「もうすぐ、冬休み？」
こどもの長期休暇が近づいてくると、「今のうちに行っておかなくては！」と、急に出かけ始める私。
今日しかない！と繰り出した先は大都会・新宿。
帰宅する前にちょっと ひと息 立ち寄ったのがこちら。

JR新宿駅構内 やおりんカフェ

店先のりんご達

新宿駅の中でりんご飴！
りんご飴が食べられる このカフェを知った、一番最初のきっかけは、

ヨシタケシンスケさんの「おしごとそうだんセンター」

2024年LEE4月号の特集「ヨシタケシンスケさんと考える『はたらく』ってなんでしょう？」、こういう考え方もアリやったんや！と、とても興味深く読みました。
私は小学生の時も・中学生の時も、卒業文集で「将来の夢は？」とか、「10年後の私」という質問にクラスメイトの寄せ書きのようにして書くページに、「なんて書けばいいのかわからない。」と、いつも困っていたし、特に就職活動をし始めた21歳の私に、このページを開いて渡してあげたい、そんな気持ちで読みました。

その時に新刊で紹介されていた「おしごとそうだんセンター」。
気になりながらも、今は私、働いていないしな、とか、まだうまく言葉にできないけど、「はたらく」ことへの怖さとか、そういう少しネガティブな思いがあり、本屋さんで見かけても、ページを開けることができませんでした。

11月の末だったか、学校で毎週「どくしょのじかん」がある こどもの本を探しに、ふたりで本屋さんの児童書コーナーに行ってみると、この「おしごとそうだんセンター」がクリスマス仕様のカバーになって平積みされていてたのが目を引いたこと、卒業生emyさんの「おしごとそうだんセンター」のクリップでコメントのやりとりをさせて頂いたこと、「これは私の、emyさんとの思い出だな。」と、「こどもへ」とかこつけて、私が読んでみたいから買いました。

通常版のカバーの上に、クリスマスバージョンのカバーが！

さすがヨシタケシンスケさん。
その日から、こどもが寝る前に読んでもらう本として、けっこうな頻度で持ってくる。

声に出して読みながら、「そう。長く働き続けられるのって、結局ここにかかってくるよなぁ。」なんて思いながら、会社員だった頃の自分に読み聞かせているようなところもあり、そして、描かれている「めずらしい」お仕事のイラストを見ながら、ふたりで「〇〇屋」とか言い合ったりして読んでいます。（もう何回も読んでいるのでさすがに答えも憶えているのですが、イラストを見るのが楽しいようです。）

何度も何度も読んでいるうちに、「お父さんはどんなところで働いているのか見てみたい。」、そうこどもが言い始めました。
そうよなぁ、一番身近に働いている大人だから、そうなるよね。

ということで、休日、夫が勤めている会社へ家族で出かけることにしました。
（事前に夫が上司に許可をもらってきてくれました。）

新宿駅で乗り換える際、改札に向かっていると、「りんご飴、食べる？」と夫が聞いてくる。え？りんごあめ？なんで今？
「食べるー！」と言う こども。

改札を出る前に連れて来られたこちらのお店。
夫はここの改札を通る度に、「りんごあめ？」と気になっていたらしいのです。

お祭りなんかで見る、一個丸々のりんご飴もあったのですが、それはさすがに食べにくいということで、カットされたものがカップに入っているものをテイクアウトで購入しました。

私もユニクロ×アニヤ、しっかり購入しております。

賞味期限は30分。(飴が溶けてくるからだったかな？)
そりゃ帰りに買って帰ってくることもできなかったんだな。

夫の会社に到着し、賞味期限ギリギリ、まずは食堂に通してもらい、りんご飴を食べました。正直あんまり期待していなかったのですが、そのおいしいこと！
「八百屋が本気で作ったりんご飴」とだけあって、りんごがおいしい。そして周りの飴がカリカリしていて、口のなかでりんごのしゃきしゃきと飴のカリカリが混ざる食感が楽しい。大人の方が夢中になって食べました。

その後、夫がこどもを連れて、自分の席や会議室、応接室を見せて回ったようです。
（私は食堂で待たせて頂きました。）

どうもうちの子は「お父さんは、私と同じように机と黒板がある教室で『おしごと』という授業を受けている。」と思っていたようで、自分たちの教室よりはるかにたくさん机が並んでいたこと、自分たちの黒板とは違う黒板を使っていること、（ホワイトボードのことだと思います。）椅子だけがたくさん並んでいる部屋など、想像とはちがったことに興奮気味に戻ってきました。

そういえば、いつも夫が帰宅すると、「お父さん、今日の授業なんだった？」と聞いていました。「今日の授業はー、会議と資料作ったりー…。」と答えていた夫。
「今日は社長に怒られなかった？」と聞くのは、「社長＝先生」だと思っているのだなとやっと理解。

ドリンクをオーダーすると一口サイズのリンゴ飴が ついてくる！

2024年12月現在、こちらでドリンクをオーダーすると、このおいしいりんご飴がついてきます。カットされている一口サイズのものです。

写真の撮影・掲載の許可を頂き、ありがとうございます。

店内にもりんご達

広い店内ではないので、少人数で、ほんのちょっと休憩したいって時にサッと立ち寄るのに向いているお店かなと思います。

私もこの日は、帰宅の途につく電車に乗る前に、ちょっと休憩…で立ち寄りました。
すこし疲れた体に、ほんの少しの甘いもの、（しかもリンゴ！）とひと息ついていたのですが、この時間だともしかして、アレがあるかも…
ということで

35MMのスコーン！

100人隊のクリップで知った35ＭＭのクッキー。
ＴＢアユミさん、ＴＢこばんさん、ＴＢマッキーさんがご紹介されていました。

夏のあつーい時に新宿に行った時、「このクッキー食べてみたい！」と、それはそれは駅の中を、ホームを上がったり下がったり、駅の中が一番ややこしい！と、やっと見つけたそのお店、ぐるぐるしすぎて、どう行けば最短ルートなのかわからず、「もう二度と行けないだろう。」と思っていました。が！夫の会社にみんなで行った帰り、改札に入った時に見つけたのです！あー！こう行けばいいのね！とやっと位置関係をなんとなく理解。
その時、スコーンは売り切れてしまっていて、次の焼き上がりまでも結構時間があったのであきらめたのですが、この日は「ちょうどその時間なのではないか？」と、そそくさと移動。無事に購入できました。

マロングラッセスコーン！

新宿駅に行かれた際、いかがですか？
私、またひとりで行っても、駅構内のこの二店舗なら迷子にならずに行けると思います。
多分。

017 みもざ