前回レポートしたスパイスワークショップ①のクリップでは畑を巡りスパイスやハーブがどんなふうに育っているのか学びました。今回はそのスパイスやハーブを使いスパイスカレー作りに挑戦。
場所は「にわかスパイス研究部」へ

沖縄の古い民家を改装した「にわかスパイス研究部」へ。On the farmさんと同じ敷地内にあります。久しぶりに訪ねましたが、何も変わっていなくてなんとなくほっとする場所です。

苗などが置かれてスパイスの作業場になっていたり、かまどもあるので昔ながらのスタイルでお米を炊くことが出来ます。今回作ったスパイスカレーと一緒に食べるごはんはもちろんこちらで炊飯されたものを頂きました。
On the farmさんの店内へ

参加者の皆さんとすぐ隣にあるOn the farmさんの店内へ移動し、早速スパイスカレー作りの作業に取り掛かります。

店内にも丁寧な手仕事が施された選別中のスパイスがありました。
初めて出会ったスパイス「ブラッククミン」も!

「ブラッククミン」は今まで使った事も無ければ見たこともな無かったスパイス。普段使っている一般的なクミンより色は黒色。味や香りは強く感じません。食べると違うのかな?主にお魚料理などに使われているスパイスだそう。
やんばるで育ったスパイスで作るカレー2種

集まった参加者は全員スパイスとカレーに興味があるので、性別や年齢が違えどあっという間に話も弾んですぐ仲良くなります。だから自然と役割が出来て作業も料理スムーズ。この雰囲気は仕事や友人との交流とも違う料理教室ならではの醍醐味。

一つ目はセーイカを使った「イカのスパイスカレー」。その季節にある旬のものとスパイスで作るカレーは、決まったルールに沿って作るのではなくおおらかに作ります。失敗したって大丈夫、恐れず臨機応変に。そんなスパイスカレー作りはごちゃまぜ感がある沖縄のちゃんぷるー文化に通ずるものがあります。

二つ目は豚肩ロースを使った「スパイスポークカレー」。豚肉文化が根付く沖縄では年中美味しい豚肉が食べられます。高級スーパーに行かなくても臭みがなく良質かつ新鮮な豚肉を気軽に買えて食べられることは本当に幸せなこと。

根気がないので普段ならすぐ諦めてしまう玉ねぎのキャラメリゼ。でもみんなと一緒なら「まだまだ!」という掛け声とともに、頑張って完璧に炒められました。

参加された中には80歳になる方も。とても元気で明るくわたしもパワーをたくさんもらいました。包丁さばきもお見事!切っているのはパクチーの仲間「ノコギリコリアンダー」。
やんばるスパイスを使った副菜

スパイスカレーをより美味しく演出する副菜はとても重要。有難いことにオーナー芳野さんが事前に作って頂いた副菜がたくさん!。丸いコロッケに似たものは「カトゥレット」。揚げたての揚げ物ってなんでこんなに美味しいのだろうか。
炊いたごはんもスパイス入り

中に入れたスパイスはパンダンリーフと月桃の実。月桃は香りが強い植物なので、蓋を開けた瞬間ふわっとあたり一面に月桃の香りが広がります。沖縄の人はこの香りを全てムーチー(沖縄の鬼餅)と思ってしまうふしがあるので、やっぱりというか必然というか同郷のメンバーと「これムーチーだね」という言えば、「はい、これムーチーですね」というふうに会話を交わしていました(笑)。
完成!やんばるのスパイスを使ったカレープレート

各々好きなように盛り付け。豊かな彩りと風味を持つ一期一会のような一品にになりました。スパイスをもっと身近なものにして、旬の材料を楽しく使って自由に作った唯一無二のスパイスカレーの出来上がり。
スパイスなひと匙「グリーンペッパー」

忘れてはいけません、今回のワークショップの主役はコショウ。出来上がったカレープレートの上にピリッと若葉のような青々しさを感じる新鮮なグリーンペッパーを散らして食べました◎
フライドグリーンペッパー

コショウの新しい食べ方も学びました。新鮮なグリーンペッパーを素揚げしてお塩を振りかけもの。生や乾燥したものとはまた違う風味に変化していて面白いです。

因みに真ん中に添えた飾り用の葉はシナモンリーフ。ごはんに蓋をするイメージでのせてみました。

窓の風景。前回よりコショウの苗が増えている。わたしもしっかりコショウ愛を受け継いだので、夢にまで見る収穫まで頑張って育て上げたいと思います。
On the farmさま、撮影・掲載のご快諾いただきありがとうございました!
TB - icoco
会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊トップブロガー
46歳/夫・娘(18歳・9歳)・息子(11歳)/手づくり部・料理部・美容部/雑誌・Web「LEE」、そして100人隊が大好きです。小窓の住人として、書くこと・伝えることに夢中になっていたら、あっという間に5年目。これからも、LEEが大切にしているものを大切にして、ゆるりと日常を楽しみながら書き綴っていきたいと思います。衣食住はシンプルなカラーの中に時々はっきりとした色を取り入れるのが好き。北欧やビンテージの雑貨・家具・沖縄のものもお気に入り。服はきれいめカジュアルが多め。肩幅広め・中肉中背で、骨格ナチュラル。イエベ秋の濃いくすみ色が合うらしく、ブルべ冬にも少し寄っている(らしい)身長162cm。
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