こんにちは、023 しーです。
読書の秋はもはや終わりましたが、本の読書記録を残しておきたいと思います。
最後には絵本紹介もあります。
ご興味ある方はぜひ読んでいってください。
「架空犯」東野圭吾
若い頃、よく読んでいた東野圭吾さんの本を久しぶりに購入してみました。
「白鳥とコウモリ」のシリーズ最新作。
と言うことで、待っていた人もたくさんいるであろう作品ですが、
「白鳥とコウモリ」を読んでいなくても間違いなく楽しめる一作でした。
高級住宅街での火災現場から見つかった夫婦2人の遺体。
その謎を解き明かしていく王道ミステリーです。
主人公の五代さんが冷静でかっこいい。
それに対して、その他の登場人物たちが人間味溢れ、魅力的。
犯人探しだけが目的になるのではなく、事件が起きた過程や心情を丁寧に表現していて最後まで楽しめました。
殺人事件が題材なので、悲哀はもちろんありながらも、同時に優しい世界がそこにある東野ミステリー、やはり好きだなと改めて思いました。
安心して読める1冊です。
「夜明けのすべて」瀬尾まいこ
今年の初旬に映画化されて気になっていた本。
やっと読みました。
PMSが原因で感情をコントロールできなくなる美紗と
パニック障害を抱える山添。
生きにくさを抱えている2人が周りの人たちとの関わりの中で自分と向き合っていく物語です。
大きな起伏はないのに、日常の中の小さな変化の集合体が、物語最後の大きな清々しさにつながっていて、しみじみ読んでよかったな、と思える作品でした。
本当に今更ですが、単純にPMSやパニック障害の一端を知ることができたのもとてもよかったです。
そして、2人の周りにいる人々が、彼らを特別扱いするわけでも、かといって無視するでもない、見守るとも違う絶妙なラインで2人と関わっていく姿が印象的でした。
優しさとは、相手のことを思うとは何かを考えてしまいました。
「雪わたり」作・宮沢賢治 絵・堀内誠一
絵本好きです。
こちらは季節的にちょうど良いかな、と思って紹介します。
小学校低学年の子なら一人で読むのに丁度良い内容の絵本です。
雪国に住む四郎とかん子の兄妹が小ぎつね紺三郎に出会い、きつね小学校の幻燈会に招待される物語です。
ズル賢く、人を騙すようなイメージのあるきつねですが、この幻燈会の様子を見ればきっと印象が変わるはず。
言葉が綺麗で読んでいて心地がよく、声に出して読みたくなる文章です。
また、情景の表現が美しくも独特な言い回しがされていて、想像を掻き立てられます。
堀内誠一さんの絵も可愛らしさと勢いがあり、見ていて飽きません。
雪景色には迫力、夜空は静寂が感じられます。
読書家とは言えませんが。
難しい本は読まないし、小説や絵本、たまにエッセイを読む程度で
毎日読書の時間をとっているわけでもないのですが、
ただ本の世界に入っていく感覚が好きで、スローペースで読んでいます。
たまに読書記録としてブログで書かせてください。
読んでくださり、ありがとうございました!
ではー
023 しー
023 - しー
主婦 / 奈良県 / LEE100人隊
42歳/夫・娘(7歳)/手づくり部・料理部/布小物を作るのが大好きです。バッグやキーホルダーなどの作品や日常の小さな幸せを見つけるをテーマに書いています。また、お出かけも大好きなので、非日常の旅行から美術館、博物館などのちょっとしたお出かけについてもシェアできたらいいな、と思っています。料理は、得意ではありませんが、モチベーションアップのために頑張ります!あたたかく見ていただけるとありがたいです。
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023 しー