こんにちは、ミノリです。
新潟県万代島美術館で行われている、谷川俊太郎さんの展覧会「谷川俊太郎 絵本百貨展」へ行ってきました。
「絵本百貨展」というだけあって、谷川さんの作品を大人も子どもも楽しめるような仕掛けが満載でした!

作品の展示はもちろんですが、絵本の言葉を用いた音遊びができたり、谷川さんが朗読する声とリンクした映像とその世界観を楽しめたり・・・。視覚的な鑑賞だけでなく、いろんな角度から谷川俊太郎さんが作り出してきた作品の素晴らしさを体感できる内容。娘と息子もドキドキしながら、“谷川俊太郎ワールド”を楽しんでいたように見えました。
親子で「平和と戦争」について考える機会に
谷川さんの作品の中で大切なテーマのひとつが「平和と戦争」についてだと思います。
谷川さんが生前、テレビ番組のインタビューで平和と戦争について応えていらっしゃったのが印象に残っているのですが、今回の展示にもこのテーマに関する絵本作品の展示が。
特に絵本「へいわとせんそう」は大人が読んでも、その対照的な描写にぐっときます。この世界には今も戦争がおきているんだと。
6歳の息子は絵本の描写から「戦争はこわい」という印象を持ったようですが、9歳の娘は感受性が強いので、娘なりに谷川さんのメッセージを受け取ったらしく「どうしたら戦争をおきないのかな」と展覧会を見終わった直後も、家に帰ってきてからも話していました。

その都度「何かできるかな」と、ふたりで話したりしましたが、そのような会話のきっかけをもたらしてくれたという意味でもこの展覧会に行けたのはすごく意義のあることだったと思います。(展覧会を鑑賞後、こちらの美術館と同じ建物「朱鷺メッセ」の展望室へ。天気がよく、眺めが最高でした!)
大好きな詩がプリントされたトートをお土産に
今回は「絵本百貨展」というテーマだったので、谷川さんの詩の展示はなかった(と思う)のですが、鑑賞後のお楽しみ、お土産コーナーで「これは!」というものをゲットしてきました。
谷川さんの代表作「朝のリレー」の詩がプリントされたトートとポストカードです。

言葉選びの美しさとセンスもさることながら、詩の舞台がとにかく壮大で・・・・天才の発想、想像力って何て豊かで素晴らしいんだろうと感動します。私にとって心が震える瞬間とはまさにこの詩を読んだときのこと。
今、この瞬間(私がぼーっとしている時間とか、、)も、
広い世界、地球のどこかで、誰かの新しい朝がはじまろうとしているんだなと。
この詩を読むと自分の悩みなんてちっぽけに感じてくる、という意味でも素敵な詩です。
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たくさんの気付きをもらえた谷川俊太郎さんの展覧会。谷川さんからの温かなメッセージ、厳しいメッセージも心に残りました。
こちらの作品展は、4月6日(日)まで。
新潟の皆さん、春休みのおでかけ候補にぜひ♩
TB - ミノリ
編集・ライター / 新潟県 / LEE100人隊トップブロガー
44歳/夫・娘(10歳)・息子(7歳)/料理部/お米と空気のおいしい、海と山が身近な新潟で暮らしています。興味のあることはいろいろ、料理は作ることも食べることも好き。家族とわたしが心地よいと思える暮らしを目指して、試行錯誤中。何気ない日々で感じた楽しいコト、よかったモノを綴っています。好奇心を忘れずに、毎日を過ごせたらと思います。
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