こんにちは。ゆめい です。

本日、家族で少し早めのクリスマスのお祝いをしました。

今回、絶対にムラヨシさんのケーキを作る！と決めていたので、前日から準備を進めていました。

こちらの本を手に取ったのは、上海に住んでいた3～4年前くらいだったと記憶しています。

コロナ禍での上海ロックダウン時にお世話になったレシピ本のひとつ。

あの頃はひたすら家での生活を強いられていて、食べたい物は自分で作らない限り食べられないという状況……。毎日朝からパンを焼きつつ昼ごはんに食べるうどんを足で踏み踏みしながら仕込み、買い物もままならず団体購入しかできなかった食料の調達合戦に参加したりしていました。

そのような状況でスイーツを作ることは当時の物資状況を考えてもなかなかの贅沢ではあったのですが、何日かに1回、残り少ない砂糖に怯えつつも夜な夜なスイーツ作りをしていて、その時間だけは辛いことを忘れることができ、さらに上手く仕上がった際はなんとも言えない達成感を感じていました。

なかでもいちばん家族が喜んでくれたのがこちらのレアチーズケーキ。

キレイにナッペをしたような仕上がりに見えつつ、実は底が抜ける丸型からスポッと抜いただけのお手軽さも魅力的。ちなみに下のスポンジは市販のカステラで代用したので、チーズ生地を流し込んで冷蔵庫で冷やし固めただけなのです。（そう見えないでしょ？）

少し泡立てた生クリームを加えているので、口溶けが本当になめらか。自分で言うのもナンですが、お店で出されてもおかしくないクオリティなのです。（自画自賛）

先日、突然入ってきた悲しいニュース。

ムラヨシさんの急逝はあまりにもショックで、しばらくは呆然とした日々を送っていました。

少しずつ受け止め、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

たくさんの素敵なレシピ、これからも時々覗かせていただきますね。

ムラヨシさんのご冥福を心よりお祈りしております。