Social Studies Tour!!
ヤマト運輸 羽田の巨大な物流ターミナル
羽田クロノゲートの見学コースに参加しました
春休みの或る日。羽田空港近くの、ヤマト運輸「羽田クロノゲート」見学コースに次男(新・小5)と2人で参加して来ました!(長男は別用事あり、末っ娘は関西のMY実家に宿泊中)見学実施日は火~日曜日(※月曜日が祝日の場合は実施→翌平日がお休み)。年齢制限はありませんが、9歳以下は保護者同伴要。見学に年齢制限がなく、土日も見学出来るのは嬉しいですよね…!
見学の所要時間は90分。ここ羽田クロノゲートは2013年に誕生、ヤマトグループのさまざまな機能を集結させた巨大物流施設なのです!!まさに日本の現代社会を支える物流システムの中枢であり最前線!!陸・海・空すべての輸送モードに直結する立地を活かした「スピード輸送」がこの羽田クロノゲートの一番の特長と言えます。スピードは時産に。時は金なり。時間の神様「クロノス」+玄関口「ゲート」の造語で「クロノゲート」と名付けたのだとか。
1階~7階まであり、1階と2階がトラック到着や仕分けエリア、3階~7階は修理・印刷・医療器具洗浄などなどの付加価値機能エリアです。見学コースを順番に紹介させてください。
【Part.1】100th anniversary!!
1919年創業。祝!!2019年に創業100周年!!
100THANKS
受付棟からエスカレーターを上がって連絡通路を渡ると、そこは物流棟。見学コースのスタートです!終始ツアーガイドさんが丁寧にアテンドしてくださいます。まずは見学コース入口の「100THANKS」では、ヤマトグループの歴史を学びます。創業100周年を記念して設立された「100THANKS」コーナー。ヤマトグループと「宅急便」の進化の歴史の展示があります。(※撮影OKエリアです。)一つひとつ埋められたキューブを取り出してみると、英語や中国語でも説明が書かれています。
クロネコマークは宅急便より前に、1957年に出来ていたことが意外でした。親猫が子猫を運ぶように大切に荷物を扱う、という意味が込められているそうです。
【Part.2】Visitor’s Hall
「宅急便」の歴史とその想い・羽田クロノゲートのビジョンを映像でより深く広く学ぶ
見学者ホール
見学者ホール以降は写真撮影NGエリアでした。「100THANKS」の後は、大型スクリーンのある見学者ホールへ移動し、「宅急便」の歴史や込められた想い、ヤマト運輸の現在について、すなわち環境負荷軽減・CO2排出削減などSDGsへの取り組み、羽田クロノゲートの今後の展望などを分かりやすく映像で学びます。自社トラック23,500台のうち約6割はEVトラックに切り替え済み、施設内の太陽光パネルで電気を循環させるシステムが既に確立、2050年には自社のCO2排出実質ゼロ(!!)を目指しているそうです。
ここ羽田クロノゲートでは、ただ運ぶだけではない、今までにない付加価値の高い便利なサービスを提供していて、たとえば病院の手術道具の洗浄、家電製品の修理、印刷代行、通関手続き代行などの流通加工を行うことでよりスピーディーに顧客に現物を届けることが叶う仕組みです。こんな付加価値サービスも行っているなんて、見学するまで全く知りませんでした…!!
【Part.3】Visitor’s Corridor
近未来的な物流システムの中枢!
見学者コリドー
今回の見学コースの大目玉!!物流ターミナルの心臓部です!!(※撮影NGエリアです)空中回廊から荷物仕分けの2階部分を見学出来ます。1階の着車バースで運ばれた荷物はロールボックスパレットに搭載して2階の仕分けエリアへ。ロールボックスパレット使用により荷物にかかる負担を大幅減になり人にも荷物にも優しいツールです。仕分けエリアでは1時間に48,000個もの荷物が高速で仕分けられて行きます!!48,000個は、10トン大型トラック75台分の荷物に相当。羽田クロノゲートの象徴的設備・スパイラルコンベアは3階~7階で流通加工された荷物を直接2階の仕分けエリアに運びます。(従来はエレベーターで荷物を運んでいたそうです)スパイラルコンベアにのせられた荷物は行き先ごとに識別されたバーコードをスキャン後クロスベルトソータに伝達され、荷物が一つずつ目的地別に仕分けられシューターへ。
この「クロスベルトソータ」がとっても近未来的で…!!セル1枚につき1つの荷物が載るようになっており、コンピュータでセルを予約→絶妙のタイミングで荷物が合流(リセンタリング機能)するようになっているんです。次男は「おーーー!!パッと間に入った!!」といちいち歓声を上げていました。
空中回廊に設置されたモニターで、3階~7階の「付加価値機能エリア」各フロアについて映像で学べます。「付加価値機能」とは、宅配便以外の仕事のことです。家電の修理(メンテナンス・サポートサービス・修理・配送)/医療機器のローナー支援(保管・洗浄・メンテナンス・配送)/さまざまな印刷(オンデマンドサービス・3Dプリンタでの模型製造)/超低温管理/通関業務/倉庫運営/ハンコ製造/機密文書処理・リサイクル/企業のリコール・自主回収支援/マルチ電子マネー決済端末レンタルなど多岐に渡るそうです…!!法人顧客の業務の一部を代行しているんですね。このように、物流を単なるコストから価値を生み出す手段に進化させた“バリュー・ネットワーキング”を担う流通加工の拠点が全国に110箇所もあるとのこと。
モニターでの映像を視聴した後は、再びツアーガイドさんによる説明が。今後の持続可能な輸送ネットワークの構築のため、ヤマト運輸専用の貨物専用機(フレイター)を2024年4月11日(つい先日!)から導入・運航がスタートしたようです!半導体や生鮮食品のスピード輸送が期待されています。次に話題は海外へ。国際輸送と国境を越えるクロスボーダーネットワークの話、関西・厚木・中部のゲートウェイと沖縄サザンゲートを通って海外へ運ばれトラックで国境を越える・飛行機よりも速く運べる陸路の話など。
【Part.4】Central Control Room
24時間休みなし!羽田クロノゲートのブレイン
集中管理室
ツアーガイドさんに誘導され、集中管理室へ。普段くもりガラスですが、ツアーガイドさんがボタンを押すとガラスが透明になって集中管理室の中をガラス越しに見られるように!!ICカードと顔認証で厳重に入退室管理され、作業リーダーの方が24個のモニターを通してベースの中、クロスベルトソータの異常のチェック、着車バース全体を監視しています。
【Part.5】Exhibition Hall
「ピッキング」お仕事体験も!
