いきなりですが、我が家はテーマパークが大好きなのです(USJ年間パス持ってましたし、ディズニーリゾートも大好きです)が、何もしないグータラすることも楽しめる家族なんです。静と動を使い分けられます(かっこよく決まったかしら?)。
さて、初めて由布院の『玉の湯』を訪れたのは約7年前の春。はっきり覚えているのは、当時、激務部署への人事異動にショックを受けていた頃だったから…(ここから昔話にお付き合いくださいませ~)。
自分に都合良く世の中ができているわけではないし、大勢の人が関わっている仕事なんてその最たるもので、「希望した部署ではない不本意な人事異動なんて山程ある」と頭で理解したつもりでいましたが、当時、精神的に大きなダメージを受けました。
そんなころに免疫機能が低下したのか、花粉症がひどくてコンタクトを受付けなくなってしまい、メガネにマスクの日々。第一印象が大切な異動前の挨拶も誰だかわからねぇ始末(お前誰やねんって思われたはず…)。
そして半年前から楽しみにしていた旅の日程が近づいても気力が湧かず…。
当時、みな夫に「旅行する精神状態ではない。」と伝えましたが、車の後部座席に放り込まれて自宅を出発。自宅からずっと無表情の私。福岡空港から大分県の由布院に着くまでのレンタカーの中で、ひたすら静かに泣く…。花粉症からの涙か…、果たして何の涙か…。こうなれば夫も娘も何も言わない(腫れ物にさわるってこのことよね~遠い目)。
やさぐれまくった荒ぶる心を立ち直らせてくれたあの日から、タイミングを狙って訪れる場所になった大分。
今夏、家族の休みがうまい具合に重なったので、久々に訪問することになりました。
やっとこここから現代にワープ!(暗くてごめんね。こっから明るくなるから!)
由布院 御三家
由布院には御三家と呼ばれる三つのお宿があります。亀の井別荘、山荘無量塔(むらた)、そして今回訪れた『由布院 玉の湯』。
※ブログへの掲載許可いただきました。ありがとうございます。
森の小道のような入り口…
夏の木々が生い茂る小道を進んでいくと…
木馬が出迎えてくれます。左手奥側に見えるお庭。木々がバランス良く無造作に見えるように造作されていて、緑と草花に癒されます。我が家この木馬に乗って写真を撮るのが好きです。みな夫も乗ってます。丈夫な木馬です。
シンプルに何もしない
ここでは『何もしない』を極めます。まずは宿泊者ロビー。落ち着いた和の別荘のようなロビー。宿泊時は自由に利用できます。夜にはコーヒーを出していただけたので、ゆっくり本の世界に没頭できました。落ち着いて手帳ミーティングをするのもアリ。庭を眺めながら、今後の自分を静かに見つめ直す時間。
おススメはこの暖炉前。冬の時期は暖炉の前での読書が至福の時間。燃える音と焼けた薪が落ちる音。好きな本を持って行っても、ロビーの本棚から興味のあるものをお借りしても。
みな夫も散歩したり、お風呂に入ったり、コーヒーを飲んだり、娘も同様に自由気ままに何もしないを楽しみます。グータラ家族バンザイ!
滞在時はずっと雨でしたが、雨音に癒されて、かえってゆっくり何もしないに没頭できました。
宿泊場所は離れ&内風呂あり
宿泊場所は離れの造りで静かに過ごせます。大浴場も楽しみですが、ここにくれば内風呂。源泉かけ流しで、いつでもお風呂に入れました。湯上りにはゆふいんサイダーを一気飲み(宿泊した際は、冷蔵庫内の飲み物はフリーで、ビールも入ってました)。客間もゆったりした間取りです(ここでは割愛)。
飲んだくれて酔っぱらってもすぐにベッドにへ!!!ベッドのマットレスはエアウィーヴなんですよ。ぐっすり眠れるはずですわ。浴衣やセパレートタイプのパジャマも準備してくれています。適度に放っておいてくれる絶妙な距離感のサービス。
観光地も満喫できます
湯の坪街道や金鱗湖があり、ザ・観光地が歩いてすぐに行けるというところも魅力的です。
曇天の金鱗湖。散歩ついでに近くのカフェでぼーっとするのも良き。ご家族はもちろん、女子旅や親子旅で来られている方もいて、皆さん、ゆったりを楽しまれている様子。
何もしない贅沢
何もしない。ただただ、ぼーっとする。風呂に入る。虫の音、鳥の鳴き声に耳をすます。本を読む。酒を喰らう。美味しいものを食べる。時間が過ぎ行く。
何もしないことで、悩んでいたことも『取りあえずやってみるか!』という前向きな気持ちにさせてくれる。静かな癒し。
夜の受付。切り株のテーブルも素敵。ここで過ごすのも至福のとき。
乗り越えればネタ!
何もしないことで、エネルギーチャージできたあの日から『とにかく一生懸命やる、裏表なくやる』ってことを呪文のように唱えながら、日々を過ごしてました。
大変な部署を乗り越えられたのは、人間関係がとっても良かったから。この一言に尽きます。
私が大変な時に声掛けしてくれる同僚方々のタイミングが絶妙でして。私がクレーム対応しているときにちょっとしたお菓子を自席に置いてくれたり、事務作業が混み合うときに一緒に残業してくれたり、苦しいときに明るくご飯に誘ってくれたり、本当に支えられました(当時の同僚には足を向けて寝られないので、多くの人に支えてもらった私は立って寝るしかありませんわ。)。大変な時期、子育てと家事を担ってくれてたみな夫にも感謝しとります(恥ずかしいので、コッソリ書いとこ)。
その後、部署異動を経ても繋がれる人間関係ができるとは、これぞ働く人間模様の妙よ…。今や、あの時は大変だったね~ガハハ!と笑える図太い自分を手に入れました。
大変なことも乗り越えればネタ!!!(大学同期の言葉いただきました)ええネタできましたな。もう二度と戻れる自信ないけど…。てか、ほんま勘弁してほしいけど(ほんまにほんまお願い、勘弁!)。
私にとっては沢山の人に支えられて今があるんだな~と原点に戻れる貴重な場所になっています。たまには敢えての何もしない旅!おススメです(^^♪
さてさて、長くなりましたので、食いしん坊の癒しのグルメ編は次回に続きます。よろしければお付き合いください!
002 みなっこ
002 - みなっこ
事務職 / 大阪府 / LEE100人隊
43歳/夫・娘(14歳)/手づくり部・料理部・美容部/LEE100人隊1年目、フルタイム勤務のワーママです。趣味はソーイングと布を巡る旅。日々のストレスは夜な夜なミシンを踏み踏み、布に縫い込んで発散しています。1年目の目標は自分の好きなこと、気になることを通して、最高の自己分析をすることです。拙い文章ですが、おつき合いいただけると幸いです。
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