またまた寒波
いつまで続くの?ってくらい寒い日々が続いていますね。
雪国のみなさま、雪かきなどで大変かと思います。お疲れ様です。
寒い中、春を心待ちにするこの時期におすすめしたい漫画があるのでご紹介させてください。
「ホテル・メッツァペウラへようこそ」/福田星良 1〜6巻(以下続刊)
舞台は北欧・フィンランド。

ラップランド地方というところが舞台となる漫画です。
あらすじ(以下個人の感想です)
季節は冬・12月。
クリスマスシーズンのお話です。
長く暗い冬が続くこの時期のフィンランド。
フィンランド・ラップランド地方にある小さなホテル「メッツァペウラ」。
アードルフとクスタ、2人のイケオジ(紹介には老紳士と書いてあるけど老紳士というよりイケオジだと思う)が経営するこのホテルに、吹雪の日にひとりの青年が迷い込みます。
彼は日本人の青年、ジュン・シノミヤ(超イケメン:17歳)。
立派な刺青が入った何やら訳ありなジュンを、アードルフとクスタはホテル・メッツァペウラへ迎え入れます。
ジュンの超イケメン具合に目をつけた(?)アードルフの提案により、ジュンはホテル・メッツァペウラでホテルマンとして働くことになりました。
個人的みどころ
親がおらず日本でいろいろあって、メッツァペウラへたどり着いたジュン。
アードルフ(見た目も性格もイケオジ)とクスタ(不器用だけどあったかいイケオジ)の優しさ、そしていろいろな事情を抱えて訪れる宿泊客とのふれあい。

ジュンは短期間(1ヶ月ちょいくらい)で今までにない充実した日々を送り、成長していきます。
ジュンの伸びしろがすごいです。
とっても素直なんですよ、ジュン。
一生懸命仕事を覚えたり、周りのために自分を犠牲にしてちょっと無茶したり。
17歳にしては幼なく感じるところと、17歳にしては達観してしまっているな、というところがありますが、このアンバランスさがむしろ17歳らしいのかもしれません。
もうかわいくて仕方がないです。
アードルフとクスタがかわいがるのも当然!

登場人物みんないい人で、悪人が出てこない。疲れているときでも安心して読めます。
あと、北欧好き&うつわ好きには、作中に出てくるカップなどにも注目していただきたい!
過酷な雪の国の現実
フィンランドの美しさだけでなく、辛く苦しい現実も描かれます。
冬の日照時間約2時間。
吹雪くとそれもないくらいに暗い、フィンランドの冬。
心身の不調を生むこの過酷さも話に出てくるので「フィンランド!オーロラ!綺麗!」なんて単純な思考はなくなります。
といっても、全然話はどれも暗くないんです。
そこが私が思う、この作品の素敵なところ。
ジュンだけでなくアードルフも過去にいろいろ抱えています(クスタも)。
でも、仕事に誇りを持ち、全力で仕事、つまり宿泊客と向き合うことにより起こる数々のあたたかい物語。
作中に、雪深いここで冬を越すには、みんなで助け合わなければならないといった内容があるのですが、それがこの作品の登場人物の優しさの根幹なのだと思います。
読むとほっこりとした気持ちになります。
ひとつだけ難点
絵も美しくて(最初に表紙の絵に惹かれて読み始めました)、美しさ故に寒さまでページから伝わってきそうなこの作品。
みんなにおすすめしたいのですが・・・。
私、カタカナが苦手で。
人にこの作品をおすすめするときに「ホテル・めっつ・・・めっぺっつ?」
ってなってしまいます。
今回はタイピングすればいいので噛まずに無事おすすめできそうで良かったです(3回タイプミスしたけど)。
フィーカのおともに
現在連載中で、先月最新巻である6巻が出ました。

一話一話が短いので、ちょこちょこ読めますし、今のところ6冊なので一気読みも可能です。
もうすぐ3月(早っ!)。
春が来る前に、スウェーデンの休憩習慣「フィーカ」に倣って。
温かい飲み物と美味しいおやつを用意して読んで欲しいな、と思う作品です。

(そして読むとサルミアッキを検索してしまうことと、素敵な椅子が欲しくなること間違いなし)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
040 - きな
事務職 / 福岡県 / LEE100人隊
40歳/夫/手づくり部・料理部・美容部/福岡生まれの福岡育ち、地元ネタ多めの2年目隊員です。飲むこと食べること大好き!そして収集癖あり(うつわやキャラものなど)。プチプラファッション好きです。趣味は食べ歩き、ドライブ、神社仏閣巡り、コスメ探し。釣りやキックボクシングでストレス解消しています。今年度もたくさんの「これ、いいな!」をみなさんとシェアしていけたら嬉しいです。
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040 きな