GWがやってきました。
今年はカレンダー通りだと飛び石連休ですが、お休みの取り方によっては長い連休になるそう。
かくいうわたしは飛び石派。
飛び石ではあってもお休みはうれしいものですね。
お休みにはお出かけを楽しみつつ、合間に時間を気にせず本を貪り読みたいと目論んでいます。
春のわたしの課題図書 5冊

小説だけ5冊、
おいしそうな料理が主軸の小説から、医療ミステリーまでいろいろ。
はじめて読む作家さんの作品との出会いもありました。
「禁忌の子」山口 未桜
はじめて読む作家さんです。
それもそのはずこちらがデビュー作であり、第34回鮎川哲也賞受賞作、
現役医師が書く医療ミステリーということで、出た直後から話題沸騰のこちらの作品、
本屋さんでも平積みされているのをよく目にし、気になって手に取りました。
読みやすい文体で、ドラマを見ているかのように頭の中でどんどんサスペンスが進んでいくような感覚のままあっという間に読み終えました。
タイトルが、最後の最後で腑に落ちた。
これからの作品が楽しみな作家さんがまた増えてうれしい。
「ナチュラルボーンチキン」金原ひとみ
以前にブログでもご紹介した金原ひとみさんの「ミーツザ・ワールド」、この作品をきっかけに金原ひとみさんを読み進めています。
この物語は、中年版「君たちはどう生きるか」である、という店頭のPOPを読んで、それは是非とも読まねば!と鼻息も荒く手に取りました。
ルーティーンの中で暮らす45歳事務職、浜野文乃と、ホスクラ通の20代パリピ編集者平木直理(ひらきなおり!)が出会うところから始まるストーリー。
疾走感があって爽快、時にゲラゲラ笑い、きゅんと愛おしくなる。
登場人物みんなのことが好きになる、というのはミーツザ・ワールドでも感じたことですが、一人一人の描写が魅力的なので、読んでいくごとに作品に愛着が湧きます。
「ゆびさきに魔法」三浦しをん
三浦しをんさんのお仕事小説が大好きで、前作の「墨のゆらめき」「舟を編む」「星間商事株式会社社史編纂室」など、どれも知らない世界の働く様子を覗き見しているようなワクワク感もあって毎回楽しみなのですが、今回はネイルサロンが舞台。
こちらも登場人物が魅力的で、何度もクスリと(時にゲラゲラと)笑い、胸がぽっと温かくなり、夜寝る前に読むのにぴったりな作品でした。
三浦しをんさんの作品を読むといつも、映像化するならキャストは。。。と勝手に脳内でキャスティングしてしまうのが楽しみでもある。
この物語も映像化されてもきっととてもいい作品になるだろうなあ、と勝手に妄想したのでした。
「タイム屋文庫」朝倉かすみ
亡くなった祖母の家で、「タイム屋文庫」というタイムトラベルの専門の貸本屋をはじめる30代の女性、
なぜタイムトラベル専門の貸本屋かというと、かつての恋愛に理由があって、彼女はたった1人のお客さんを待つつもりでこのお店を開いた、という物語。
貸本屋、という響きに惹かれて読みはじめました。
貸本屋、ってよく小説の中では出会うのですが、現実に出会ったことはまだない。
まだないけれど、なんだかその響きに無性に惹かれます。
この小説のように、タイムトラベル専門の貸本屋、なんてジャンルを絞られているとなおのこと気になる不思議。
ファンタジーなのか?と途中で思ったほどふわっとゆるやかな時間が流れるお話、
読む側のわたしもふわふわした気持ちで読み終えました。。
気負わず、急かされず、のんびり読むのにちょうどいい。
「山の上のランチタイム」高森美由紀
この作家さんの作品が好きだったので、新刊だ、とうれしくなって読みはじめました。
他の作品もそうでしたが、時折出てくる方言(青森の言葉)が温かくてそこもいいなと思います。
5話に章立てされています。
どの話もタイトルからすでにおいしそうなのがうれしい。
(中身もとてもおいしそうです)
山の風景とおいしい料理と、前を向いて生きようとする人たちの愛おしい話たち、
この本を読んで改めて、山に行ってみたいと思いました。
(実は去年から山登りにトライしてみたいと思っているところ)
おいしい料理が幸せの記憶につながっていく物語がずっと好きですが、この作品もまた好きになりました。
続編を楽しみにしてしまう。
読書のお供のおやつ その1

この日のおやつは、あんこのスコーン。
あんこ生地がうずまきのように練り込まれていて、しっかりあんこ!なのがうれしいのです。
こちらはTBこばんちゃんにいただいたもので、ディエチさんのお菓子だそう。
こばんちゃんにはいつも、大阪(というか関西)のおいしいおやつ情報を教えてもらっています。
毎回帰省の折には、こばんナビゲートで行きたいお店がいっぱい!
あんこスコーンにはコーヒーがよく合う。
コーヒーもこばん家おすすめの、NOWA coffee roasteryのものをいただきました。
どちらのお店も、次回連れて行ってもらおうと(勝手に)思っています。
読書のお供のおやつ その2

この日のおやつ、これまた100人隊にいただいたおやつ。
先日福岡でお会いした、おしまりちゃんにお土産でいただいた、奄美のかりんとう。
これがとまらないおいしさで!!
最初は画像のように、少しずつお皿に出して食べていたのですが、とまらなくて結局ほぼ一気に食べてしまいました。
かりんとうにもコーヒーが合う(と思う)ので、VOALA COFFEEをお供に。
きなこと黒糖がまぶされたかりんとう、本当においしくて虜になりました。
本の傍には、おやつとお茶(かコーヒー)、これは切っても切れない必須アイテムで、
どちらが欠けてもこの時間は楽しめないと思う。
あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 /
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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