Yokohama Takashimaya 65th anniversary

大人気！MINITURE LIFE展2

ミニチュア写真家・見立て作家＝田中達也氏の展覧会へ！

9月11日（水）より、横浜高島屋の開店65周年を記念して横浜高島屋ギャラリー8階にて「開店65周年記念 MINIATURE LIFE展2 ─田中達也 見立ての世界─」が開催されています。田中達也氏は、日常にあるものを別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」を、2011年からInstagramで毎日発表し続けているミニチュア写真家・見立て作家。この展覧会では、田中達也氏の「見立ての世界」をテーマに、横浜会場限定の新作を含む写真と立体作品など合計約170点の作品を、「#Nature」、「#Workers」、「#Sports」、「#World Travel」、「#Adventure」、「#Have Fun」、「#Vehicle」、「#Family」の８つのゾーンに分けて展示されており、なんとすべての作品が撮影可能！！実物のミニチュア作品も展示されているので、来場者がミニチュア写真家気分で撮影できるのもこの展覧会の魅力の一つと言えるのではないでしょうか…！

行きたいなと思ったきっかけは、LEE100人隊の隊員さん達の記事です！田中達也さんの展覧会は、数年前から隊員さん達が紹介されています。直近では、日本橋高島屋での展覧会にTB はまこさんと056 ayuさんが行かれています。

TB はまこさんの過去記事はこちらです↓

【田中達也展】みたてのくみたて に唸る！

056 ayuさんの過去記事はこちらです↓

【田中達也展 / みたてのくみたて】私も行ってきました！

8月に日本橋髙島屋S.C.で行われていた「田中達也展 みたてのくみたて MINIATURE LIFE MITATE MIND」はシリーズ第3弾で、こちらはシリーズ第2弾となり別の内容の展覧会だそうです。

この横浜での展覧会開催以降、横浜高島屋の公式Xを数日間チェックしていたのですが…、とにかくすごい人人人＆入場時間指定の入場整理券を配布して入場制限が行われていること、入場チケットは現場でも販売しているが混んでいる場合40分以上待つことがある→事前購入が吉であること（但し、現場で購入すれば高島屋アプリを見せることで1人100円引きに）、たいてい整理券配布されて2時間後には入場できること、来場者多数で早期に整理券配布終了するケースがあること（ちなみに入場チケットは会期中どの日に行っても有効なものでした）…を確認してからは、「土日祝日に行くのはリスクあるな…」と思いつつ、今月の或る祝日に夫と2人で行って来ました。私達は事前にイープラス（e＋）で入場チケットを購入、11:00頃に会場前に着き、入場整理券を受け取って2時間近くブラブラし、いざ13:45～の回で入場です！！

Double “Mitate”!!

田中達也氏の世界

形の見立て×言葉の見立て

半分に切ったバウムクーヘンが虹に、ブロッコリーが生い茂った木に、ブラシの毛が草に見立てたり…童心に還ってワクワクすると同時に、作品一つひとつに付けられたタイトルがウィットに富んでいて、ダジャレがオシャレ！

田中達也氏のミニチュア写真は、「形の見立て」と「言葉の見立て」のダブルコンボが面白い！…と同時に、「どうやったらこんな発想が考えつくの！？天才すぎる…！」と仰け反りそうになるのですが、ミニチュア作品や写真だけでなく、田中達也氏の「見立て」の発想プロセスを紐解いて行けるのが本展示のもう一つの見どころと言えます。

“Making of MINITURE　CALENDAR”。100円ショップやホームセンター、スーパーなどでは特にインスピレーションが湧くそうです。

田中達也氏の鹿児島のアトリエを再現したコーナー。

↓田中達也氏が描いたアトリエやコレクションルーム、ガレージの絵。

この展覧会では全部で170作品。形やテーマ別に8つのゾーンに分けられて展示されています。ごく一部になりますがゾーンごとに紹介させてください。

【Zone.1】

「＃Nature」

田中達也氏が撮ったミニチュア写真と、ミニチュア作品の実物の両方が並べて展示してあります！中には、ミニチュア作品に使われたマイクロミニ人形が額縁にちょこんと乗っかっていたりするんです。

