こんにちは、mikacoです。
映画 ラストマイルを鑑賞しました。
鑑賞後、気持ちがアッツアツのうちに書いておりまあまあヲタク感が表れているかと思いますのでご注意ください。笑
映画、ドラマが大好きで、母親になる前は月に20本は観ていたほど。
とにかく好きで好きで、大好きです!
ラストマイルはドラマ「アンナチュラル」「MIU404」が交差するシェアードユニバース作品。
ですが。ですが!
ドラマ好きと公言しているにも関わらず、この2作品ともわたしは未見でした。
山奥に住んでいた時期、テレビアンテナがない環境だったためにテレビを観なくなってしまったことと、子育て真っ只中だったことが理由です。
母親になってからは特に、それまで毎日のように観ていた映画とドラマをほとんど観なくなってしまいました。
エネルギーを家事育児に注ぎ込んでいたので、他のことにエネルギーを注げる余力が残っておらず、大好きだからこそ熱を注ぐ必要のある映画もドラマも遠ざけていました。
それでも頭の中の端っこでずっとチラついていた存在が「アンナチュラル」と「MIU404」でした。
そこへこの2作品の製作陣がカムバックして映画を作ると聞いて、もう居ても立っても居られなくなり、ついにわたしの中でドラマ鑑賞を解禁!
2作品を1週間足らずで一気見し、その世界観にどっぷりと浸かりました。
製作陣へのリスペクト
そもそもなぜこの2作品が気になっていたのか。
製作スタッフを観て間違いないと確信していたからです。
演出…塚原あゆ子
プロデューサー…新井順子
音楽…得田真裕
演出の塚原あゆこさんは、ドラマ「Nのために」「リバース」「最愛」を手掛けています。
どれも大好きで、わたしにとって忘れられない作品です。
プロデューサーの新井順子さんは、塚原あゆこさんとタッグを組んで「Nのために」「最愛」を作り上げた方。
それに加えて、音楽の得田真裕さん。
最近だと、ドラマ「海のはじまり」「silent」あたりが分かりやすいでしょうか。
心の奥底までぎゅっと掴む挿入歌は、誰しもが一度は聴いたことがあるのではないかと思います。このドラマのこの曲、好きだ…と思った時は大抵得田真裕さんであることが多いです。
この3人が揃ったドラマが良くないわけがない…
ずっとそう思っていました。
ただ、ドラマの要である脚本家の野木亜希子さんに関しては、一度も作品を観たことがありませんでした。
だからこそ、一体どんな作品をこの製作陣で作り上げるのかという期待が高まったのです。
そしてドラマではその期待通り、胸を打たれ心をかき乱され、見事にハマってしまったわけです。
絶対に見捨てない、絶対に忘れない
ドラマの話はこのへんに
映画「ラストマイル」の話をそろそろしなくてはですね。
今回、この作品を観てわたしが感じたのは
脚本、演出、プロデューサーの彼女たちは決して弱い場所にいる人のことを忘れない。ということでした。
彼女たちの作る作品に全て共通していると言えると思います。
わたしは常々”幸せは誰かの不幸の上で成り立っている”と胸に刻んでいます。
それは、誰かの不幸を踏み付けて幸せになりたい、という意味ではなく、だからこそそのことを忘れずに感謝を表し、そして一つでも不幸を減らしたい。という意味です。
この作品はまさにそれを伝えるものだったとわたしは感じ、上映半ばから涙腺が緩みっぱなしでした。(たぶん少数派です。笑)
この規模で、これだけのメッセージを乗せてくる覚悟を感じ、ああ…やっぱり野木亜希子…新井順子…塚原あゆこだよ…我々の彼女たちは裏切らない…と感激でした。(敬称略すみません)
「アンナチュラル」「MIU404」未見でも楽しめる!
でも、ファンには大サービス!
「ラストマイル」が気になっている方の中には、若干の内輪感を感じている方もいるのではないでしょうか?
「いや、アンナチュラルもMIUも観てないしな〜」「予習する時間ないし」「ファンだけが盛り上がってるな〜」
そう感じている人がきっといるはず。
でも、大丈夫です!!
予習などせずとも何も問題ありません!!
