みなさんこんにちは、mikaco です。
第二子の出産もいよいよ目前、むすこと2人で過ごす時間も残りわずかになりました。
夫の粋な計らいにより誕生日プレゼントとして、そんなむすことの思い出作りに北海道白老町にある星野リゾートの温泉旅館、界 ポロトへ訪れました!
全室レイクビューの客室
界 ポロトはポロト湖畔に面しており、全室レイクビュー!
宿のコンセプトが「ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿」というだけあり。客室からは気持ちよく広がるポロト湖と、とんがり屋根の温泉小屋が見えます。
壁一面の窓、そしてその窓にピッタリと配置されたこのソファ席がとても気持ちよく、滞在中ここに座って外の景色を眺めている時間はまさに非日常でした。
白樺の木やオールをかたどった工芸品にはこだわりが感じられます。
アイヌ民族が大切にしているものを感じ取れる宿
4歳のむすこは北海道で暮らし始めてから、アイヌ民族博物館に訪れることが多かったこともあり、アイヌ民族について興味津々。アイヌの舞踊を見るのも大好きで、最近では、アニメ「ゴールデンカムイ」も見るようになりました。
木の枝を拾っては、登場人物の持っているキサラリ(耳の長いお化け)だと主張して振り回して楽しんでいます。
そんなむすこに嬉しい、アイヌ文化を感じられるお宿!
エントランスからロビーに入るとまず目に飛び込んでくる、暖炉。
アイヌ民族の集落(コタン)の広場をイメージしているそう。
火の神は唯一人間の言葉がわかるとされていて、そのため火を囲む文化をとても大切にしているアイヌの人々。
大切な人と火を囲って語り合う時間を過ごす場所として設けられています。
客室にも、囲炉裏を模した天然石の四角いテーブルがあります。夜、ここでのんびりとお茶をしながらぼうーっとする時間が至福でした。
界 ポロトを象徴するとんがり屋根の温泉も、アイヌ民族の狩り小屋をイメージしたケトゥンニ構造と呼ばれる三脚構造の造りとなっています。
滞在しているだけで、至るところにアイヌ民族の文化や精神性が感じられました。
“香りを持つものが魔を遠ざける“オリジナルハーブティー・イケマと花香の魔除けづくり
白樺の木がふんだんに使われているのが印象的なロビー。(なんと館内に500本以上もあるそう!)
ここにあるトラベルライブラリーには、さまざまな種類のハーブ茶葉が置かれており、それを自分で選びオリジナルのハーブティーを作り、頂きました。
アイヌの人々は「香りを持つものが魔を遠ざける」と考えており、その考えから花びらとイケマという強い香りを持つ植物の根っこを使った魔除けづくりの体験もできました。
暖炉を囲みながら過ごすゆったりとした時間。
むすことお揃いのアイヌ土産になりました。
北海道遺産にも認定、世界的にも珍しい“モール温泉“
界 ポロトには△湯と○湯と、温泉が二つあります。
どちらもモール温泉という植物由来の茶褐色のとても珍しいお湯。
“美肌の湯“とも呼ばれ、皮膚の再生を促す作用があり化粧水などにも含まれているフミン酸が多く含まれているそう。
滞在中、この二つの温泉を入っては出て、計5回も楽しみました!
肌の弱いむすこももちもちすべすべに◎
とんがり屋根の△湯の湯上り処。
三角の窓から見えるポロト湖の景色が美しく、ここでアイスキャンディーや冷たい飲み物を頂きながら過ごす時間もとても穏やかで、日々の慌ただしさもしっかりと洗い流されました。
むすこはアイスキャンディーを好きなだけ食べられてご満悦!
北海道の食の豊かさを体感できる夕食
楽しみにしていたお食事。
北海道の食材がふんだんに使用されていて、一つ一つがとても丁寧。
お造りの魚は新鮮でぷりぷり!(妊娠中ということで別メニューもありましたが、わたしはどうしても食べたくて生物を頂いてしまいました。)
北海道産のきのこのお出汁が効いた土瓶蒸し、地元の特産品のお肉、どれも一口運ぶごとに口の中が幸せでいっぱいに!
