ムスメの約5年とちょっとの部活が先日、終了しました。
LEE世代から少しずれるかもしれませんが。
この想いをどうして綴りたくて。
がっつり、どっぷり部活や地域のスポーツチームに入部しているお子さんを持つみなさま。
これから、そうなるであろうと覚悟を決めている方々。
わたしはこの独特な世界を全く知らずに、足を踏み入れた物語を。わたし目線でお伝えします。
ムスメは中学から部活をしていました。そこでいろんなことを学びました。
まずは軽くジャブ的なこちら。
いつでも洗濯物は満タンです

物干しラックがいくつあっても足りません(笑)
毎日たくさんの部活着を洗っています。明日、必要だからと前日の20時すぎに言われることもしばしば。そして試合観戦時は。
トイレットペーパーをラッピングして他校に寄贈

改めて知った、そしてそうだよな、と思った部活ならではの習慣。中学校の時に経験しました。他校で練習試合の際トイレットペーパーを寄贈します。これはラッピングした状態で、さらにどこの学校から、と帯も付けます。
お手洗いは保護者も使うのでそれはそうだよな、と当たり前のことを教えられた習慣でした。
当時、ラッピング担当だったので余計気合がはいりました(笑)
そして「食」にも。
「補食」という言葉を初めて知ったのもこの時期です

おにぎりのほかに、ゼリー飲料やこんな感じのお菓子はマスト。買い物をする時も補食として食べられるかな、とこちら側の意識が変わりました。
そして部活のスケジュール。
わが家のパターンですが平日はがっつり20時くらいまで部活。その後、晩ごはんからのお風呂タイム。しかしわたしは21時頃、眠たくなるので夫が準備をしてくれることが多かったです(感謝)
そして土日は・・・
ほぼ終日がっつりです
土日・・・なしの早起きです

高校生ともなると部活はあまり保護者は関与しない、と過去の自分の経験上、勝手に思っていました。
でもどうやら違いました。
学校へ行く時間よりも早く起床。配車(車を出して子どもたちを乗せて現地まで)の保護者さんはそれよりも早く動かれています。
わたしの感覚ですが、保護者は同じ方向を向いていこう、ライングループもご夫婦で参加されている意識の方が多く、最初は温度差に戸惑いました。
土日もほぼ保護者は試合観戦。1年生の頃はあまり参加しなくても・・と思っていましたが
少し経ってから「うちぐらいだよ、観に来てないの・・・」とムスメからポツリと・・・いやぐさりと苦言。
え・・土日は身体を休める日なんじゃないの・・・?わたしの時間は・・・?とか
わたしはわたしでムスメの寝具周りを整えたり、美味しいごはんを作ることで
ムスメのサポートをしているから、とモヤモヤ半分な気持ちでいました。
でも観戦に行くたび・・・ここで自分自身の気持ちが少しずつ変わります。
観戦に行くとみんなが汗をかいて頑張っている姿を見てわたしも熱が入ったり、
今日の試合の他校のエースや審判のことなど、ムスメと共通の会話ができることで盛り上がることが多くなってきました。
そして高校2年生の時、あることがおきます。
思い出と試合とどっち?
修学旅行とのてんびん

大事な試合と修学旅行の日程がまさか重なりました。
前の代は重なっていなかったのに・・・そしてようやくコロナも落ち着き、やっと海外へ行けることになったこのタイミングに。
修学旅行の説明会もムスメと参加し、積み立てももちろんしていました。
ですが、大事な試合が同じ日に。
しかもその試合に負ければ修学旅行に行けます、と説明が。
わたしたち夫婦はやっぱりこの時期にしかいけない修学旅行で、しかも海外とあればぜひ行って欲しいと懇願しました。ですがムスメの返事は「試合で勝ちたい」と。
もちろん部員もそんな声ばかり。すぐ賛同する保護者もいたでしょうが、わたしはずっとモヤモヤ・・・ふつふつ・・・・
ですが、みんなの意思ということで修学旅行は部員全員でキャンセルを申し出、代わりに部活のコーチが別日でディズニーと東京観光を提案してくれました。
すると、キャプテンの保護者さんから旅のしおりを作りませんか?と提案があり、夫とわたしが中心になって東京ガイドブックを作りました(地方者なのでそれなりの、です)
日々、スマホを使う子どもたちに少しでも有益な情報を盛り込んで。しおりとして持ってもらいたくって。
そこから、わたしたち夫婦も少しずつムスメの部活に対する思いや熱量を感じとった時期だったと思います。
少しずつ、わたしの気持ちが
試合観戦が楽しい

わたしの週末の過ごし方が部屋の片付けと常備菜を作るルーティンから一転。
ムスメの練習や試合を観戦しに行くことにシフトチェンジしました。
その理由は。この瞬間は今しかないと思ったから。もう、部屋はぐちゃぐちゃです笑
それでもいい。なんか吹っ切れた気がしました。
3年生になり、スタメンではないけれど毎朝朝練に向かうムスメ。
部活を通じて忍耐や努力、人間関係、あらゆるスキルがアップしているのを身近で感じていました。
そして引退を決めた日。

心を込めておにぎりをつくりました。
具は左から相も変わらず、鮭わかめ、枝豆塩こんぶ、梅です。
部員たちからもらうフエルトのお守りは試合の度にこんなにたくさん。エモいですね。


ムスメはムスメで後輩にチクチク作ってました。この5年間で裁縫スキルもグングンアップしてます。
改めて部活が終わってみるとムスメもですが、まさか自分がぽっかり穴が空く感覚になるとは思っていませんでした。
大量の洗濯物がなくなり、2リットルのお茶を毎日作ることも、朝練のおにぎりを作ることもなくなり。
家族で1つのルーティンがぽこん、となくなると奇妙なものです。
まだ慣れません。
でも良かったこともあります。それはムスメとお出かけができること。
娘が土日に運動着ではなくオシャレができること。
今まで女子高生ができていたことが普通にできる。
なんだか次のフェーズが始まるワクワクな予感(まあ、受験生なんですが・・・)
新たな高校生活を楽しんでもらおうと思います。
そして、長くなりましたがこれから部活に入ろうとする保護者の方々。
そのお子さんと同じくらいの覚悟が必要だと、やっとわたしは分かりました。
わが家はその中でも結構ライトな考え方だったと思いますがたくさん応援をしてたくさん楽しめました。
新たなコミュニティもできました。1つの同じ目標に向かう親御さんたちは心強くって。
決断力や結束力は素晴らしいと思います。
この長いと思っていたらあっという間だった物語はわたしたち夫婦にとって、
ムスメと一緒に戦うことができた貴重な経験でした。
いろんな思いやしきたりに、初めはびっくりすることが多々あるかもしれません。時間が全然足りないこともあると思います。
それでも子どもと一緒に苦しんだり楽しんだりできる最後の、大事な時間かもしれません。
わたしはその時間を共有できて本当に良かったと思っています。
長々と最後まで読んでいただいてありがとうございました。


TB - マッキー
会社員 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
47歳/夫・娘(16歳)/手づくり部・料理部・美容部/日々の暮らしを丁寧に……と思いつつ、「時短」や「お手軽」を追い求める日々。ズボラな性分をどうにかしたい……!と思うだけのワタシと、料理男子でワタシよりはるかに女子力高めな夫、おにぎりをこよなく愛すムスメの3人家族です。これからも、毎日を楽しく、家族が健康で笑って過ごしていけたらと思います。
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TB マッキー