先日、「くらすこと」のギャラリー グレープフルーツで行われていた「三人陶展」にお邪魔しました。
「三人陶展」は、イトウサトミさん、畠山雄介さん、松塚裕子さんの三人の作家さんの器が一堂に会する個展です。

わたしは以前よりイトウサトミさんの作品が好きなのですが、なかなか個展に伺う機会がなく、オンラインや誌面等で作品を見ては、いつか手に取ってみたいなあと憧れておりました。
今回、くらすことで個展がある、と知った時は小躍りしました。

イトウサトミさんの作品は、曲線の美しさと、ややぽってりした質感のバランスが印象的。
中でもゴブレットは特に憧れでした。
普段器を選ぶ時には、曲線的なデザインのものはあまり手に取らないのですが、イトウサトミさんの作品は曲線であってもどこか凛とした、すっくと立っているような印象を受けます。
実物を手に取ってみたらどんな感じかしら、と楽しみにしながら個展の二日目に伺いました。

ギャラリーには三人の作家さんの作品が数多く展示されていて、その様子を見るだけで気持ちが高揚しました。（会場にはお客さんがたくさんおられたので、撮影はしていません。）
あれもこれも素敵、欲しい、という気持ちがむくむく湧き上がりつつ、今回のお目当てだったゴブレットにまずは一直線！
憧れだったゴブレット、大きなサイズと小ぶりなサイズがありましたが、わたしは小ぶりなものに惹かれました。
同じゴブレットでも曲線の具合やステムの感じなど微妙に違いがあるのも素敵。
どれがいいかな、と一つ一つ手にとって選ぶことができて、とても幸せな時間でした。
コンポート皿や深鉢も魅力的で、そのほかも欲しいものがたくさん。
しかしながら予算的にも収納的にも限りはあるので迷って悩んで、間に他の作家さんの作品を手に取って、こちらも素敵。。。とため息。
自宅の食器棚を思い出しながら、また普段の食卓を思い出しながらゆっくり選びました。

平皿とゴブレットを購入しました

平皿は普段の食事に活躍しそうなサイズ、美しいデザインにはほのかな温かみがあって使いやすそうです。
ゴブレットは小さいサイズを。
飲み物はもちろん、デザートやアミューズなどを入れても良さそう。

イトウさんの作品は裏側も素敵なのです。

さっそくお茶の時間です

新しい器が暮らしの中に入るだけで、うきうきします。
ちょっとお茶を入れるとき、お菓子をのせるとき、うれしくてにやにやして器ばかり見てしまいます。
器探しは、こんなふうに少しずつ出会って触れて選ぶのに時間もかかる。
けれど、その分ずっと長く自分の日常に伴走してくれる存在になるのだと思うと、それもいいなあと思うのでした。