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おすすめ漫画『アパレルドッグ』アパレル業界のリアルなお仕事話しがおもしろい!

  • TB いちこ

2025.04.26 更新日:2025.04.28

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こんにちは。いちこです。

本が好きです。実は漫画も好きです。

だけど、ここしばらくは漫画から遠ざかっていました。本棚は既にいっぱい。漫画って巻数が多くて場所を取るから置いておくところがない。読み始めたら集めてしまうのが分かっているのでストップ!と思っていたのですが、我慢できなくて数年ぶりに漫画を購入しちゃいました。

『アパレルドッグ』
林田もずる
講談社

【あらすじ】
主人公の田中ソラト29歳はレディスブランドのMD(マーチャンダイザー)として働いています。入社8年目で中堅、やる気はそこそこ。そんな彼に、突然メンズブランドの立ち上げ話が降ってきます。服が売れない時代にどうやって服を売るのか。社内外の仲間と奔走する、アパレル業界のお仕事エンタメマンガです。

出会いは雑誌か新聞の書評でした。元アパレルディレクターによるファッション業界のリアルお仕事漫画!という言葉に惹かれて購入しました。

ファッションが題材のマンガはたくさんあります。『パラダイスキス』(矢沢あい)や『縫い裁つ人』(池辺葵)、『Real Clothes』(槇村さとる)が好きです。この3作もそれ以外の作品も、デザイナーや販売員、スタイリストのお話が多い気がします。主人公の職業がMDという話しに初めて出会いました。

デザイナーが主役の話しだと、才能がすごい!センスがすごい!華やか!という話しになりがちですが(そういう話しも大好きです)このマンガはMDが主役なのでそうはなりません。数字を追いかけます。スケジュールに追われます。仕事に対する情熱とか、苦労が書かれたお仕事マンガです。

主人公のソラトが働くブランド「ミシロ」は中堅ブランド。そのライバルは、国内1位のグローバル大手ブランド「アンノワ」です。アンノワはきっとユニクロのことですね。

いい素材で廉価な商品を打ち出すアンノワは、大手だから廉価な物を作ることができる。

ミシロのような中価格帯のブランドは、アンノワに合わせようと安易に値段を下げれば質が落ちる。価格破壊が起こって自分たちの首を絞める。関わっている縫製工場や生地屋を苦しめる。

それなら、どうすればいいのか。

服が売れないこの時代に、どうすれば売れるのか。最大手の廉価ブランドにどう立ち向かえばいいのか。

どうすればいいか答えはでないけれど、とにかく服が好き。だから働く。

このマンガ、とてもリアルです。
次巻が楽しみです!

088 いちこ

TB - いちこ

会社員 / 大阪府 / LEE100人隊トップブロガー

43歳/夫・娘(9歳・3歳)/手づくり部・料理部・美容部/ささやかなハンドメイド、旬を感じること、美味しいものがでてくる小説、民藝、書くことが好きです。そんな「私の好き」をLEEのことが好きなひとりの読者として、ありのままの暮らしの断片と共にお伝えできれば幸いです。イエベ秋・顔タイプフレッシュ。身長152cm。

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