器などもアイヌ文化を感じられるものが使われていました。
今回は妊娠中ということで、ノンアルコールの「ほうじ茶モスコミュール」と「赤紫蘇ヨーグルト」をお共に。
お酒が好きで飲みたくても飲めないわたしのような人でも大満足!
日本酒飲み比べもいつかリベンジしたい!
むすこのお子様膳も豪華で、大人でも満足出来てしまう内容に驚き!
食事中、スタッフの方のご配慮で塗り絵やお絵かき帳を頂きました。
どうしても大人の方が時間がかかる旅館の食事タイム、子連れに有難いお気遣いです◎
そして誕生日が近かったということで、お祝いのメッセージが添えられたデザート、そして写真のプレゼントまで!このあたりは、さすが星野リゾートクオリティ!
輝く湖畔を眺めながらの朝食
朝、5時台に目を覚ましたむすこ。窓際のソファで日が昇るのを眺めて過ごす気持ちの良い朝でした。
この日は白鷺がずっと宿のお庭に滞在し、姿を見せてくれていました。
朝食は幸運なことに眺めの良いお席。
ここにも白鷺が顔を出してくれました。
穏やかな景色を眺めながら頂く贅沢な朝食です。お魚や昆布なども北海道産。
オハウというアイヌ民族の主食から着想を得た、じゃがいものすり流し鍋。
温かく優しい味に体がホッとします。
むすこにも大人と同様の朝食が用意され、親子共に朝から身も心も満たされました!
子連れにも優しい上質旅館
むすこが4歳で、ほとんど手がかからなくなったということもありますが、宿の方のお気遣いなどのおかげで、子連れでもストレスなく安心して過ごすことができました。
チェックイン時にはむすこにも飲み物を用意してくださったり、友人と夫からのプレゼントも予め部屋に用意してくださったり、随所で感じるサービスの温かさにまた遊びに来たい、と強く感じました。
「かえりたくない・・・」と泣きべそをかくぐらい、むすこも大いに滞在を楽しめたよう!
今度は、新メンバーを迎えて家族みんなでまた訪れようと思います。
界 ポロトから車で5分!卵の素材がおいしい「Mothers+」
チェックアウトしてから、近くのお店へ。
12時と、比較的ゆっくりの時間のチェックアウト。(子連れだと有難い!)
朝食をたっぷりと頂きまだお腹の容量が満たされていたので、別腹を満たしに行くことに。
併設されているお店では、親子丼や卵かけご飯も!
産まれたての卵を使用した、プリンやソフトクリーム、シュークリームなどが販売されています。
むすこはおっきなソフトクリームを1人でペロリと、わたしは欲張りなので2つの味を楽しめるプリンソフトクリームを。
北海道らしい広い敷地内で思う存分体を動かして楽しんだむすこ。
帰りの車内では寝息を立ててぐっすりとねむっていました。
大満足の親子旅
家族が増えることで、これまでむすこと作ってきた暮らしのリズムがきっと一変するはず。
その前に、こうして2人きりで向き合える時間を設けることができて、この旅をプレゼントしてくれた夫には本当に感謝です!
誕生日を迎え35歳になり、いよいよアラフォーに足を踏み入れることに!
40代を迎えることがとても楽しみ。5年後、今よりもっと自分を好きでいられるよう、日々を大切に過ごしていきたいです◎
032 - mikaco
親子のための手仕事ワークショップ主宰 / 北海道 / LEE100人隊
35歳/夫/息子(5歳,0歳)/手づくり部・料理部・美容部ドタバタな日々の中で"ゆとりのあるほどほどな暮らし"を模索中。転勤族の夫と共に、田舎暮らしへの憧れから各地を転々とし、現在は北海道に暮らして2年が経ちました。食べること、作ること、そして自然に触れることに幸せを感じます。こどもとまっすぐ向き合うため、チャイルドコーチングマイスター、モンテッソーリトレーナーの資格を取得。自宅のお庭で畑仕事をしながら、ハーブや薬膳についても勉強しています。わたしなりの"心のゆとり"を発信してゆきたいです!身長171cm。
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