しっかりシェアードユニバースしてますが、だからと言ってこれは全くの別作品です。
同じ世界線にいる、どこかの誰かの話です。
わたしとあなたが、住んでいる場所も生活も違うように、だけど、同じ世界に生きているというのは事実ではあるというように。
なので、予習などせずに観てほしいです。
なんならこの作品を観てから「アンナチュラル」「MIU404」を観たくなるはずだし、それを今から楽しめる方が羨ましい…!
そして観終えたタイミングで、円盤や配信でもう一度「ラストマイル」を観たくなるはず…!
あー羨ましい!!また一から楽しめるなんて!!
ですが、ファンにはもちろん、ご褒美があります。
作品の中で作品の本筋とは関係のないところでこの2作品を感じられる部分を見つけるのは、宝探しをしているような気分!
ドラマの登場人物の登場シーンでは、心の中で「久しぶり…!」「おかえり…!!」「ぜんぜん変わってないねー!」と言いながら鳥肌立ちまくりです。
「ラストマイル」を映画館で観たいワケ
映画好きのわたしですが、映画館で観たいなと思う作品と、映画館でなくてもいいかなと思う作品に分かれます。
今作は映画館で観てよかった作品!
もちろん、ネタバレを踏む前に早く観たかったという理由もありますが、映画館で観るのと円盤や配信を自宅で観るのと決定的な差というのが”音”ですよね。
物語が、連続爆破テロを元に進んでいくので、音の迫力は欠かせません。
それに加えて、さりげない日常の音が耳に残るようにあえて使用されている気がするのですが、それは映画館で鑑賞するからこそ味わえたものだと思います。
オープニングとエンディングでは、人や車が交差する様が映し出されますが、映画館の大画面で観ることで、この世界をしっかりと俯瞰することもできます。それは、この作品が伝えたいテーマにも繋がることなのではないかと思います。
余韻に浸れる物語の終わり方
物語が終わり、わたしたちには小さな謎が残されます。
その謎を解こうとすることで、わたしたちはしばらく余韻に浸ることができます。
めでたしめでたし!で簡単に忘れない、忘れさせないための仕掛けなのかもしれません。
俳優陣のお芝居はもちろん言うまでもなく最高でした…!
満島ひかりさんは、これまでわたしが観てきた作品の中ではどちらかというと”弱い立場”にいる役が多かったので、巨大ショッピングセンターのセンター長という、ピラミッドの高い位置にいる役というのがなかなか珍しいなあと感じていたのですが、彼女の持つ繊細でピュアな一面が相まってすごく…すごくよかったです。だからこその適役ですね!
それから、野木亜希子さんの脚本ドラマは、回を追うごとに登場人物のキャラクターに深みが増してどんどん好きになる!というのが特徴かなと思うので、映画でそのあたりのキャラクターへの愛の募り方はどうなんだろうなと楽しみにしていたんですが、満島ひかりさんだから、彼女の持っているキャラクターそのものでその点はクリアできた気がします。
どうしよう…!爆破してしまう…!犯人は誰だ…!?何のために!?というサスペンスのシンプルなハラハラドキドキ感ももちろん味わえて大満足!
みなさんもぜひ「ラストマイル」を共に完走しましょう!
ちなみにわたしは映画館では、キャラメルポップコーンが食べたい人です。
映画館に一人でモーニングショーで訪れましたが、こんな時間、何年ぶりでしょうか…
夫のははからいで、鑑賞後もランチしておいでと言ってもらえたので、のんびりとお茶をしながらこの記事を書いていました。
やっぱり映画が、大好きです!
032 - mikaco
親子のための手仕事ワークショップ主宰 / 北海道 / LEE100人隊
35歳/夫/息子(5歳,0歳)/手づくり部・料理部・美容部ドタバタな日々の中で"ゆとりのあるほどほどな暮らし"を模索中。転勤族の夫と共に、田舎暮らしへの憧れから各地を転々とし、現在は北海道に暮らして2年が経ちました。食べること、作ること、そして自然に触れることに幸せを感じます。こどもとまっすぐ向き合うため、チャイルドコーチングマイスター、モンテッソーリトレーナーの資格を取得。自宅のお庭で畑仕事をしながら、ハーブや薬膳についても勉強しています。わたしなりの"心のゆとり"を発信してゆきたいです!身長171cm。
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032 mikaco