前回のクリップで、地曳いく子さんの本を読み終わるやいなや、手放した服の話を書きました。手放す服をクローゼットから出してきて、試着したり考えたりしている最中、「じゃあ私、自分が自由に使えるお金、どこに費やす?」という思いがムクムクと。今回はそれについて書きたいと思います。
これは妥協できない。「冷えとり靴下」
ゆるーく「冷えとり」継続中です。
100人隊の「初めまして」のクリップで綴った、愛用の冷えとり靴下のこと。
靴下の下にインナー靴下を3枚履いているのですが、こちらのクリップでご紹介した「くらしきぬ」のインナー靴下、愛用していることに変わりないのですが、靴下にしては少々お値段が張ります。「今日着てる服の中で一番高いのって靴下達やな!」という日も多々。
なので、例えば左足の2枚目の靴下だけ薄くなってきた、破れた、なんて時、ケチって2枚目だけは「ショッピングセンターの衣料品コーナーで購入してきた綿の5本指ソックスでつないでいる。」という時もあります。それでしばらく過ごすと違和感も無くなってくるのですが、あるタイミングでゾロっとインナー3枚総入れ替えで、また「くらしきぬ」の靴下を履いた時の気持ちよさたるや!やっぱり、こっちの方が断然気持ちがいい!
厚さといい、肌のあたりといい、価格と耐久性のバランス。今の私には、こちらのものがベスト!
地曳さんの著書「服を買うなら、捨てなさい」には、「その服はもう手放した方がいいのでは?」という提案とともに、「次に買い物にいく時には、こういう基準で服を選んではどうか?」ということも教えてくださっています。そして、「それでも、『安いから』という理由だけで服を買いそうになるときは、高級な消耗品を買うようにしている。」と。
(本にはそのことがもっと詳しく書かれているのですが、私なりに要約しています。)
この内容に出合った時、少し前に、「やっぱりインナー靴下全部揃って履くと気持ちいいなぁ~。」と感じていたので、これ!これやん!と私の中でバチっ!っと繋がったのでした。
間違いなく私を支えてくれている、「冷えとり」。
もし2枚目がやぶれたら、こちらのメーカーの2枚目と取り替えよう。(単品でも販売されています。)
ここに費やさずして、どうするの?私。
「靴下くらい、家計から買ったらいいや~ん。」なんて優しいことを夫は言ってくれますが、それはあなたが私の靴下のお値段を知らないからなのですよ。ふふふ。
誰にも口は挟ませないよう、ここは自分のお金で。
夫がこの靴下がいくらなのか知ってしまった場合、「えー!」とか「わー!」とかその後がヒジョーに面倒ですから。
じゃあ、気になってくるのは、これ!
LEE1.2月号合併号 「冬のママを救う「防寒名品」リスト」 P.41 で福田麻琴さんがご紹介されていた「くらしきぬ の シルクはらぱん」。
「あー!福田さんも『くらしきぬ』! いや、でも1万円を超えている。うーん、私には手が出せないかも…。でも間違いないやつ!」と思って見ていました。
ですが今、「これ、私、買ってもいいんじゃない?」って思っています。
計算しやすいように¥13,000として、冬3ヵ月履くとする。さすがに1枚だけじゃ洗濯できないから、2枚購入するとして計算すると、一日300円弱。(あってる?)
一日300円を安いと思うか、高いと思うか、どうする?私。
で、くらしきぬのサイトを覗くと、シルク100%レギンスなんかが出てきて、「これなら一年通して使えるぞ!?まずは一枚買ってみる?」なんて思ったりして。
(私、冷えとり靴下と同様に、レギンスも毎日履いています。)
「服の高いか安いかは、その着用頻度で考える。」と地曳さんがおっしゃっていて、感化されまくりの私。そうすると、今は私、主婦ですから、家で過ごす時間が圧倒的に長いんですけど、毎日つけるエプロンや室内履き、もっとこだわって、予算も引き上げてもいいんじゃない?と思っています。
また、ここに少し費やしてもいいんじゃない? 「本」
今月のLEE 7月号の特集、「暮らしの『ダウンサイジング』で人生が変わった!」にも登場されている、昼田祥子さんの著書、「1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話」を、私も少し前に図書館の貸出予約を入れたのですが、もう既に予約順位が3桁で。これは何年後に順番廻ってくるんだろう…。
会社員の頃は、通勤で電車に乗っている時間が長かったのもあり、今より読む量も買う量もそして本屋に寄るという頻度も多かったんですが、何度かの引っ越しで本を処分するときに、「一回しか読んでないのに、これを廃品回収に出すのってもったいないなぁ。」とすごく感じたんです。引っ越しまでに時間もなかったし、ただ手放すだけだったことに罪悪感がありました。「これただの紙じゃなくて、たくさんいいこと載ってるのにな。」、「でも、もう私の本棚いっぱいなんよな。」、「もう来週引っ越しなんよなぁ。」って。
そして主婦になり、本を読む時間も少なくなりました。自分で意識して時間をとらないと、なかなか読む時間がないし、昔のように「ちょっと気になる。」レベルで本を買っていたらお金もかかるしスペースも取られる。
幸い、今住んでいる市の図書館が充実していて、行くだけでも気になる本は沢山ある。
それでも「この本が読みたい!」というものは、予約しよう!まずは気になる本は借りて読んで、それでも手元に置いておきたかったら購入しよう!
そういうスタンスでこの何年かを過ごしてきました。
でも、昼田さんの本のように、話題のものはすぐには廻ってこない!私の順番になるまでもう何年も!
