感謝を込めて。最後のご挨拶

本当にありがとうございました

6年間ありがとうございました。

私とLEEとの出会いは、高校3年の娘が幼稚園年中の頃でした。

その時娘は、先天性の内臓奇形の病気が見つかり緊急入院。24時間親子同室義務の病院だったので、私も娘に付きっきりでした。この病気を治すためには手術が必要。手術までの約25日間、娘は絶飲食で過ごしました。膵臓の値が悪く、激しい痛みもあり、ベッドで痛い痛いと泣き、そのたびにナースコールを押し、強めの痛み止めを入れてもらってました。私が悪かったから病気になっちゃったんだと自分を責め続けました。1歳になったばかりの長男はおばあちゃんに預けっぱなし。気が付けばママよりおばあちゃんがいないとイヤだという状態になっていて、可愛い盛りの息子は私のことを必要としていなようで、その姿にも胸が痛みました。

入院中は娘と本やテレビを見て過ごす日々でした。そんな毎日だったので、病院の売店で売っている雑誌という雑誌を片っ端から読みました。ＬＥＥとの出会いはその時です。そして入院中一番楽しく読んだ雑誌がＬＥＥでした。そして励ましてもらっていました。

食事ができない娘とＬＥＥをめくりながら「退院したら、こんなごはんが食べたいね」「元気になったらこんなホテルに行ってみたいね」（リゾナーレ熱海の特集記事が掲載されてました）などと話しました。そして、お洋服のページをめくっては「こんなアイテムに挑戦してみようかな？ママ、こういう服似合うと思う？」と娘に聞いたりして、二人で病院のベッドでＬＥＥを読んでました。

娘の病状がかなり悪い時もあり、最悪な状況になるのかも…と不安に思ったことも何度もありました。

そんな中、ＬＥＥは「明日叶えられるかもしれない、小さな希望」をたくさん見せてくれた雑誌でした。希望を捨てなければ、このレシピで娘に料理を作れるかも…また娘と出かけられるかも…希望を捨てなければ手が届くような世界が詰まっていました。

おかげ様で娘は回復しました。今受験生です。目標に向かって努力している日々です。

子育てをしてると、どんどん欲張りになってる自分に気が付きます。「なんで片付けないの？」「なんで結果を出せないの？」「なんでそんな態度なの？」「何度言われたら気が付くの？」と思ってばかり。

そんな時、ＬＥＥを読むと思い出すんです。「家族がそばにいてくれるだけで幸せ」というのを忘れていたなと。あの時、家族と過ごす明日を夢見て、ＬＥＥをめくっていた日々のことを。ＬＥＥは私に「毎日笑顔で過ごせることが幸せ」で、その日々は過ごし方次第でもっとキラキラしたものになるんだということを教えてくれたんです。

おかげ様で100人隊に入れていただき、たくさんのご縁をいただきました。素敵な隊員さんたち、優しくて楽しく可愛い同期たち、そしてＴＢになってからもずっと仲良くしてくれているこももちゃん、ミノリちゃん、かおりん、本当にありがとうございました。

そして、中身が薄いクリップを書きたい時にツラツラと書いていた私を、何も言わず温かく見守ってくださった編集部の方々、本当にありがとうございました（ＴＢだなんて本当におこがましいですよね…）。

心の支えになってくれた雑誌の世界を近くで見ることが出来て幸せでした。

これからも一読者として変わらずＬＥＥのファンでいさせてください♡

子どもたちも、高校生、中学生、小学生となり、本当に慌ただしく過ごす日々です。

色々思うことはあれど（？？）、夫に似て性格が穏やかな3人の子どもたちを全力でサポートしていく日々を引き続き過ごしていこうと思います。ＬＥＥを読みながら。

本当にありがとうございました。またいつかどこかでお会いできたら嬉しいです。