自然の断崖を利用した難攻不落の城と言われる勝連城（かつれんじょう）。その城壁は優雅な曲線を描き、女性的な美しさを感じさせ頂上に登ると太平洋に輝く青い海が一望できる沖縄有数の景勝地です。そんな場所で地元の恵みと音楽を掛け合わせた贅沢な時間を堪能してきました。

【沖縄】世界遺産　勝連城跡

2000年にユネスコの世界遺産に登録されま勝連（かつれん）城は15世紀ごろまで海外貿易により勝連に繁栄をもたらした按司、阿麻和利（あまわり）が居城したお城でした。

勝連城跡の標高は約60ｍ～98ｍ。総面積は11,897㎡。城壁は、自然の地形を巧みに利用しながら、石灰岩の石垣をめぐらせており北西の最高部から一の曲輪、二の曲輪、三の曲輪、四の曲輪と各平場が階段状に低くなり、再び南東側の東の曲輪で高くなっているそうです。

勝連城と海を背景にパラソルとテーブルと椅子

美しい背景のすぐそばには、この日の為に特別に設置された緑のパラソルと白いテーブルと椅子がありました。

勝連城に楽器

城跡を彩る大事なエッセンスを担う楽器。フェスが始まる前なのにこの雰囲気だけですでにわくわくが止まりません。

沖縄発

県内のビール醸造所が集結！

①島国ブルワリー（うるま市）

どこから行こうか迷うビール選び。一気に全部買いたいところだけど身体は一つしかないので、一番最初にブルーカラーの看板に目が留った島国ブルワリーさんへ。

飲み比べセットを購入。酵母をろ過していないヴォイツェンスタイルのビールや、アイルランド生まれのエールビール、爽やかな香りと喉ごしのエール、香ばしく甘みのあるホップの4種。

②やんばる生まれのドルフィンビアー（名護市）

元気な掛け声をかけてもらいピットイン。ドルフィンビアーさんは沖縄最北端のビール醸造所です。

こちらも飲み比べセットを購入。アロマポップの香りを楽しむペールエール、飲みごたえ抜群のレッドIPA、ポップに黒糖が入ったブラウンポーターの3種。

③桜坂ブルワリー（那覇市）

この辺りでもうお腹がぱんぱんに膨らんできたので、最後に桜坂ブルワリーさんへ。（もっとお腹に余裕があれば全店舗制覇していたのに！無念。。）

〆にぴったりなデザート感覚があるビールを注文。

甘いスイカビール（Summer of Love）、柑橘の苦みを持つシークワーサービール（ナルココリード）、そして島ミカン「カーブチー」を使った（CBNビール）の三種でした。

「命豚（ぬちぶた）ふぁーむ」さんはやんばるの大自然の中で放牧飼育した猪豚を自社でシャルキュトリーを販売しています。以前からファンで冷蔵パックになったものを買ってお家で楽しんでいました。

イベントでは自分で焼かずとも目の前にはかりかりに焼かれた美味しそうなシャルキュトリーが。

②燻製料理のベースモーク

ここも素通り出来なかった。スモーク調理器具も持っているくらい燻製料理が大好きなんです。

全部食べてみたくてやっぱりフルセットの4種盛りを注文。わたしが作る燻製料理とは泥沼の差。スモーク味も色も濃い（最高）！

整いました。

夕日が落ちる前の勝連城

海の遠い向こうで太陽が沈むころ、会場の雰囲気も昼間とは違う景色になってきました。

テーブルのライトが灯され明かりの向こう側には楽器から奏でるジャズの音色とともにスイングするシュガーボイスの歌声。

勝連城もライトアップされて立体的に浮かびます。

夕日が落ちた後の勝連城

あっという間に日が落ちてより幻想的な空間になった会場は、まるで絵本の中にいるような非現実的な不思議な錯覚になりました。

暗闇の中で灯された勝連城もどこか凛々しく大人の顔を持った姿に。

お世話になりました、電動カート＠勝連城

イベント中、助手席に乗り込み大変お世話になった電動カート。お酒を飲むとどうしてもあの生理現象は避けられないですよね？

世界遺産になった城跡内では規定上、トイレを設置することが出来ないらしくトイレに行くためには会場に繋がるこの坂道を往復しなければなりません。

城跡に入る手前のトイレ。綺麗なトイレで安心して入れました。

長く暑い夏を楽しんで乗り越えたい

勝連城夜会はロケーション、音楽、そして地産地消のモットーに作られた食べ物と飲み物全てを上手く融合させた最高のイベントだと思いました。暑い時期は引きこもりになりがちですが、時々は前に出て新しい発見を楽しむ大人の夏も悪くないですね。ありがとうございました！

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