【京都】２泊３日の１人旅　part.3

２月初週に京都に行ってきましたので、旅の記録です。

最終日３日目、では早速いってみよう！

６時半　　起床、清水寺へ

インバウンド需要の高まりで、清水寺などのポピュラーなお寺は連日大混雑。

京都人たちに聞くと、「え、清水寺いくんですか・・・大変ですよ」と言われ、まぁ清水寺は何度か行ったことあるし、やめておくか～なんて思ったりもしました。しかし清水寺は朝6時からやっていると知り、早朝なら混まないかも！と思いつきLets’ go！

結果大正解でした。しんしんと雪が降る清水の舞台は人もまばら。高台の澄んだ空気が清らかで、あぁやっぱり来てよかったー！！と嬉しくなりました。清水寺の早朝参拝、おススメです。音羽の滝もまったく混んでおらずでした。ただしお守りなどの販売はもう少し遅い時間に開店のようでしたので、ご注意ください。

8時半　　ホテルに戻り、細川亜衣さん監修の朝食を

ホテルに戻って、朝食会場へ。

朝食会場は宿泊棟から直接行けず、一旦ホテルから出てから朝食会場であるレストラン「carta」に行くという仕組み。「一旦ホテルを出て、友達の家にお邪魔するような感覚になれるように」との遊び心でこのような並びになったそう。なんとも粋。

レストランは白を基調としたクリーンな内装で、どことなく文明開化の雰囲気を感じるつくり。料理人の女性たちはお揃いの白い割烹着を着ているのですが、割烹着なんだけどドレスみたいでおしゃれ。世界観の作りこみがすごいです。

コースは和食なのですが、これは和食といっていいのかな？というくらい独創的。和食といわれて思い浮かべるすべての料理が、「細川亜衣の和食」に再構築されているので、正直いわゆる和食を期待する人はびっくりするかもしれません。この世界観のとりこな私は、一口一口をじんわり味わい、口福感でいっぱいでした。全力でおすすめしてくれたホテルの担当のお姉さんよ、本当にありがとう！

10時半　丸福楼の館内ツアーへ参加

ホテルでは希望者は館内ツアーに参加できます。

任天堂の歴史、建築トリビアを余すことなく勉強できます。小さ目なホテルなので、宿泊者の方10名くらいと一緒に「おぉ～」と感嘆の声をあげながら面白がったり、体験したり。中学生の社会科見学、みたいな気持ちでぐるぐる館内をめぐるのが楽しかったです。

任天堂がいかにして、今のような巨大な企業となっていったか。取引先を迎える姿勢や、内助の功、思い切った舵取りなど、ここで様々な人間ドラマが繰り広げられていたのだな～と想像するとより一層建物に愛着がわきますね。

11時　河井寛次郎記念館へ

河井寛次郎。民藝好きは一度は聞いたことある名前ではないでしょうか。

島根県に生まれ、現在の東京工業大学で陶芸を学び、陶芸家として世界的評価を受ける。柳宗悦らと「民芸運動」の中心人物として活躍。のちに京都（現・河井寛次郎記念館）に居を構え晩年まで作陶を続け、京都に没す。

正直、河井寛次郎のことはよく知らなかったのですが、丸福楼のライブラリーに置いてあった作品集を見て、衝撃を受け、これはぜひ行きたいと思いつき、色々時間を計算すると「ギリ行ける」ことがわかりホテルで自転車を借りて超特急で向かいました。

足を踏み入れた瞬間、「あ、これは最高だ」と確信。笑

なんとも優しい雰囲気の受付の男性。そして看板ネコちゃん。河井寛次郎の息遣いまで聞こえてきそうなほど彼が愛した作品、民藝たちが、まだ彼が暮らしていたその日のように配置され残されています。

河井さんの家におじゃましてます感。とにかく、日用の美がそこかしこに現れています。彼の残した哲学的な言葉の額たちや、座り心地の良い椅子、神聖な窯、作品、居間、茶室。。そのすべてが、彼の審美眼を通りここに集まっている。なんと豊かか・・・・、、、

民藝好きの方、ぜひこの異次元にいかれてみてください。本当に最高でした。

12時半　細川亜衣さんのパンケーキ

丸福楼、公式サイトから予約するとなんとランチが付いてくるのです（！）しかも、食べ放題！笑

パスタ、カレー、パンケーキ…本当にお腹の具合とにらめっこが大変…

わたしはあまりお腹がすいていなかったので、細川亜衣さん監修のパンケーキと、コーヒーゼリーパフェを頂きました（あれ。結構食べている）

13時半　京都発の新幹線で、帰宅

長々とした旅行記もこれにて終了。ここまでお付き合いくださり有難うございました。

今回の京都旅で京都がさらに大好きになりました。日本文化のすばらしさがギュギュっとつまり、世界中の人を魅了する懐深くも気高き京都。あぁ京都。また逢う日まで、さようなら。（毎回大げさ）

055　まぁち