こんにちは。LEE100人隊・070のおーたむです。
暑さも少しだけ和らいだお盆明けの夕暮れに、知人たちとバーベキューをしました。
訪れたのは徳島県の上勝町。徳島市内から車で1時間ほどのところにある、豊かな自然に囲まれた小さな町です。
場所は川沿いにあるキャンプ場で。
用意してくれていたのは、お肉に加えて、おくらや枝豆、ししとう、レタスにバジルなど、野菜が盛りだくさん。
そして朝獲れた鮎。
塩と焼き加減がたまらなくて、言葉が出ません!
徳島の名産品でもある竹ちくわ。
炭で炙るととっても香ばしくて、いくらでも食べられます。
私たちは魚介のカルパッチョと、すだちをたっぷりのせたブリの漬けと、ビールとワインを持参して。
美味しいご飯におしゃべりに、たっぷりと堪能しました。
世界中から人が訪れる町
徳島県上勝町は、2003年に日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言を行った町。
その取り組みが注目され、今は日本全国、そして世界各地から観光や視察でたくさんの方がこの町を訪れています。
ちなみにゼロ・ウェイストとは、「無駄、浪費、ごみをなくす」という意味。
出てきたゴミをどう処理するのかだけではなく、そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方です。
その取り組みのひとつとして、この町にはゴミ収集車がなく、町民の方は自家用車でゴミステーションまでゴミを持ち込み、13種類45分類に分かれたスペースに自ら分別を行います。
細かく分類するのは、焼却や埋め立てするゴミを極限まで減らすため。その結果として、リサイクル率80%を実現し、処理費用も大幅に抑えることができています。(参考までに東京都のリサイクル率は19.9%〈2018年〉)
そんなゼロ・ウェイストを掲げる町で暮らす知人たちの「ゴミを出さない」工夫や知恵は、今回のバーベキューをした中にもたくさん詰まっていました。
無花果の葉っぱを器に使う
緑色が眩しい大きな葉っぱは、今が旬の無花果の葉。これを魚や肉などを乗せる大皿代わりに使っていました。
知人の自宅に無花果の木があり、バーベキューの際はよく使うそうなのですが、お肉やお魚を置くことでほんのりと香りが付き、色も鮮やか。お料理がとっても映えます。
お皿やコップは再利用できるものを
またみんなが使うお皿やお箸、コップは全てリユースできるものを使用。
割り箸や使い捨ての容器は使わない。ふきんやお手拭きなども持参したタオルやぞうきんを使う。
手軽なものやその場限りのものは極力使わず、ゴミを出さないという選択が、この町では当たり前にあるのです。
リサイクル可能な容器の商品を選ぶ
バーベキューに欠かせない飲み物も、用意してくれていたものや各自が持参していたもの全て、ビンや紙パック、缶など、リサイクルできる容器のものばかりでした。
不要なものが出てしまうものは仕方のないことだけれど、捨てる時のことも考えてものを選ぶ。
これもまた身近にできる選択のひとつなのだと知りました。
ちなみにバーベキュー終盤に行った花火。
キャンプ場に向かう道中のお店で購入したのですが、ビニールで小分けされていなくて、紙袋に全て入っていました。
取り出しやすくてゴミも少なく、とてもよかったです。
が、写真を撮っていなかったことをとても反省。。
一人ひとりができることを
宿泊した温泉旅館のアメニティに置かれていたのは、環境に配慮した手作りの石鹸や、竹の歯ブラシや竹でできたコーム。
施設内にあるゴミ箱も、分別方法が誰でも分かるように表示されている。
町のどこを訪れても「ゼロ・ウェイスト」の工夫を目の当たりにし、町全体でみんなが取り組んでいることがとても印象的でした。
ひとつひとつは小さな取り組みかもしれないけれど、町として、個人、お店、企業など、それぞれができることを考えて取り組む。
それが積み重なって大きなものになっていくのだなと、じわじわと実感。
自分が選ぶものも、一つ一つ大切に考えていきたい。
宿へ戻る道の途中、空を見たら月が煌々としていました。
この日見た景色や感じたこと。とても大切なことを忘れないために、必ずまたここを訪れようと心に決めたのでした。
【070 おーたむ】
070 - おーたむ
自営業 / 徳島県 / LEE100人隊
41歳/夫・娘(9歳)・息子(7歳)/料理部・美容部/自然いっぱい、おいしいものいっぱいの場所で家族と生活していきたいと思い、地元・徳島に戻り暮らしています。休日は家族と公園や産直を目指してドライブすることが多く、キャンプやアウトドアも大好きですが、家でのんびり過ごす時間も同じくらい大好きです。趣味は散歩と読書。暮らしもファッションも長く愛用できる自分に合うアイテムを見つけていきたいなぁと思っています。
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