1月なのに雨が降ったり、かと思いきやドカ雪が降ったりと落ち着かない天気が続いています。
雪が降っても水分を含んだおもたーい雪なので雪かきのたびに筋肉痛になり、運動不足を実感しています…。
さて月に1冊は書きたいと思っていた読書記録ですが、少し久しぶりになってしまいました。
今年の1冊目は大好きな西加奈子さんの新刊です。
西加奈子「わたしに会いたい」
こちらの新刊、チェックしていたのですが、まだ読み終えていない本が数冊あったので手に取っていませんでした。
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しかし先日NHK「クローズアップ現代」での西さんのインタビューを観たら、今すぐにでも読みたくなってしまい翌日書店に走りました。
インタビューの内容は「クローズアップ現代」ホームページ内「取材ノート」にて読むことができます。見逃した方は是非。
「わたしに会いたい」は8作の短編が集録されています。
いとこと自分のドッペルゲンガーを探す「わたしに会いたい」、美しさにこだわり続けた女性の内側から話しかける存在とは「あなたの中から」、乳がんのため乳房を摘出することになったグラビアアイドル「あらわ」ーなど。
主人公それぞれが現代を一生懸命生きるが故の生きづらさ、それぞれの葛藤、前を向いていく姿にあー女性って大変、なんで女ばっかりと思ったり、自分の気持ちを代弁してくれているような気持ちになったり、克服していく様子に勇気をもらったり。
自分をケアすること
新年からばたばたしており本を開く時間がなかなか取れなかったのですが、こちらの本は読み始めたら止まらず、あっという間に読み終えてしまいました。
疲れて眠い日も西さんの言葉に触れたくて本を開き、読み始めたら最後。入り込んでしまい、なかなか読む手が止まらず、少しの間寝不足でしたが力強い西さんの文章に惹きつけられるのです。
読み終えて感じたのは、ついつい周りの状況などを気にしすぎて自分の思いを後回しにしがちですが、もう少し自分の気持ちに正直にいてもいいのかな、自分の思いを叶えてあげられるのは自分だけだし自分の気持ちを大切にしたいということ。
インタビューでも自分をきちんとケアしてからでないと他人に目がいかないのではとも話していました。
また正しさより優しさを大切にしたいということ。
コロナ禍で人との距離を取ることが正しいとなってしまったけれど、そんなとき困っている人に手を差し伸べに行けなかった。距離をとろうという思いができてしまったことがつらくて、というようなことを話していました。
世の中的な正しさはもちろん大切かもしれませんが、まずは自分の思いに正直に、「助けたい」と思った気持ちを大切に行動したいし、正しさばかりに気を取られず、優しさを持っていたいなと思いました。
インタビューで話されていたことが本を読んでさらに深まり、点と点が線でつながったような気持ちです。
最近少しばたばたしていて眉間にシワが寄ることが多くなってきました。
少し肩の力を抜いて、自分を労わりつつ優しさをもって生活したいです。
西さんの本、こちらで9冊目でした。
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きいろいゾウのカバーは息子に剥がされました…。
「サラバ!」を読んだ時の衝撃は今でも忘れられません。
エッセイ「まにまに」は大好きで何度読み返したことか。付箋がたくさん。
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これからも少しずつでも本を読む時間を大切にしていきたいです。
ちなみに次は直木賞を受賞された「ともぐい」を読みたいと思っていたのですが、本日書店で売り切れでした…。ざんねん。
相変わらず文章がうまくまとまってなくてすみません。
今の気持ちをつらつらと書いてみました。
大目にみていただけると嬉しいです。
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kano
事務職 / 北海道 /
35歳/夫・息子(4歳)・娘(1歳)/手づくり部・料理部・美容部/北海道の南の方で育ち大学進学にて上京。その後また地元に戻り暮らしています。料理すること、食べること、食事に合わせたお酒を飲むのが好きです。田舎で暮らし、四季折々新鮮なものを食べられる贅沢を日々感じています。ゆったり穏やかに日常を大切に、自分らしく自然体でいられるよう日々過ごしています。コスメ、ファッション、読書も好きです。身長166cm。
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kano