3月に投稿したブログで「スープさえあれば」と書きましたが、今月はサラダ。
スープとサラダが昔からずっと好きで、自宅本棚にぎっしりある料理本の中にはスープやサラダ関連のものがたくさんあります。
外食に出かけても、スープや前菜が一番気になるし、一番印象に残ります。
自宅で家族のためや自分のために作るサラダは、季節の野菜をいろんな種類たくさん使って、あれもこれも盛り合わせるのが好き。
来客の際にもそういった盛り合わせのサラダを「サラダプレート」と名付けてお出しするのが、いつしかわたしの定番になりました。
最近作ったお気に入りのサラダプレートをいくつかご紹介させてください。
春野菜とたけのこのサラダ

毎年、春先のたけのこが出回る季節に必ず作るサラダです。
たけのこの穂先の柔らかい部分がとても好きなのですが、オリーブオイルと塩でこんがり焼いて
クレソンやアスパラと合わせて盛り付けます。
この日は作り置きのパテドカンパーニュがあったので一緒に。
いつもは横向きに使うことが多いオーバルの器ですが、アスパラやクレソンなどヒョロリと長く動きのある野菜を盛るときには、あえて縦に置いて盛り付けると洗練されるように思います。
緑のサラダ

こちらも春の豆やハーブを盛り合わせたサラダ。
ぱっと見、先ほどのサラダとどこが違うの?と思われるかもしれませんが(笑)違います!
と言ってもクレソンとブロッコリーは同じですが、こちらの裏テーマは「豆」。
この時期愛してやまないそら豆を筆頭に、スナップエンドウ、(見えてないけれど)大豆、と豆たちがセンターを張っているサラダなのです。
行きつけの八百屋さんでわさっと束で120円(!!)のディルが出回っているこの季節、サラダにもふんだんに盛り合わせて、草食動物のようにはむはむとディルを食べています。
他は焼きズッキーニのマリネ、れんこんのポテトサラダ、見えてないけど新玉ねぎのマリネなど。
ディルとグリル野菜のサラダ

こちらも変わり映えしない、似た感じの一皿ですが、中身が違う別のサラダ。
アスパラソバージュという、アスパラを細く長くしたような野菜とディルをメインに。
アスパラソバージュはアスパラみたいだけれどアスパラとは別品種なのだそう。
この時期に、たまーに見かける程度なので、出会ったら必ず購入します。
特徴的なビジュアルを生かしたいので、長さはそのままで動きを出して盛り付けるととても美しい。
ズッキーニやかぶ、長芋はこんがりグリルして、茹でた海老を合わせていただきます。
ホワイトバルサミコを使ったさわやかなドレッシングを食べる直前にたっぷりかけて。

番外編;いろんなマリネを合わせたサラダプレート

こちらは朝食ではなくランチに作ったサラダ。
パテドカンパーニュをメインに、野菜のマリネをいくつも作って盛り合わせた、食べ応えのあるサラダプレートです。
パテドカンパーニュ
焼きトマトのマリネ
紫玉ねぎのマリネ
にんじんのラペ
ポテトサラダ
茹で大豆
モッツァレラチーズ
小蕪、スナップエンドウ、晩柑
小蕪がかわいかったので切らずにそのままさっと蒸して、長い葉をたらーんとまっすぐ盛り付けました。
柑橘やチーズを合わせると、箸休めのようなさわやかさを間で味わえるのが楽しい。
このサラダのように、いろんなマリネやサラダを組み合わせるプレートは、意外と塩梅が難しい。
あれもこれもと欲張って多種多様なサラダを合わせたくなるのですが、気づいたら盛り過ぎてなんだなよくわからない感じになりがちです。
全体を盛り付けたら一歩引いて見てみるのが大事。
ファッションやインテリアと同じですね。
引き算がうまくいった盛り付けほど美しくおいしいなあと思います。
器をキャンバスに見立てて一つずつのせていくとうまくいく。
あっという間に夏がもうそこまできています。
夏の素材で作るサラダを今から楽しみにしているわたしです。
あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 /
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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あき