植物やお花が好きなので毎年しめ縄のアレンジを試みています。成功もあれば失敗もたくさんありましたが沖縄で育った身近なものを使って作りたいので、過去には月桃やマンゴーの葉などを使って色々作ってきました。今年は「さとうきび」です。

【沖縄】冬の風物詩「さとうきびの花」

只今沖縄はさとうきびの季節を迎えていて花が至る所で咲き誇っています。さとうきびの花が咲くと、きびの収穫の始まり黒蜜や黒糖の原料となる「製糖期」に入ると言われています。

さとうきびの花

さとうきびの花はすすきと似ているので間違われやすいですが、さとうきびの花は白っぽい綿の様にふわふわ咲いています。

背丈はかなり高く3ｍ～4ｍまで伸びて育ちます。この畑は義父が生前耕していた畑でした。今は手付かずで手入れが生き届かずこんな荒れた状態ですが、さとうきびは多年草のため健気に季節を巡り真っすぐ成長して見事に花を咲かせます。

すすきと比べてみよう

ちなみにこちらはすすき。

さとうきびの花と似ていますが、比較すると違う植物だと分かります。

さとうきびを使ってしめ縄作り

主な材料はさとうきびの花、綺麗に処理したさとうきびの茎、さとうきびの葉、そして100均で買った手のひらサイズのミニしめ縄飾り。

さとうきびの茎の断面

糖蜜を取るには痩せすぎた茎ですがしめ縄アレンジには最適なサイズです。ちなみに茎からべとべとにならない程度に蜜が出てきました。

今年100均で買えるしめ縄飾りは去年よりもコンパクトなものが増えた気がします。

さとうきびでしめ縄作り①束ねる

さて早速作ってみましょう。さとうきびの茎を束ねて、ワイヤーを巻いてからさとうきびの葉で隠すように包む。隙間にさとうきびの花を差し込む。

さとうきびでしめ縄作り②ミニしめ縄飾りを取り付ける

最後に全体のバランスを整えミニしめ縄でお化粧飾りをしたら完成。作成時間は20分くらいでした。

しめ縄を飾る場所

古材がある場所では花の色と同化してしまったのでおすすめしません。

白い壁は予想通り綺麗に映えておすすめですね。今年もぎりぎりのしめ縄作りでしたが、正月飾りやしめ縄を飾るのに縁起の良い日 「八」には「末広がり」という意味もあると言われている12月28日に飾ることが出来て良かったです。ではでは皆さまが年末と良い週末を過ごせますように。