ムスメが「ハイキュー!!」の研磨にコスプレして連休中の3日間、連日連夜イベントに忙しく出かけている間。

私はたまにはの〜んびり過ごそうかな、と思っていた矢先に、突然連絡がありました。
「できれば今日中。」春は急にやってくる
秋に松茸をお裾分けしてくれた友人から、素敵なお誘いが再びありました。
「山菜採ってきたから、鮮度を考えるとできれば今日中に取りにきてね。」と、相変わらずのお知らせは突然に。
しかも、「食べるなら贅沢にたっぷり明日中に食べるといいよ。、味が落ちちゃうからね!」という、食いしん坊の心をわしづかみにする言葉つき。

隣の州まで行くとこんなにわんさか山菜狩りができるなんて、本当に素晴らしい。
今までも数回おすそ分けいただいたことがあるのですが、今年もなかなかの豊作で嬉しい悲鳴。
これは緊急案件――ということで、24時間以内に動けそうな“美味しいもの好き”な友人たちに急きょ連絡することに。
翌日は祝日だったにもかかわらず、みんな予定を駆使して集まれると…まさかの全員OK。
食のパワーおそるべしです。
ちなみに、松茸の時と同じように、我が家の住人(オットとムスメ)は、この貴重すぎる食材に興味なし。
「山の野草でパーティするの?へー。」
そんな方達にこの鼻腔をくすぐる美味しい山菜を食べさせるわけにはいきません。
下ごしらえからもう、春の香り。
みんなが来るまで20時間と時間が限られる中、まずはわらびのアク抜きから。


重曹と熱湯をかけて8時間以上放置します。
次は、こごみ。

くっついたおひげを1本ずつ丁寧に洗い落とします。
まるで海苔かってくらい密着してるんです、この子たち。


天ぷらや炒め物以外にする分以外は、軽く下茹でしておきます。
この下茹でで、まただいぶ黒いおひげが取れました〜。

とげとげが痛いタラの芽は、はかまと汚れを取って、軽く湯通し。
手間をかけた分だけ、味わいも増す気がします。おいしくな〜れ!
もうこの時点で、キッチン中が春の香りでいっぱいになりました。
春のごちそう、大集合
さて、迎えた次の日。
主役の山菜たちのメニューを考えて、テーブルセッティング。

そして、気づけばなんとも豪華なランチパーティに!
山菜を使って、私が用意したのは、
①山菜炊き込みご飯

②わらびのお浸し

③タラの芽の酢味噌和え(下)、④こごみの胡麻味噌マヨ和え(上)

そして、⑤山菜の天ぷら!

私の天ぷら技術は「サクッと」を目指していつも“ふにゃ”になるのが定番なのですが(笑)、
今回は料理上手な友人が“天ぷら揚げ隊”としてエプロン持参で登場!
カリッ、ふわっ、もうプロの仕上がりで、みんなの歓声が上がりました。

さらに、友人たちが時間がない中、山菜料理に合う品々をいっぱい持ってきてくれました。
エビがごろんと入った餡掛け茶碗蒸し、鮪ステーキ、塩昆布トマトなど…♡

そして、デザートには、
甘さ控えめの手作りお汁粉、そしてクコの実が乗った本格杏仁豆腐まで登場。

ドリンクや日本からのお菓子を持ってきてくれた友人もいて、もう宴です。
完全に春の山菜フェス♡
みんなで山菜を採ってきてくれた友人夫婦に感謝の意を込めて合掌🙏
春で不安定なお天気が続いていたのですが、思いがけない豪華な春の食卓にみんなで笑顔になれました。
翌日も、春は続く
宴の翌日。
天ぷら隊がきちんと残しておいてくれた天かすと、数本余っていた天ぷらをエアフライヤーでカリッと温めて。

そして、やっぱり外せない山菜パスタも1人で堪能させていただきました。

まさか自分が山から採れたての山菜を下処理してみんなに振る舞う日が来るなんて、日本に住んでいた頃は考えたこともありませんでしたが。
こうやってちょっと手をかけて、みんなで囲むだけで、こんなにも豊かで幸せな時間が生まれるんですよね。
鼻の奥をくすぐるような、春の山の香り。
お腹も心もぽかぽかにしてくれる季節の恵みを、今年もこうして味わえたことに、ただただ感謝です。
ではでは、また♪
016 - Umi
教育系 / カナダ / LEE100人隊
48歳/夫(ポーランド人)・娘(12歳)/手づくり部・料理部・美容部/気づけば、カナダ暮らしも20年。3年目のLEEラストイヤーは、心豊かに、彩りゆたかに。旅やネイル、ワークアウト、発酵生活やおいしいものを通して、海外にいても心の余白を大切に。「丁寧に」、そして「笑顔で」。少しの冒険心とユーモアを添えて、多面的に進化していけたらと思います。読む人の心に、ぽっと灯りがともるような瞬間を届けられますように。パーソナルカラー:イエベ秋 顔タイプ:エレガント 骨格:ナチュラル。
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016 Umi