ』近藤史恵
まだ読んでいる途中ですが、既にこの小説が大好きです。
離婚をして、夫と娘と別れて1人になった眞夏は、小さなゲストハウス「風待荘」を手伝うために京都にやってきます。京町屋の古い台所で作る唐揚げや、黒豆のおこわ。喫茶店のだし巻き卵のサンドや、フルーツポンチ。美味しいものがたくさん登場します。一緒に暮らすシェアハウスの住人たちも、個性があってあたたかくて魅力的です。
きっと今日の夜に読み切ってしまいそう。
本を読んだあとは、甘夏ジャムを作ろうかと思います。そういえば、少し前に読んだ一穂ミチさんの『恋とか愛とかやさしさなら』では、夜な夜なジャムを煮詰める母が、狂気じみた存在として書かれていました。負の感情を詰め込みながら、ジャムを次々と作るんです。読んだ後は、ジャムを作りたくなくなったなあ。
取り止めのない話しになってしまいました。みなさまのご機嫌になる方法はなんですか。良い週末をお過ごしください。

088 - いちこ
会社員 / 大阪府 / LEE100人隊
42歳/夫・娘(8歳・2歳)/手づくり部・料理部・美容部/美味しいものと、美味しいものがでてくる小説、民芸、雑貨、キャンプが好きです。特別ではない、ありふれた暮らしの中で、好きなものや、うれしい気持ちになること、新しい気付きを見つけながら毎日を送りたいです。あっという間の3年目。ラストイヤーも、LEEのことが好きなひとりの読者として思いのままに書きつづります。身長152cm・イエベ秋・顔タイプフレッシュ。
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