展示ホール
見学コリドー・集中管理室の後は、展示ホールへ。ヤマト運輸のさまざまなサービスを体感出来るエリアで、展示ホール内は撮影OKエリアでした。
ヤマト運輸のサービスの社会的価値を30個のコンテンツに整理・分類して引き出しに!!引き出しを開けると模型や本、映像やゲーム画面が出て来ることも!
壁面の文字と共に、引き出しを開けると各種サービスの内容が学べる仕組みです。
大人も子どももワクワクしながら引き出しを開けます。
最後に、羽田クロノゲートでも使われているピッキングシステム「FRAPS(フラップス;Free Rack Auto Pick System)」を使ったお仕事体験!!首にかけた見学者証のバーコードをスキャンすると9つの棚の中から1つ、ランプが赤く点灯!棚から品物を取り出し、またボタンを押すとランプが緑色に変わりピッキング完了。
ピックアップした袋の中身は、実は見学コース限定の記念品!!そのままお土産として頂けます♩
これにて見学コースは終了、各自解散となります。羽田クロノゲートの地域貢献エリア、スワンカフェ&ベーカリーでのソフトドリンク1杯無料券も頂きました。
【Part.6】Souvenir
社会科見学のお楽しみの一つ♡
限定品ばかり!見学の記念品いろいろ。
さて。FRAPSでピックアップしたお土産の中身の紹介です。まず、次男が引き当てたのがこちらの3点セット。伝票風と不在通知表風のメモが可愛い…!!クロネコ・シロネコのスティックのりと消しゴムもめちゃくちゃ実用的でこれまた可愛い…!!
私が引き当てたのがこちらの3点セット。クロネコ・シロネコのクリアファイルと輪ゴム、ネックストラップでした。ネックストラップがヤマト運輸カラーになっているのがツボです。
【Part.7】Photo Spot!
記念写真スポット・総合受付棟も
物流棟内・展示ホールにて見学コース解散し、出てすぐのところにフォトスポットが♡ アテンドしてくださったスタッフさんが撮ってくださいました。
物流棟を出て、総合受付棟へ。敷地面積約10万平方メートル(!)の羽田クロノゲート全景のジオラマが!!
奥に見えるのは、荷室まで歩いて入れるトラック「ウォークスルー1号車」。荷物の配達をスムーズにするためにヤマト運輸が開発したオリジナルトラックの実物です!
↓巨大なクロネコのぬいぐるみの前でもパシャッと記念撮影!
Lunch Time
地域貢献エリア
スワンベーカリー&カフェでランチ
総合受付棟を出た後は、次男が「おなか空いた~」と。ちょうどドリンク1杯無料券を2枚頂いたので、スワンベーカリー&カフェへ。スワンベーカリー&カフェは、障がい者雇用促進と自立支援を推進するグループ会社、「公益財団法人ヤマト福祉財団」が運営しているそうです。ランチセットに付いて来る、パンとスープ・グリーンサラダ。
次男はカニクリームパスタ、私はカルボナーラにしました!ちょうど良い量で、とっても美味しかったです…!!
Take out
スワンベーカリー&カフェでの購入品
カフェに併設されたベーカリーでは、家で留守番中の人たちへのお土産にパンも買って帰りました。ベーコンポテトパン、アップルパイ、チキンバーガー、ミルクフランスなどなど。
羽田クロノゲートは、ヤマトグループの各社がコラボして宅急便に付加価値を付けることで、「より早く、より高品質」を追求した、“バリュー・ネットワーキング”構想と名付けられた新たなビジネスモデルの中核を担う施設でした。見学コースは初めて知ることだらけで、元々普段から宅急便などでお世話になっていますが、見学後はますますヤマト運輸の大ファンになってしまいますよ…。荷物が早く丁寧に運ばれる最新の物流設備は一見の価値アリです!!公式HPにて見学予約が出来ます。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね◎
TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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