千駄ヶ谷にある、三井ガーデンホテル神宮外苑で行われていた催事が1月で終了すると知り、滑り込みで行ってきました。
解放感!
純度100%の暗闇
ダイアログ・イン・ザ・ダーク

「内なる美、ととのう暗闇。」って何だろう?と看板をみて興味がありました。
視覚障害者の案内人が暗闇をナビゲートし、視覚以外の感覚を使ってコミニケーションする90分のアトラクション。
更衣室に荷物を全て置き、手ぶら、裸足で暗闇の空間を10名ほどの参加者と体感してました。
まっ暗闇が怖い

なんと、極上の暗闇になった瞬間、私は少しパニックになり、恐怖でギブアップ。
心身健康と思っていましたが、自身の身体の繊細さを思い知りました。
少し落ち着いた頃に合流させていただきましたが、こんなに暗闇が怖いと思ったのは生まれて初めてです。
トラブルがあっても、スタッフの方が優しく対応してくださったおかげで、安心して体感することができました。
視覚以外の感覚が研ぎ澄まされる時間

暗闇の中は、視覚以外の感覚だけが頼り。
声や音のする方、手や足に触れるものが全て。
慣れてくると、だんだんどんな場所か脳内でイメージできてくるので安心します。
砂利道を歩いたり、水を触ったり、広い木の舞台らしき場所を散策したり。参加者の方々と、声や手で協力し、腕や背中を借りたり貸したりしながら進みます。
杖があるだけで、安心感も全く違うことを痛感。
暗闇で食べるお米の食感、飲むお茶の温度。
ちょっとしたことですごく安堵し、そこに在るものに心を寄せることで不思議と生きてる実感が湧いてくるのです。
心が解ける不思議

杖や人の気配、ぬくもり、香り、感触の安心感。
気づけば、とても解けた感覚がありました。
情報の多さに、感覚が分散したり忙しない感じとは真反対の、体の視覚以外の感覚に集中する時間はとても贅沢。
特に触感が研ぎ澄まされて、脳がリラックスする感覚が味わえました。
視覚があると気がつかない、光のない世界にも思いを寄せることができ、杖をついている方がいたら、積極的に手を差し伸べようと思いました。
日常は光に満ちた眩しい世界

真っ暗闇に慣れると、ほんの少しの灯りが、とても眩しく感じられます。
数分は目が開けられず、赤ちゃんが生まれた直後にみせる眩しそうに目を瞑る表情が、とても理解できたほど。
普段の照度が、いかに明るいかわかりました。
日常の世界は、改めて光だらけ。
暗いなと思う日常の夜の姿さえ、光が存在していることを知りました。
暗闇の怖さ、不安、心もとなさは感じつつ、人の気配や音や感触や温度があれば大丈夫、と、暗闇を正しく怖がれるようになった気がします。
気になる方は
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム竹芝
「対話の森」へ

残念ながら神宮外苑のアトラクションは終了してしまいましたが、竹芝にあるダイアログ・ダイバーシティミュージアムにて、今後も楽しむことができるそうです。
内容も少し違うようなので、いつか行ってみたいと思います。
りーぬ
TB - りーぬ
会社員 / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
45歳/夫・息子(17歳)・娘(14歳・9歳) /手づくり部・料理部/ 高校生、中学生、小学生3人の育児と仕事に奮闘中。健康のために、野菜多めの食事やヨガ、ピラティスで心身を整えています。インテリアやファッション、カフェでお茶する時間も好きです。日々を大切に、好奇心を忘れず、家族や周囲を笑顔にできるような暮らしまわり、体づくり、料理、働き方などのライフスタイルや感性をLEEで勉強中。自分自身が「いいな」と思ったことを人に伝えることが好きです。読者モニター経験、LEE100人隊7年目。身長162cm。
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