ここ最近で、一番発売を楽しみにしていた書籍、
平野紗季子さんの新刊「ショートケーキは背中から」。
一度すべてを読み終えて、今は好きなお話に戻ってはまた読み、を繰り返しているところ。
(読書のお供のおやつはショートケーキではなくケイクシトロンなので、背中もお腹もないのが少し残念ですが)
思い起こせば10年前、平野さんのはじめての書籍「生まれた時からアルデンテ」も、ものすごくわくわくしながら本屋さんに買いに行ったのを今も覚えています。
そしてそのあと読んだ時の衝撃も覚えている。
平野紗希子(敬称略)。。。なんだこの方!!!いろいろすごい!!!と。
「ショートケーキは背中から」
コンビニのお菓子から世界の最先端のレストランまで、
食べものもそのまわりの空気もその時の気持ちも何もかもを、すべてをまるごと平野さんが愛をもってぎゅーっと包含するような。
そんなエッセイがたくさん詰まっている1冊でした。
平野さんの食エッセイを読んで、わたしがいつも感激するのは
「おいしそう」よりも先に、その日その瞬間その場所にいたであろう平野さんに、自分が一瞬成り代われたような気持ちになれるところ。
読みながらわたしの頭の中でもくもくもくと世界が広がって、まるでVR体験しているような気になれる。
そして同時に、自分自身のこれまでの食体験も併せて思い出して、どのおいしい記憶も愛おしく感じることができるのです。
Podcast番組の「味な副音声」も大人気な平野さんですが、文筆もやっぱり最強だと感じます。
言葉の組み合わせや勢いや、句読点のタイミングまでもがおもしろくてするする読めてしまう。
カバーを外した表紙もかわいい。
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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