福岡県西方沖地震をご存知ですか?
※地震についてのことと、長いですので、20年前に福岡でも大きな地震がありましたということだけでも知っていただければと思います。内容は、気になるという方がいらっしゃれば、お読みいただければ幸いです。
今年は、阪神淡路大震災から30年。
そして、福岡県西方沖地震から20年経ちました。
ずっと福岡に住んでいる方以外は、あまりご存じないかもしれません。
この、福岡県西方沖地震のことについて触れさせていただきます。
(地名等の説明は省きますので、さらっと流してください)
2005年3月20日
20年前の春分の日、午前10時53分。
玄界灘を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生しました。
福岡市では震度6弱を観測。
亡くなられた方が1名、1000人を超える負傷者、建物の被害は9000棟に及ぶなど、福岡では有史以来最大の地震でした。
当時私は大学生で、久留米市から福岡市内の大学まで通学しており、春休みだったのですがおそらく部活の何かで大学へ向かおうと西鉄電車に乗っているときに、地震に遭いました。
20年前、今のように緊急地震速報やSNSもなく。いつ運行再開するのかわからない電車(止まった駅が自宅のある久留米市と通っていた大学のちょうど中間という、土地勘のあまりない場所だったのでどうしたものかと困惑しました)。
携帯電話はもちろん繋がらず、ホームの公衆電話には長蛇の列。
「家族や知り合いと連絡がつかない」ことがこれほどまでに不安なことなのか。
一番記憶にあるのはその不安感。
実は福岡はこれまで「大地震が起こらない」と言われてきていたのです(北部九州は地質が安定していると言われていた)。
福岡で生活する人々の認識が、大きく変わった日でした。
現在、3月20日を福岡市は「市民防災の日」と定めています。

↑今月の県だより、市政だより、ともに特集は「福岡県西方沖地震から20年」でした。
自治体の災害対策が進む
福岡県西方沖地震以来、福岡では災害に強いまちづくりを一気に進めていくこととなります。
当時避難する人で溢れかえった警固公園は、より多くの人が避難できるように整備されました。
さらに現在「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」という計画のもと、建て替え時期を迎えたビルを、耐震性の高いビルへと建て替えています(なのでここ数年福岡の街中、工事が多いのです)。
被害が最小限だった理由
福岡市内、この日は休日で地上に人が少なかったため(福岡の買い物客は元々地下街を使ううえ、地下鉄七隈線が2月に開業したばかりで地下街に人の流れが集中していたそうです)ビルのガラスが割れるなどありましたが、被害は最小限で済んでいます。
これがもし、平日の夕方ラッシュ時だったとしたら・・・?
「備えていた」島の方々
そしてこの地震で一番被害が大きかったのが、福岡市西区にある玄界島。
こちらは島にある住宅ほぼ全てが被害に遭うという、壊滅的な打撃を負った場所。
地震発生後、一時は全島民が避難しました。
しかしながら、人的被害は最小限で済んでいます。
それはこの島の方々、日頃から非常に防災意識が高かったからだそうです。
島なので災害が起こっても、まずは自分たちでどうにかしなければならない。
さらに漁師町のため、漁師さんたちが漁に出ている間は、残っている島民だけで対応しなければならない。
それで島民みんなが、日頃から災害への備えをきちんとされていたとのこと。
ガスを使う昼食どきの地震であったにも関わらず、玄界島で火災は発生していないそうです。
もしもに備えることがいかに重要であるか、考えさせられます。
私の備え
昔災害に関する記事で「避難所に避難できたとして、水や食料はあるが、その人の度数に合ったメガネやコンタクトはない」というのを目にしたとき、ハッとしました。
私はド近眼なので、メガネやコンタクトがなければそもそも避難所へ向かうのは困難です。
寝る直前までメガネをかけているので枕元にメガネはありますが、以前使用していたメガネを、旅行やもしもの時用として別に置いています。

また同じ理屈で、一般的な薬は避難所にあると思いますが、病院で出された処方薬は状況によってはすぐに手に入らない可能性があります。
なので、よく飲む薬は持ち運べるような缶に10日分ほど入れて、そちらから飲んで減ったら補充するようにしています。

↑ありがたいことに現在大きな持病はないのですが、普段飲む薬をこちらの缶に(なんでビスコやねんと思われるかもですが、そもそもこの缶、備蓄用ビスコが入っていましたのでそのまま使っています)。

↑右は夫の薬入れ。
特に持病がある方で、毎日決まった時間に飲むようになっているお薬は切れると良くないので、数日分はあったほうが安心ですよね。
そして福岡県西方沖地震の際に私が痛感したのが「連絡を取る手段、情報を得る手段の確保の難しさ」。
今では公衆電話はほとんどなくなってしまいましたので、もしものときはスマートフォンが頼りです。
なので、モバイルバッテリーは残量をこまめに確認しています。

↑傷だらけですが・・・(笑)。

↑釣りをするので、ヘッドライトなどの明かり系はたくさん備えがあります。スマートフォンのライト使うと、充電が減ってもったいないですので大事!
突然ですが明日から無印良品週間です
LEEWebでも災害への備えとして、無印良品の商品がよく取り上げられています。
↑こちら、とても参考になります!
100人隊ブログでも、無印良品の物を備蓄されているクリップ、多いですよね。
タイミングよく、明日3月21日から31日まで、無印良品週間です。

こちらぜひ備えておきたい大人気備蓄おやつ「チョコようかん」。
気になっていたところ、先日友達からのプレゼントに入っていました!ありがたい♡
↑TB はまこさん・067 おかみほさんもご紹介されています。
私も無印良品で、備蓄食を買い足しておこうと思っていますので、みなさんもぜひ!
「市民防災の日」を、災害対策を考えるきっかけに
今月は、11日が東日本大震災から14年でしたので、災害時の備えを見直した方も多いと思います。
福岡県西方沖地震は、30年前の同じ日に大きな事件があったためあまり全国的にクローズアップされることがないですが、これをまた災害対策について考えるきっかけにしていただければと思い、書かせていただきました。
地震に限らず、これから梅雨の水害、夏の台風など、日本では様々な災害が起こり得ます。
なにもないときにこそ、じっくりともしものときの備えをきちんとしておきたいですね。
長くなりましたが、ここまでお読みくださったみなさま、ありがとうございました。

040 - きな
事務職 / 福岡県 / LEE100人隊
40歳/夫/手づくり部・料理部・美容部/福岡生まれの福岡育ち、地元ネタ多めの2年目隊員です。飲むこと食べること大好き!そして収集癖あり(うつわやキャラものなど)。プチプラファッション好きです。趣味は食べ歩き、ドライブ、神社仏閣巡り、コスメ探し。釣りやキックボクシングでストレス解消しています。今年度もたくさんの「これ、いいな!」をみなさんとシェアしていけたら嬉しいです。
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