新しく我が家の本棚にお迎えした絵本のご紹介です。
いそがしいよる

星空のきれいな夜。「夜空を見ながら、外で一晩過ごすのはどうだろう?」と思いついたばばばあちゃん。
温かいお茶の入ったポットにカップ、その他必要そうなものはすべて外に出して…。
この発想、アウトドア好きな人!とも思いますが、根底にあるのは間違いなく乙女心よねえと、個人的には思ったりします。

ばばばあちゃんは、季節のあれこれや日常を楽しむ天才。いわば、暮らしの達人。
ばばばあちゃんのやることなすことすべてが、夢とロマン、そして「おいしそう!」にあふれているのです。
それでもって、あくまで性格はきっぷがよく、わはは!といつも明るく笑っていて。
「自分の機嫌は自分でとる」という言葉をよく聞きますが、ばばばあちゃんはまさにそんな感じ。読むたびに、こんな元気で楽しそうなおばあちゃんになりたいなあと思わせてくれます。

八ヶ岳 小さな絵本美術館

先日行ってきました。『ばばばあちゃん』の作者・さとうわきこさんが主宰されている絵本美術館なのですが、わきこさん、とても悲しいことですが、今年の3月に逝去されました。
訃報を聞いたときは大変ショックを受けて、以前の絵本関係の職場の人と「さみしいですねえ…」などとやり取りを交わしていたのですが、奇しくも今夏「さとうわきこ展」が開催される予定と聞き、悲しい気持ちはありましたが、お別れの気持ちとありがとうの気持ちを胸に、美術館に伺いました。

展示ではわきこさんの生い立ちから制作風景、亡くなる2日前まで描いていたという原画まで見ることができ、居心地もよく、ああ~来て本当によかったなあと何度も思いました。

冒頭でご紹介した絵本は、そんな満ち足りた思いで売店で購入したものです。

娘も大好きな「ばばばあちゃん」シリーズ。最後、ばばばあちゃんの衣装をお借りしてポーズ!
森のなかの美術館は、いつ訪れても見ごたえのある展示が用意されており、ゆったりとした空気が流れていて。大好きな場所です。
機会がありましたらぜひ訪れてみてくださいね。
TB - niki
パート / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
40歳/夫・娘(6歳)・息子(3歳)/手づくり部・料理部・美容部/平日は仕事、休日は子どもの習いごとと、毎日忙しく過ごしています。隙間時間に海外ドラマ鑑賞、読書をするのが趣味ですが、最近ピアノと編み物(かぎ針編み)を始めて夢中になっています。コーヒーやミルクティーを飲む時間を大事にしていますが、お酒も大好き。10年ちょっと、本(特に児童書)に関わるお仕事をしていました。本屋さんに入ると落ち着きます。絵本収集家です。
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