愛の告白、ド緊張。
すーはー、すーはー深呼吸
今日は熱量高めです。私が、娘が、いや、我が親族が大好きなヨシタケシンスケさんの絵本について語るから。いや、いつもテンション高いじゃん?
しかもですよ、今月号のLEE4月号見た?

ヨシタケシンスケさんのトートバッグが付録なの!!すごくないですか??ファッションや美容、暮らし系雑誌のLEEでヨシタケさんのコラボトートが付く。人気の高さがわかる
本日はLEE Webの片隅で、ヨシタケシンスケさんへの愛と感謝を語らせて下さい。
いつもそばにヨシタケさんの絵本があった

トップ画像でもご覧いただきましたが、我が家にたくさんあるヨシタケさんの絵本。
他にも図書館を利用したり、実家にあったり、娘のチビうさが通っていた学童にもおすすめして先生方が気に入って置いてくださったので好きなモノは布教活動過去作はほとんど読んでいるはず。
これ全てご紹介したい気持ちではありますが、そうすると今月いっぱいかかりそうなので、今回はこの中から4冊ご紹介します!
嫌な気持ちだってありのまま受け止めていいと教えてくれた
『ころべばいいのに』

娘が小学生の頃、ちょっと学校でうまくいかない時があって。その頃読んだのがこちら。
お友だちとうまくいかない時、嫌な気持ちになった時、たぶん大人は「みんなと仲良くしなさい」と正論を伝えがちだと思うんだけど、この絵本は違う。
《あらすじ》
主人公はきらいな人がいる女の子。自分に嫌なことを言ってきたりされたり、思い出しては更に嫌な気分になる。なんだか気持ちも晴れないし、そんなことを考えてる自分にもモヤモヤする。そんな時、どうしたら気分が良くなるか?別のことをしてみたり、好きなことをしてみたり、たくさんのアイデアを思いつきながら、最後は「もしかしたらきらいなあの子って悪いやつに操られているのかも!?!?」というひらめきへ。
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誰かをきらいというネガティブな気持ちをありのまま受け止めながら、捉え方次第で自分の毎日は変えられる、そんなヒントが満載の一冊。
家族の死をユーモラスに受け止める
『このあと どうしちゃおう』

娘が幼稚園の終わり頃に、私の父が札幌の病院で闘病していて。よくお見舞いにも行くし、治療のために我が家に何度も泊まりに来ていて、チビうさの遊び相手だった父。
そんな父の病状が悪化し始めた頃に出会ったのがこの本。
大人の私たちは心の準備が出来ていたけれど、仲の良い家族の死を初めて経験する娘にこの本があったことでどれだけ救われたか。
《あらすじ》
主人公の男の子の大好きなおじいちゃんが亡くなり、部屋から出てきたのは「このあと どうしちゃおう」と書かれたノート。そこにはおじいちゃんが亡くなる前に書いた亡くなった後の奇想天外なアイデアが…!!
亡くなった後はゆうれいセンターや天国で自由に過ごし、うまれかわりセンターで好きなものに生まれ変わる。おじいちゃんが憧れている生まれ変わりは、末っ子やトートバック(!!)やクイズチャンピオン。天国ではこんな神様にいてほしいという神様たちの人物像、お墓のデザイン、そして残された家族に作って欲しいおじいちゃんの記念品キーホルダーやはなうたCD(みんなに配るの!?笑)。いじわるなアイツはこんな地獄に行くぞというおもしろ内容まで。
そんなおじいちゃんのノートを読んでいるうちに「天国って楽しいところなのかも!」と思い、元気になっていく主人公。自分も「このあと どうしちゃおう」ノートを作ろうと思いった時に気付くのは「今、生きているときにやりたい事がたくさんある」という事。
亡くなった家族を思い出す時に悲しいだけじゃなく暖かな気持ちにさせてくれながら、生きている今も大切にしたいと思える一冊。
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この絵本のお陰で父が亡くなるかもしれないという現実に向き合えたこと、亡くなった後も娘が「じぃじってお酒いっぱい飲んでたから、じごくでチクチクしたお洋服着させられてないかぁ~大丈夫かな~笑」と天国にいる祖父の楽しい想像も出来て、たくさん救われました。
しんどい世界の中で自分を守って生きていく
『にげて さがして』

こちらは私自身がすごく理不尽な目に遭った時に救われた本 意味深発言w
《あらすじ》
誰でも生きていると予想もつかない理不尽な出来事や人に出会う。その相手は想像力を使うのが上手くない。だからそんな時は自分を守るために逃げなさい。逃げることは恥ずかしいことじゃないから。そして逃げた先には君を待っている人が必ずいるよ、というお話。

当時も読むと泣いてしまったんだけど、このクリップを書くために開いて読んだらまた泣いた
でも渦中にいる時はしんどさを励まされての涙だったけど、今読むと「ヨシタケさんが励ましてくれた通りに切り抜けて、幸せな未来を生きてるな」という感謝の涙でした。
子ども向けではあるけど、大人にも読んでほしい一冊。
世の中の見方を変えて日常をちょっぴり愉快に切り抜けていく
『そういうゲーム』

発売後すぐにヨシタケさんファンの母から「ヨシタケさんの新作〝そういうゲーム〟凄くいいから読んでみて」と連絡がきてすぐ買いました!
《あらすじ》
日々の暮らしの中にある出来事や気持ちをゲームに見立てることで、ちょっと笑えてハッとさせられる一冊。「魔王を倒してこの世界を救えたら勝ち」みたいなゲームの王道もあるけれど、話の多くは人生のかなり深い部分を突いている。ディープな思考や人生の出来事を「ゲーム」という仕組みに落とし込む事で、ユーモアに昇華させているのがグッとくる。
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見開き1ページに1ゲームが載っていて、読み終わった後は自分なりのゲームを作りたくなる。毎日のちょっぴり憂鬱な出来事も「これはこういうゲームなのです」という事にしたら笑えるなというものを、この絵本のお陰で色々思いついて楽しいw
今月のLEEでは

トートバックの付録の他にヨシタケシンスケさんのインタビューも。どんな視点で物語を書いているのかなど読み応えのあるインタビューです。
チビッコたちのお悩み相談コーナーもあって、ヨシタケさんの回答がさすがだった!私もお悩み相談したい~
これまでも、そしてこれからもヨシタケシンスケさんの絵本にきっと救われていく我が家です。
005*ヨシタケシンスケ展が北海度に来るのを心待ちにしてるうさこ

005 - うさこ
パート事務員 / 北海道 / LEE100人隊
43歳/夫・娘(14歳)/料理部・美容部/激務夫と、部活に生きるアイドルオタクな娘と自然豊かな道央圏在住。子宮頸がん、抗がん剤経験者。数々の人生の修羅場をユーモアで潜り抜け、LEEを愛してここに辿り着く。自称明るい人見知り。カスタムした軽自動車で、推しのキンプリやJUMPを流しながら車中泊やドライブを楽しみ、カフェに行って読書をしたり手帳を書く時間が幸せ。うさぎっぽい名前だが、寂しくても死なないのに、1人の時間が無いと窒息するタイプ。過去に月曜断食で10kg痩せたが、なぜか万年ダイエッター。週末おいしいビールを飲む為に働くマイペースな3年目隊員。160㎝に憧れるも、身長は何度測っても159㎝。
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005 うさこ