【益田ミリ・スナックキズツキ】誰もが虚しくかけがえのない毎日を生きている
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TB しょこみ
2025.04.29 更新日:2025.05.30
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こんにちは、057しょこみです。
突然ですが、漫画は好きですか?
昔から本が大好き、漫画も大好き!!
おもにりぼん、なかよし、ジャンプで育ちました。
中学生ぐらいからはマーガレットやBetsucomi、Cookieあたりもとおり…大人になってからは日常的には読んでいませんが、定期的にガっとハマって読んでいます。現在進行形で続きを待っているのは「HUNTERXHUNTER」。
漫画が教えてくれた大切なことは本当にたっくさん!
漫画なくして今のわたしはありません!!
益田ミリ 「スナックキズツキ」
特にエッセイが大好きな益田ミリさん。
今回は気軽に読みやすい、一巻完結の漫画を読みました。
なんとなく毎日がパッとしない、だからといって何か大きなことをするでもない、そんな人たちのお話。

誰もが誰かの小さな悪意に傷ついて、誰もが誰かの小さな善意に救われている。
その小さな輪っかの集合体が“社会”なのかも、と感じました。
であれば、小さな輪っかがいいものになれば大きくて変えられないように見える社会だって、もっと良くなるかもしれないよね、と。
どうにもならない虚しさのなかに、人生の愛おしさがある
自分にとってはパッとしない日々が、誰かから見れば素敵に見えていたり。
あんなの嫌だ!と思われる言動が、誰かを想ってのものだったり。
わたしが感じた全編とおして語られるメッセージは、“物事は多面的である”ということ。
完全にだめな人なんていないし完全にできた人なんていない。
けれどそれを意識しすぎると、自分も疲れてしまう。
相手がどう意図していたか、とは全く別問題で、自分がどう感じたか、も大切。
たとえ善意でも自分が嫌なら嫌だと思っていい。

たまには自分を甘やかして許して、誰かを責めたり憎んだり愚痴ったり、そんな自分に嫌気が差したり。
ちょっと虚しくなって、でも誰かがいれてくれる飲み物のおいしさはしみわたって。
何も解決しなくとも、ほろっと解けるその瞬間に人生の愛おしさがあるのだろう。
スナックを後にする人たちときっと同じような気持ちで、わたしもパタンと本を閉じた夜でした。
【057しょこみ】
TB - しょこみ
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
39歳/夫・息子(1歳)/手づくり部・料理部・美容部/国内外問わず旅が大好き。特に北欧をはじめヨーロッパ贔屓で、目下の夢は息子とフィンランドを訪ねること。その土地ならではの手仕事や食文化に惹かれます。“衣食住すべてお気に入りに囲まれて暮らすこと”をテーマに、日々試行錯誤の等身大クリップを書いています。子ども服づくりが新たな趣味。顔タイプソフトエレガント、骨格ウェーブ。TB1年目、どうぞよろしくお願いします。身長164cm。
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TB しょこみ