今月から読書レビューは1冊ずつ書いていこうと思います!
今回読んだのは生殖記
タイトルからどんな内容か想像つかず気になる!完全にジャケ買いならぬタイトル買いです。
主役は本当に生殖器
とある男性の生殖器になった人?いやなにか得体のしれない生き物の話です。今まで色々な生殖器を経験しているようで人間のオスははじめてのようです。こんな感じの主人公が初めてなので序盤から未知数でワクワク。
読み進めていくと、その男性の今までの苦悩の話が出てきます。胸がキュッする苦しみ。人とは違う思い、その中で普通を装うことや周りへの後ろめたさ。同じ悩みではなくても、「人とは違う」ことで苦悩するときは誰しもがある経験なはず。多様性の時代、ジェンダーレスなんていう言葉も飛び交う時代だけど私自身もまだまだ男女の格差を感じるし、自分もまだまだそういう固定概念がある。
本を読んで感じたこと
生殖器からみた人間の姿や生き様が経験できたような感覚です。自分とはかけ離れた世界(異性、その男性の苦悩)を知ることで、そういうことで悩む人もいるんだな、と他者理解にもつながりました。もし周りで同じように苦しい思いをしている人がいたら、少しは気持ちに思いをはせることができそうです。斬新な主人公設定なので、とにかく面白く読めます!
052 - あお
会社員 / 埼玉県 / LEE100人隊
38歳/夫・息子(12歳・6歳)/料理部・美容部/人と話すこと、人と関わることが好きです。仕事も「人」にまつわるお仕事。平日は質素に暮らす、土日はていねいに暮らすことを心がけています。整理収納アドバイザー1級の資格、FP資格有。インテリア、読書、おしゃれが好きです。身長154cm。毎月読書ブログUPしています。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。