料理部

【朝食12ヶ月】季節の手仕事で朝食が豊かに

  • あき

2025.02.24

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季節の果物でジャムを作るのが好きで、もう20年以上作り続けています。
趣味のような、ライフワークのような大好きなジャム作り。
思い起こせば母も同じように季節ごとにジャムを作っており、わたしはそれを食べて育ってきたのでその影響が大きかったのかもしれません。
この時期も、ジャムにしたくなる果物が豊富な季節。
先日作ったジャムやその他もろもろについてご紹介します。

橙(だいだい)のジャムを作る

無農薬の橙を友人からたくさんいただいたのでジャムを作りました。
橙はお正月の鏡餅の上にのっかっている印象が強く、甘夏やデコポンのように皮をむいて食べるイメージがないと思います。
わたしもこれまではポン酢を作るくらいでしたが、今回きれいなぴかぴかした橙をたくさんいただいたので、ポン酢だけではもったいない、と思ってジャムを作ることにしました。
柑橘は皮がとにかくおいしい、と思うので皮も一緒にマーマレードに。
火にかけるまでの手間(切ったり不要な部分を取り除いたり)がそれなりにかかるものの、作業中もずっとみずみずしい柑橘の香りに包まれるので幸せなのです。
Podcastでお気に入りの番組を次々流しながら黙々と手を動かしました。

火にかけるとさらに香りが部屋中に広がって、なんらかのセラピーのような時間に感じます。
鍋にぴたりとついて木べらを動かし、あくが出たらすくって、ときどき味見をして、を繰り返します。
今回は1日目に煮て、一晩寝かせて2日目にさらに材料を加えてもう一度煮る、という工程で作りました。2日目の最後に、鍋の中でツヤツヤとツヤが出始めたら仕上がったサイン。
瓶に詰めて脱気をしてできあがりです。

さっそくまだ温かいジャムをヨーグルトに添えていただきます。
ほろ苦さと酸味が絶妙で、大人のビターオレンジジャムといった感じ。
ほの温かいジャムを冷たいヨーグルトと一緒に食べるのがとても好き。(これは作った人の特権ですね。)

ピールも作りました

まだ少し橙が残っていたので、ピールを少し作りました。
ほろ苦さがピールに合いそうな気がして。
ワタを少し残して切って、ゆでこぼしを数回繰り返して煮ていきます。

ちょっとしたお茶請けにも、焼き菓子に混ぜ込むのも良さそうです。
チョコがけにしてもおいしかったです。

りんごバターを作る

長野から届いたりんごがたくさんあったので、毎年恒例のりんごバターを作りました。
りんごバター、作り方はさまざまあると思いますが、わたしが作るのはとても手軽で、
りんごを砂糖と合わせて煮て、柔らかくなったら粗めに撹拌して、バターを加えてさっと火を通すもの。
りんご自体に甘さがあるので、砂糖を少なめにしています。
バターのコクとりんごのみずみずしさと爽やかさのバランスがとても良くて、これさえあればパンがどれだけでも食べられてしまう。
パンケーキやスコーンにぬってもおいしくて、たくさん作ってもあっという間になくなります。
こちらも瓶詰めにして脱気してできあがり。小さい瓶はお裾分け用。



りんごバターと橙ジャムの朝食

りんごバターを食べるために、おいしいカンパーニュを準備した日の朝食。
こんもりのっける感じでいただきます。
水切りヨーグルトには橙のジャムを。
かぼちゃのスープも一緒に、暖色系の朝のテーブルになりました。

あき

会社員・料理教室主宰 / 福岡県 /

49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。

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