【Zone.2】

「＃Workers」

働く人たちをテーマにしたゾーン。オフィスワーカーから農作業をする人たちまで職業はさまざまです。

【Zone.3】

「＃Sports」

＃Sportsゾーンは臨場感とか躍動感があって楽しいですね。ミニチュア人形あってこその作品たちだな～と改めて思います。

【Zone.4】

「＃World Travel」

世界旅行をテーマにしたゾーン。

【Zone.5】

「＃Adventure」

冒険がテーマのゾーン。ハンバーガーがパラシュートになったり、唐辛子のサヤが寝袋になったり、マッチの束が筏になったり、鎖の1ピースがゴムボートになったり…発想のセンスに脱帽です。

【Zone.6】

「＃Have Fun」

「＃Have Fun」ゾーン。

【Zone.7】

「＃Vehicle」

乗り物ゾーン。ファイルを重ねて立体駐車場に見立てたり、将棋に「満車」の駒があったり、カレンダーのリングを駐輪場のサイクルラックに見立てて「誰んだー？」と言ってみたり…。

「おスシティー」では、椅子に座って撮影できるフォトスポットも用意されていました！

【Zone.8】

「＃Family」

最後は「＃Family」ゾーン。フォトスポットもあります！

最後に…「とけない雪だるま」。実物大のフォトスポットもあり、ステージに上がって写真を撮ることができます！（※夫撮影）

Miniture Works & Pictures…

ミニチュア作品と写真、両方が展示されたコーナーもいくつか

写真だけの作品ももちろんありましたが、ミニチュア作品と、写真の両方が展示されているもののほうが多かったです。

New miniture work & picture!!

横浜会場用の新作や直筆サインも！

最後に。この横浜会場用の新作であり大作「芯横浜（シン・ヨコハマ）」が一番最後に展示されて〆となります。セロテープの芯で作られたコスモクロックや分度器を使ったランドマークタワーが！横浜のビル群はホッチキスの芯で作られているんです…！

↓こちらがミニチュア作品。

「お菓子な虹」のイラストといい、絵も本当にお上手ですよね…。

鉄道発祥の地・横浜に因んで、「女性専用車両」の写真の横には鉄道の絵とサインも！Have a rice trip!のイラストも、展覧会初日に書かれたものだそうです。展覧会を出た後は、ミュージアムショップで横浜会場限定品などを含めた物販がありました！（今回、何も買わずです…）

最後に、私の好きな作品を…。イクラが好きなので、イクラを風船に見立てているのが可愛いな～と思ったのと、やっぱりUSB（ウルトラスモールベーカリー）は外せない、棚田に見立ててスライスカットされたキィウィで農作業する人達、スリッパの中がトンネルのよう＆電気も点くのに驚かされた作品など。

日本人に馴染みのある、日常の中でありふれている物を別のモノに見立てた「形の見立て」と、やはり普段から耳馴染みのある企業名や曲名、歌詞、名言、略称と掛けた「言葉の見立て」。同音異義語が多い日本語の特長を最大限活かしたネーミングの数々に驚かされるばかりでした。あらゆるポーズ・服装のミニチュア人形達も本当に良い仕事をしていて…！ミニチュア作品の精巧さ・自由自在な発想とその幅広さに舌を巻いたことはもちろんですが、田中達也氏の言語センスを通して日本語の奥深さ・無限の可能性も同時に感じ入った展覧会でした。

横浜高島屋での展覧会は本日9月29日（日）が会期最終ですが（投稿が遅くてすみません…）、田中達也氏の展覧会は今後10月5日（土）～北九州の門司港レトロで、また10月12日（土）～東京・トイサピエンスにて開催予定だそうです。田中達也氏はInstagramで毎日新作を投稿されている他、展示会情報も発信されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

⋆⸜ᵀᴴᴬᴺᴷ ᵞᴼᵁ⸝⋆ LEE100人隊 ／ はな

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