☽ラマダン月が始まりました。
サウジアラビアへ引っ越しをして、初めてのラマダン月が始まりました。
ラマダン月は“新月の観察”によって時期が決められ(毎年時期が異なります!)
1年の中で30日ほど、恵まれない人々を思いやり、日々の平安の有難さに感謝しながら
日の出から日没まで飲食を控えるそうです。
☽ラマダンの日々
サウジアラビアに来るまではラマダン=すごく大変なことで
イスラム教徒の方々はこの期間とても苦しい時間を過ごすのだろう、
という勝手なイメージを持っていました。
もちろん日中、食事のみならず水でさえ口にできない時間は
想像できないほどに大変だと思うのですが、
街の雰囲気を見ていると所々にキラキラの装飾が飾られていたり、
月モチーフの雑貨が溢れていてなんだかお祭りのような雰囲気。
“みんながこの時期を待っていた!”という印象を受けました。
実際イスラム教徒の方とお話をすると、この時期は
“改めてイスラムの教えと向き合う大切な時間”とおっしゃっていて、
イスラム教徒の方々がこの時期をとても大事な時間と捉えている事が分かり、
私のラマダンの印象が変わりました。

モール内やスーパーに設置された装飾


カフェの月モチーフケーキとサンドイッチ

ラマダン時期に飾る雑貨、置き物、ライトなど。キラキラ!
☽イフタールでお互いを労う時間
日没後は、久しぶりの飲食のためまず水(またはミルク)とデーツで胃を落ち着かせ
その後、家族で集まり“イフタール(アラビア語で朝食という意味)”という
食事をとり、その日の断食をやり遂げたことを家族、友人たちと労い合うそうです。
ラマダン期間中は、日没後に各ホテルやレストランで
イスラム教徒でない私たちもイフタールの食事をいただく事が出来ます。
私も住んでいるコンパウンドのレストランでイフタールを体験しました。

基本的にアラブ料理が多いですが、コンパウンドには多国籍の住民が住んでいるため
洋風のパスタやサラダもありました。
そしてデザートはイスラム教徒の方がお祈りをされるモスクや月モチーフのもの。

↑こちら実はケーキ!

イスラム教徒の方々は毎日5回モスクからのアザーン(礼拝時間の呼びかけ)に
合わせてお祈りをされていますが、ラマダン中は日没を知らせる夕方のアザーンを
聞いてから、食事を開始されるそうです。
私もだいぶ聞き慣れた夕方のアザーンですが、ラマダン中は
アザーンが聞こえると“今日も多くの人が断食が終えたんだな、、”と
なんだかほっとしてしまう。。
ちなみにラマダン後は、ラマダンを無事終えた事を祝して“イード”という
お祭りが開催され大人も子供も楽しみにしているそうです^ ^
みんなが穏やかに平和にイード休暇を迎えられますように。
お読みいただきありがとうございました。
095 SEA
SEA
主婦 / サウジアラビア /
39歳/夫・息子(12歳)・娘(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/家族4人で歌ったり、爆笑したり、たまに喧嘩もしながら仲良く暮らしています。ごはんを美味しく食べるために運動し、おいしいお酒を飲むためにお料理をする時間が大好きです。慌ただしい毎日ですが、大好きな人々と乾杯する事で元気をもらい♡ポジティブLifeを楽しんでいます!LEEを通して、生活を少し丁寧に、更にHappyにしていきたいです。
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