①フランス人の贅沢な節約生活／佐藤 絵子

これは私が高校生位の時から読んでいる、いわば私のバイブル本。好きすぎてお風呂でも読み、ヨレヨレだったり、経年劣化で変色してしまっているけど、今でもたまに読みたくなります。

タイトルは節約生活と書かれていますが、内容としてはお金を使う時の考え方のような内容やお金を使わなくてもすでにある暮らしの中の豊かさを具体的に生活の知恵として教えてくれている本です。

私はこの本から、買い物をするときのヒントをたくさん頂きました。特に洋服に関しては「自分らしいもの」、「コーディネートしやすく、長い間使えるもの」、「自分のためだけに作られたとしか思えない服」を選ぶように心がけています。

他にもシャープな時間の使い方など、内容が盛りだくさんなので気になった方は（かなり古い本のため販売はされていないようなので）図書館などに置いてある可能性が高いので読んでみてほしい1冊です。

②今日を楽しむパリの暮らし方／ドラ・トーザン

この本も20代前半の時に出会った本で古いのですが、①の節約生活の本と同じくらい大好きな本です。

暮らし上手なパリの人々の日常生活や、自分らしく生きる自立心が強いパリっ子のライフスタイルなど、暮らしや働き方、恋愛事情などパリでの暮らしが情景として浮かぶような読みやすい１冊です。

人生を楽しむために仕事をし、思いっきり遊ぶ。オンオフの切り替えが上手なパリの人々の日常生活の様子がとても新鮮で、素敵だなーと刺激をもらいました。

そんな切り替え上手なフランス人は、６週間の夏のヴァカンスを最も大切にしている。ヴァカンスのために貯金や仕事を頑張り、ヴァカンス最後の１日まで思う存分非日常をはしゃぎ楽しみ、また次のヴァカンスまで仕事も頑張れる…というサイクルに乗れるそう。

休みをしっかり取り、楽しみをしっかり計画して、思いっきり楽しむ。オンオフの切り替えについて感銘を受けた1冊でもあります。

③フランス人は10着しか服を持たない／ジェニファー・L・スコット

この本はベストセラーにもなり、とても有名な本だと思います。私も出版された2014年（もう10年前！）に購入しました。

この本は、著者がパリに留学しパリの由緒ある貴族の邸宅でホームステイし、マダムの暮らしや生き方に感銘を受けて暮らしの秘訣をまとめた1冊となっています。

マダムの装い、食事、インテリアなどこだわりを持った暮らしや、本当に気に入ったものだけを長く大切に使うシンプルな暮らしが丁寧に書かれています。また、日常のささやかなことに喜びを感じて過ごす暮らしは、心を穏やかにしてくれると著者の分析が書かれていました。

毎日を「特別な日」のように生きる、暮らしの質を高める秘訣がわかる1冊です。

④フランス人だけが知っている「我慢」しない生き方／クララ・ブラン

著者のクララさんのInstagramをフォローしており、そこから本の出版を知り購入した1冊です。こちらは2023年9月に出版された本になります。

とにかくクララさんのファンで、彼女が作る美味しそうなヘルシーメニューやファッション、美容やライフスタイルなどが憧れなのと、フランス人と日本人の特徴をクララさんが演じる面白さがとってもチャーミングなので、ぜひInstagramをチェックしてみてほしいです。

不必要な無理や我慢をしなきゃいけないことだと思い込んでいるかもしれない。大切な自分のために完璧を目指さない。日本もパリも大好きなクララさんがありのままの自分らしく心地よく整うための小さな幸せを増やす毎日のルーティーンを紹介しています。

暮らし上手はおしゃれも生き方もラクに心おだやかに

今回は4冊の紹介でしたが、どれも違っているようで伝えたいことは共通していて、それは「暮らしを自分らしく楽しむこと」です。

日々を楽しく、自分自身を心地よくするためには？を徹底的に自分と向き合っているからこそ、心穏やかに暮らしているのだと思いました。（LEE11月号の「着たい服しかないクローゼット」の作り方の特集とも何か通ずるところがあったようにも感じます。）

私も、もっと自分と向き合い暮らし上手になりたいなと改めて思いました。そして、またフランスに旅行したいなぁ～♩

044ずきん