今までもそうやって借りてきた本が何冊かあるのですが、やっと自分の手元に廻ってきた頃には、「あー、そういえば予約してたな。」ということも多々。
本、もう少し買ってもいいんじゃない?そう思ったきっかけ。
100人隊の方が紹介されていて、私も読みたい!と思った本も、予約は入れるけど、「既にすごい順番待ち」ということもよくある。
NO.052 あおさんがご紹介されていた「小1の不安 これだけ!やれば大丈夫です」。
「うちのこどもも、あおさんのお子さんと同い年やん!」ということで、すぐに予約するも、人気の為、こどもが小学校入学前までに順番が来ない!慌てて2月に購入したんですが、もっと早く読んでたらよかった。この本、本屋さんでも「話題の本」のコーナーにあったのは知っていたのに、なぜそこで少し立ち読みして、買うかどうかのジャッジをしなかったんだ!私!
NO.057 しょこみちゃんのジェーン・スーさん「おつかれ、今日の私。」の紹介クリップ。
「図書館で予約いれてるんよなー。でもまだ廻って来るのは当分先ー。」と思っていたら、3月に順番が廻ってくるも、個人的にバタバタしていて「なんで今ー!?」と急いで半分ぐらいまで読んで泣く泣く返却した一冊。これ絶対急いで読む本じゃない!もっと味わって読みたかった!
そんなことが今年の2月3月に重なりました。
「今、読みたい!」の「今」をもう少し大事にしてもいいんじゃない?
そう思い始めていた頃、OURHOME Emiさんが、LEEwebのポッドキャストで話されていた、「自分への投資の為に本を買う。」ということ。こどもの習い事の月謝代ぐらいを毎月自分の本には我が家は費やせないけど(夢!)、今の私だったら、せめて月一冊は買ってもいいんじゃない?って思えたんです。
あと、本を手放す先を見つけたことも大きいかもしれません。
近所で、個人で経営されていると思われる古本屋さんを見つけて、そこがなんか面白そうで。けっこう近所なので詳細は伏せますが、ここなら、私の本も次の必要な人へと渡せるんじゃないかな。ただ捨てるだけではない「その先」を見つけられたのが、また本を買うことを自分に許した と言えば大げさですが、「あ、また買おう!」と思わせてくれたきっかけでした。
今月号の特集、手放し先リストが載っているところも、さすが!(P.136)
私も利用したことがあるお店から、「へー!こんなお店があるのね!」という情報が。
年に12冊買っていいわけですから、そういう気持ちで本屋さんに行くと、目につく、目につく、読みたい本が!
ここ何年かは、入口すぐの「話題の本」コーナーはチラ見、スルーで雑誌コーナーに直進していましたが、「池井戸!箱根駅伝!絶対おもろいやん!」(呼び捨てでごめんなさい)、「本屋大賞!津村さん、2位やったんや!」とか。津村記久子さん、好きなんです。
心浮きたつー!
こどもも学校で毎週「図書の時間」が始まり、家から読みたい本を持っていくというので、本屋さんで、自分の読みたい本を選ばせると、持ってきたのは「大ピンチずかん」!
やっぱりこどもも、話題の本が読みたいよね!それ、人気やもんね!
昨夏こどもが皮膚科に通院していて、そこの待合室に置いてあったんです。「大ピンチずかんの病院行こー!」と、大変お世話になりました。だから敢えて購入しなかったのですが、あれだけ読んだのに、やっぱり「好きな本はいつでも読みたい!」という気持ちはこどもも大人も一緒やなと感じました。
図書館で借りる本。購入して読む本。もうすこし自分の中での基準もゆるくして、どちらとも上手につきあっていきたいなと思います。
今回の地曳さんの本もそうだったんですが、たまに、「え?もう貸出してもらえるの!?いいの?ラッキー!」っていうことも何度か経験しています。「え?こないだ映画化された本なのに、予約順位3番って!ヤッター!」ってことも。タッチの差で私が予約入れるのが早かったのかな。こういうこともあるから、図書館の予約も楽しいです。
独身、会社員、実家暮らしだった頃の方が、今よりも自由に使えるお金の額は大きかった。
けれど、その頃の自分が靴下にインナーに、そこまでお金は費やせなかった。「そこにそれだけのお金を使うなら、ブラウスが欲しい!バッグが欲しい!」だった私。その時はそれで楽しかった。
そして、そういう時代があってこその「今」の私。これが年齢を重ねるということなのかしら。そう思っています。
017 みもざ
NO.052 あおさんのクリップ 他にもあおさんがご紹介されている本で、図書館で順番待ちしている本、何冊かあるんです…。
NO.057 しょこみちゃんのクリップ。私ももう一度、ゆっくり読みたいなぁ。
OURHOME Emiさんの出演回。自分への投資として、毎月本を購入されているそうです。8分12秒あたりのところでそのお話をされています。
017 - みもざ
主婦 / 埼玉県 / LEE100人隊
42歳/夫・娘(6歳)/手づくり部・料理部・美容部/結婚、夫の転勤により、生まれ育った大阪から埼玉に引っ越してきました。それから早6年。子どもを通じて信頼できる方とも繋がれたし、ひとりで過ごすのが好きだし……だけど、やっぱり、「私」として誰かと繋がりたい!自分の「好き」を発信し、これを機に日々のお料理を少しずつステップアップできればと思っています。よろしくお願いいたします。身長155cm。
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017 みもざ