先日、劇団四季の大人気作品『ライオンキング』を観劇してきました。劇団四季はだいぶ前に『キャッツ』を観た時以来2回目、小学2年生の息子は1時間を超える舞台自体初めて。そんな観劇体験、先に結論からお伝えすると、やっぱり生の舞台は素晴らしい!
Let’s go to theater
ライオンキングはどこで上演?
有明四季劇場へ
詳しい方はたくさんいらっしゃると思いますが…ニューヨーク・ブロードウェイのミュージカルをもとに、1998年に東京公演が開幕した『ライオンキング』はそれ以来、25年を超えるロングランを続けています。ブロードウェイに続く海外初のプロダクションだったそうです。
ディズニー映画でお馴染みのストーリーや歌ですが、そこに舞台版は新たに8曲も追加されていることは知りませんでした。そして音楽だけではなく、舞台美術やダンス、様々な“舞台ならでは”の要素がたくさん加わり新たな作品に。

開幕を迎えた浜松町の四季劇場「春」から、2017年には大井町の四季劇場「夏」へと移り、2021年9月から、現在の「有明四季劇場」にて上演されているそうです。『ライオンキング』は「有明四季劇場」のオープニング作品で、まだオープンから3年の新しい劇場です。
電車でのアクセス方法はいくつかある中、今回はりんかい線「国際展示場」駅を利用しました。駅から徒歩10分ほどありますが、公式サイトに写真と動画でかなり詳しい説明が載っていますので、迷うことはないと思います。
Where to sit
気になる席からの眺め
舞台の前も奥も見える2階席
今回観劇したのは、2階席9列目中央の席。舞台はどこも見切れることなく、しっかり見えました(席からの写真を撮り損ねてしまいました、汗)。公式サイトには「両側壁寄りの席は一部見えない場面がある」旨注意書きがあり、全体を見渡せるという点では1階席の奥や端より見やすかったのでは?と想像します。
チケットを手にした時はやや不安でしたが…実際観劇してみると、キャストの表情はさすがに見づらい距離であるものの、斜め上からの傾斜がある分、舞台の奥の方の美術、舞台前の楽器演奏も遮るものなく観ることができたのが良かった!大掛かりな舞台装置のダイナミックな動きも、全体を見ることができたのが感動でした。2階は席に段差があるので、小さなお子さんは前の人で見えない…なんてことを気にする必要もありません。
ただ感じたのは、俯瞰の視点なので、没入感は1階席の方がありそう。ネタバレにならないようにあまり詳しくは触れませんが、ミュージカルでよくあるようにキャストの客席からの登場もあり、1階席後ろからの登場は、舞台に近づくまで視界に入りません。正面から見られる1階席の方が臨場感があり、世界観を堪能できるのでは、と私は思いました。今回は自分でチケットを手配していなかったので、また観ることがあれば、1階席で観たい!
with children
2時間40分…子どもどう?
小学2年生でも飽きさせない!舞台演出
上演時間は、休憩20分を含む2幕構成で、約2時間40分。実はこれまでも子どもと一緒に観たいなぁと考えたことは何度かあったのですが、この長さの舞台を飽きずに観劇できるのか、少し不安があり…。映画版(アニメ)は約90分なので、トータルで1時間以上長いです。
結果、今回観て(個人差はあると思いますが)、小学2年生くらいでは心配はなかったなと感じました。ストーリーは分かっている上での観劇で、ユーモラスなキャラクター含めストーリー自体の面白さももちろんありますが、とにかく舞台演出は惹きつけられるものばかり。ラフィキのコミカルな登場や、プンバァとティモンの動きに笑ったり、2階席でもある客席近くの演出に驚いたり、感想を聞くと最後まで楽しく観れたようで、改めて映像とはまた違う舞台の良さを実感しました。
事前情報なしでの観劇をおすすめします
私は、何より舞台美術の美しさに感動!プライドランドの動物たち、サバンナの大地の表現、ぜひこれから観るならば、なるべく事前情報なしで観て欲しいです。音楽もまた映画のお馴染み曲に加えて、アフリカの言語「ズールー語」を用いた曲など、ところどころにアフリカ民族音楽が加わり、世界観を作り上げています。ちなみに、その壮大なスケールに冒頭から涙が溢れました…。

ロングランも納得!の『ライオンキング』。写真も少なく情報は簡単になってしまいましたが…もし観劇を検討されている方がいましたら、少しでも何か参考になれば嬉しいです♪
ミュージカル推しな子ども時代
私自身は、初めてミュージカルの舞台に出会ったのは小学1年生の時。当時住んでいたニューヨークで、初の観劇作品は『キャッツ』でした。アート好きな父親の影響もあって、その後も何度かブロードウェイに行っては、家でサントラを毎日聞いていた子どもでした。

アメリカでは子どもたちにとってミュージカルや舞台は、日本よりずっと身近な存在な気がします。授業で戯曲を取り上げたり、学校で舞台を上演したりすることも一般的。私が住んでいた小さな町のハイスクールでも定期的にミュージカルを上演していて、それもフルオーケストラでなかなかのクオリティ!(『ハイスクール・ミュージカル』の世界!)
…と色々と懐かしく思い出しながら、舞台などアートを通じて幼い頃から自己表現能力や創造力を育む教育的違いにも思いを巡らせてみたり。今でこそ日本でも教育におけるアートが見直され、STEAM教育が推進されているようですが、教育論はさておき、舞台も映画も音楽も、少なくとも人生をより豊かにするものの一つであることは間違いないなと思っています。
010 - アイコ
教育系 / 東京都 / LEE100人隊
47歳/夫・息子(15歳・9歳)/手づくり部・料理部・美容部/男子2人に振り回されながらも、それがけっこう楽しい毎日。インテリアはシンプル派、ファッションはモノトーンメイン。“好き”のある暮らしを大切に。子どもとのお出かけ、日々の素敵な発見や心動く出会いを、みなさんと共有できれば嬉しいです。LEE100人隊2年目もよろしくお願いします。NY育ち・身長156cm。
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