【東京・日本橋】食べ歩きグルメ３選 ＋手土産 TB icoco

時をさかのぼりまして、昨秋LEEパーティーに参加するためおひとりさま＆東京おのぼりさんが食べ歩いた記録のお話。短い滞在期間なので事前に散策するエリアを決めたいけれど、情報が多すぎて選べない問題が勃発！そんな時、頭の中でぽっと思い浮かんだ相談相手は全体を見て判断する能力に長けている同期のemyちゃん。右も左も分からない田舎者にも優しくて頼りになるemyちゃんから指南をいただき、選んだ場所は日本橋エリア。その中でも日本橋人形町・日本橋浜町は江戸時代から続く伝統工芸展や、老舗も多く残っている下町情緒溢れる町で特に魅力を感じ訪れることにしました。最寄り駅は東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町」駅。ここから目印になる時計台を目指し街歩きスタート。

安産祈願で有名な神社

近代的な建築で美しい外観「水天宮」

食べ歩きの前に先ずお参りしよう！と思っていたので、人形町通りを程なく進み甘酒横丁を通り抜け向かった先は「水天宮」。お宮参りの方がたくさんいらっしゃったのでとても華やかな雰囲気でした。わたしは健康と旅の安全を祈願しお参り。終始穏やかな空気が流れ、歩き慣れないこの地でも佇んでいるだけでほっとする安心感を得られます。以前はお参りしてもピンとこなかった感覚ですが、神聖な場所で平等に行える心の整え方は年齢を重ね好むようになりました。

絶対食べたい名店3選！

①溢れる肉汁！人形町今半惣菜（人形町店）「すき焼き肉まん」と「すき焼きコロッケ」

今半さんは言わずと知れたすき焼きが有名なお店。おひとりさまのすき焼きは少々躊躇ってしまいますが、隣接している持ち帰り専門店、人形町今半惣菜さんで限りなく近い願いを叶えます。すでに３０人ほどのお客さんで列が出来ていました。店先には豊富なお弁当と惣菜が並び、当初の「すき焼きコロッケ」だけを買う予定が、大きな蒸し器から湯気が立ちほかほかの肉まんにも目が奪われてしまい買わずにはいられません。甘じょっぱいすき焼きはコロッケにしても肉まんにしても相性抜群。行儀が悪いけれど歩きながらあっという間に完食。

②とろける江戸の味！玉ひで「親子丼」

1890年代に親子丼を出前として売り出し、親子丼のお店として有名な玉ひでさん。以前から日本橋にあるお店が気になっていました。お店の建替え事情などもあり、今回も食べれないと思っていた親子丼ですが、仮店舗で営業されていて且つイートインも出来るということを知り、出来立てを食べられるこの上ないチャンス！とこの暖簾の前で歓喜の舞い。

憧れていた親子丼が目の前に。たまごの半生と半熟の間を限界まで見極めた煮込みで、最高のとろとろ具合は洗練されたさすがと思わざるを得ない職人技。鶏肉の臭みを全く感じずぷりぷり食感。テーブルに七味もあるのでひとふりして味変を楽しむの良し◎こちらも飲むようにあっという間に完食。もっと食べたいという思う余韻を残しお店をあとにしました。

*玉ひでさま、店内撮影許可頂きありがとうございます！

③ミシュランガイド東京に3年連続掲載！讃岐うどん専門店「谷や」

打って、切って、湯がきたてのうどんが食べられる谷やさん。うどんも大好きなので張り切って一番乗りで並び、今か今かとお店の前で首を長くして待機した平日のお昼前。

店先には讃岐うどんの種類についての説明書きがあったので熟読。直前までどのうどんを食べたいか悩みに悩む。

店内は広々とした空間が広がっており、おひとりさまも安心して座れるカウンター席もたくさんあります。オープンと同時に直ぐ満席状態になってその波は帰るまで途切れていませんでした。

こだわりの素材で作れらた「かしわ天うどん」

つるっとなめらかなうどんにさくさくジューシーなかしわ天などが添えられた一品を注文。オープンキッチンでうどんを打って切る臨場感ある作業を間近に見ながら麺をすするのも良いものです。時々レモンをきゅっと絞って出汁をさっぱり味にした変化もとても美味しい。

谷やさんのこだわりうどん麺は店内で丁寧に作られています。ガラス越しにうどん打ち撮影の許可を出してくださり、良いタイミングが撮れるよう目配りする優しいお人柄の心遣いが嬉しく深く記憶に残っています。

*谷やさま、店内撮影許可頂きありがとうございます！

明治10年創業のいなりずしの名店人形町志乃多寿司總本店さん。長年にわたって守り続けている味をぜひ沖縄に持って帰りたくてお店に立ち寄りました。近隣に明治座さんがあるので演劇の前にちょっと食べていく方々も見受けられ、そういう人の光景も含め風情を感じすごくいい雰囲気の町だなと思いました。

粋な江戸らしさを感じる人形町志乃多寿司總本店さんのいなりずしはさっと片手で食べることが出来て、出汁が効いたほんのり甘い上品な味。この味のバランスが好みだったので、お店の中で食べてしまったら何個も注文していたに違いない。

【東京・日本橋】誰かと人情と美味しいものを共有したい町

おひとりさまにも関わらず短時間でこんなに食べたの？！と自分でも驚くほど食べてしまいました。ただ、唯一心残りは日本橋で経験した心躍る瞬間の美味しさや、町の人々の優しさ触れたときの感情を誰とも共有できなかったこと。旅に行くときはいつも家族や友人、そして仕事で出張に行くときは必ず現地の方々と一緒に過ごすので久しぶりの一人時間は結構寂しかったかな。100人隊に入隊してもう4年目だというのに相変わらず誘い下手なことも相まって今更ながらその機会を逃していたことをちょっと後悔。2025年はお誘い下手を克服することかな？